今回の一時帰国では、タイ・日本間をベトナム航空で往復した。
チェンマイからまずは国内線でバンコク・スワンナプーム空港へ飛び、4時間ほど時間をつぶした後にチェックイン、ラウンジで過ごしてからちょうど1時間ほどのフライトでベトナム・ホーチミンシティのタンソンニャット空港に到着した。
ここで飛行機を乗り継いで、日本の東京・成田空港へと向かう。
タンソンニャット空港はバンコクや香港のようにハブ空港としては機能していないため、空港もこじんまりとしたもので、乗り継ぎの手荷物検査も通路脇の臨時仮設のように見える場所でサッと済み、飛行機を降りてから10分もかからずに出発ロビーに入れた。
今回はビジネスクラスなので、成田へと向かう便の搭乗時間まではラウンジで過ごす。
ベトナム航空は、ここホーチミンシティのタンソンニャット空港に「ロータスラウンジ」という名のラウンジを持っており、それは乗り継ぎ客が出発フロアに入る扉のすぐ脇にある。
過去にも使ったことがあるので、エレベーターに乗って向かおうとすると……
以前はなかった1階にもラウンジができているではないか!?
3年ほど前に同じように日本に一時帰国するために乗った時はラウンジは3階にしかなく、夜0時近くになると出発便が重なるせいでまるでスワンナプーム空港のTG(タイ国際航空)ラウンジのように激混みになってぜんぜん落ち着かなかった記憶が残っていた。
そして、さらにその前年にベトナム航空を使った時には3階がなく1階だけにラウンジがあり、古~いゴージャスな応接セットのような家具が並び昔ながらの空港ラウンジの雰囲気が濃厚に漂っていてかなり気に入っていた。
おそらく3階だけではさばききれなくなったラウンジ利用客を収容するために1階を再オープンさせたのだろう。
「ひょっとすると、昔のあの雰囲気のラウンジそのままだったりして……」というたぶんかなわないであろう希望を持ちつつ、今回は1階に降りてみることにした。
エレベーターを出るとすぐにレセプションカウンターがあり、そこでボーディングパスを見せてチェックインしてから中に入る。
入口では、蓮の花を持った女性のボードが出迎えてくれた(タイトル下の写真)。
ラウンジの構造自体は昔と同様細長い真四角形だったが、内部はすっかりきれいに改装されていた。
窓際の席は4人掛けのソファー中心で、窓の外には飛行機が間近に見える。
自分がラウンジに入った時にはまだ客は数人しかいなかったので、奥のほうの4人掛けのソファーを独り占めだ。
電源コンセントは床に埋め込まれている。
コンセントはタイと同じ形状なので、アダプターなどは不要だ。
もちろんwi-fi完備で、パスワードなどはテーブルに小さなプレートで貼り付けられている。
荷物を置いて一息ついた後に、飲食物のコーナーを眺めに行った。
ここのラウンジは昔から飲食物は充実していたのだが、それは変わっていなかった。
ベトナム料理も、フォー(米麺)や生&揚げ春巻きなどがある。
ドリンクも各種揃っている。
いかにも身体によさそうな、デトックス・ドリンクもあったので、自分はこれをいただきました。
バンコクからホーチミンシティへの便でしっかりとした食事が出たためあまりお腹は空いていなかったのだが、ここに来るとやっぱりこれははずすことができない。
フォーボー(牛肉入りベトナム米麺)とチャーゾー(揚げ春巻き)、ゴイクン(生春巻き)だ。
空港のラウンジなのでもちろん街なかで食べるのとは微妙に違うけど、フォーは付け合わせや調味料も色々置かれていて、それらを好みで乗せてから自分でスープをかけるという、結構本格的だ。
キャセイパシフィック航空や全日空のラウンジみたいに、オーダーしたら誰かが作ってくれればなおいいのだが……
ベトナムは過去に3回旅をしたことがあるけれど近年はすっかりご無沙汰で、なかなか食べることのできないベトナム料理をラウンジで楽しみながらくつろいでいたら、ラウンジ内もかなり混みあってきて、席もほとんど埋まってしまった。
が、それもほんの一時で、自分が搭乗するベトナム航空便の搭乗時刻の頃には再び空席も目立つようになっていた。
この日は搭乗ゲートが近かったので、モニターで搭乗便のステイタスが「Boarding」に変わったのを見届けてからゆっくりとラウンジをあとにしたのだった。
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