なぜかTGスタッフのアテンド付きでチェックイン
東京からバンコクに到着、2泊して用事を済ませてからチェンマイに戻る。
以前この区間はPG(バンコクエアウェイズ)を利用することが多かったのだがコロナ禍以降便数が激減し、都合のよい時間のフライトがまったくないため最近はWE(タイスマイル航空)を使っている。
が、そのWE(タイスマイル航空)も2023年10月をもって運航を停止しこの路線はTG(タイスマイル航空)に引き継がれる(過去に戻る)ことがすでに発表されている。
なので、自分的には今回がおそらく最後のWE(タイスマイル航空)でのバンコク・チェンマイ間のフライトになるだろう。
市内のホテルから予約していたリムジンでスワンナプーム空港へ。
今回は10時過ぎのフライトで、万が一渋滞に巻き込まれたら面倒なので時間に余裕を見てリムジンを予約しておいたのだが、空港までは一般道も高速もガラガラで30分ほどで着いてしまった。
リムジンがAOT(タイ空港公社)のだからかどうかわからないが、スワンナプーム空港ではいつも一番手前近くに止まる。
今回も同様で、いつも通り車を降りドライバーがトランクから出してくれた荷物を受け取ってターミナルに入るつもりでいたら、なぜかTGのロゴワッペンのついた金色のベストを着てカートを押した男性スタッフが車に来て、自分の荷物を乗せて「どうぞこちらへ」とエスコートしてくれた。
「自分はタイスマイルの国内線でチェンマイに行くんだよ」と言ったが「だいじょうぶです。私がチェックインまでアテンドしますので」というのでお言葉に甘えてついていくことにする。
今回は一般的にはビジネスクラスと呼ばれている「スマイルプラスクラス」での搭乗なのでそれをスタッフに伝えると、そちらのチェックインカウンターの列に並んだ。
順番が来ると、スタッフは自分が渡したパスポートとEチケットを職員に渡し荷物をベルトに乗せるとあっという間に去って行った。
このところ日本に一時帰国する時はTGのビジネスクラスを連続で使っているのだがこのようなサービスを受けたことは一度もなく、単にヒマだったから手伝ってくれたのかそれとも何か理由があったのかは今もって判然としない。
チップ目的なら別れ際に何となく雰囲気でわかるものだが、渡す時間もないくらいだったし。
ともあれ無事にチェックインを終え、パスポートと搭乗券のチェックを受けてエスカレーターを降り、長い動く歩道を経て国内線の搭乗ゲートへと向かう。
今回はスマイルプラスクラスでの搭乗なのでロイヤルシルクラウンジを使えるのだが、最近お気に入りのプライオリティパス【楽天プレミアムカード があれば無料で作れます!】で利用可能な「コーラルラウンジ」で搭乗までの時間を過ごした。
3列の真ん中を開けたスマイルプラスクラス
搭乗時刻の少し前にラウンジを出て、手荷物検査を受け搭乗ゲートに向かった。
待ち合いスペースからは、これからチェンマイに飛ぶ機材がよく見える。
チェンマイ行きはいつもなのだが、予定時刻から30分ほど遅れて搭乗が始まった。
WE(タイスマイル航空)の「スマイルプラスクラス」は一般的に言えばビジネスクラスに当たるのだが、機材はエアバスA320-200型機で3*3列のコンフィグレーションとなっておりそれの前4列だけ真ん中の席を使わず二人がけにしたいわゆる「なんちゃってビジネス」だ。
なので、隣席は空いていて広いのだが前席との間隔はやはり狭く感じる。
席につくとすぐに使い捨てのおしぼりが配られた。
1時間のフライトでもしっかり食事が出る。
搭乗時刻開始が遅れた分ピッタリの30分遅れで搭乗機はゲートを離れチェンマイに向かってスワンナプーム空港を離陸した。
バンコクからチェンマイまではたった1時間のフライトなのだが、スマイルプラスクラスの乗客にはキチンとした機内食が出される。
飛行機がまだ上昇中のうちからテーブルにクロスが敷かれ食事の準備が始まった。
飛行時間が短いのでもちろん選択肢のないワンプレートでの提供なのだがドリンクの注文はちゃんと取りに来てくれるので、この日はコークゼロをリクエストした。
メインディッシュは白身魚のフライの甘酢あんかけにご飯。
デザートは杏仁豆腐風のフルーツゼリーだったが、甘くないかわりに他の風味もほとんど感じられなかった。
食事中にコーヒー紅茶の温かい飲み物も提供されたが、自分はいただかなかった。
食事の時間は実質15分もなかっただろう。
あわただしさは多少あるが、WE(タイスマイル航空)が実質LCCであることを考えればこれだけのサービスをしてくれるだけありがたいと思う。
雲の多いチェンマイに着陸、10分で外へ
食事を終えるか終えないかのうちに搭乗機はチェンマイ空港着陸に向けて高度を下げ始めた。
分厚い雲の下は細切れになっていて、雨季の緑が濃い北タイの美しい地面が見えて来た。
離陸は予定より30分遅れだったが、フライト時間にサバを読んでいるためチェンマイ空港にはほぼ定刻に到着した。
チェンマイ空港から見たドーイ(山)ステープは上の方が雲に覆われていた。
スマイルプラスクラスの乗客は優先搭乗&降機なので、真っ先に機外へと出た。
この日は一番端のゲートに着いたため、アプローチを歩かされる。
もっとも、スワンナプーム空港に比べればまったく問題にならない距離ではあるが。
ほぼ先頭で預け入れ荷物の受け取りターンテーブルに着いたが、当然まだ荷物は回っていなかった。
前回PG(バンコクエアウェイズ)便でチェンマイに着いた時は荷物が出て来るのに時間がかかり15分以上待たされたのだが、今回は早かった。
おそらく待っていたのはほんの3~4分だと思う。
当然スマイルプラスクラスの乗客の荷物は真っ先に出て来てサッとそれを受け取ると一般エリアへと出た。
今回は降機からここまで10分もかからなかった。
ロビーに自分の名前が書かれたプレートを持ったスタッフと落ち合い、用意されていたリムジンに乗って自宅へと戻った。
この便で帰チェンすると午後はほぼ丸々使えるので、部屋をザッと掃除したり当座必要な食料品などを買い出したりすることができるのがよい。
再びのチェンマイ暮らしスタートだ。
コメント