【チェンマイで暮らす】メーサーイ土産のタイヤイ(シャン族)料理をたっぷりごちそうになる

チェンマイの友人宅で食べたさまざまなタイヤイ(シャン族)料理食関連
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この記事は、旧サイトにアップしていたのを改訂・移設したものです

7月**日はアーサーラハブーチャ(三宝節)で自宅近くの寺院にお参りに行ったのだが、雨が降っていなければお濠の北外側のチャーンプアック門にほど近いところにあり、タイヤイ(シャン族)が大勢お参りに訪れるワット・パーパオに行ってタイヤイ(シャン族)料理を食べるはずであった。

チェンマイ中心部にあるタイヤイ(シャン族)寺院 ワット・パーパオ
チェンマイ市内中心部、旧市街のお濠の北辺外側の通り沿いにある普通のタイ仏教寺院とは一味違ったタイ北部ならではのタイヤイ(シャン族)寺院、ワットパーパオの紹介

 

雨のせいで行くことができず「今年のこの時期は、タイヤイ(シャン族)料理を食べそこなっちゃったなあ……」とちょっと残念に思っていたのだが、偶然であろうかそのすぐ後に、昔から付き合いのあるタイヤイ(シャン族)の友人から「家にタイヤイ(シャン族)料理があるから食べに来ないか」と誘われた。

 

これは、すべての用事をすっ飛ばしてでも行かなければならない。

 

雨の降る中、すぐに家を出て車を20分ほど運転して友人の家におじゃました。

聞いたところ、友人の知り合いがタイの最北端にしてミャンマーとの国境の街、メーサーイに出かけていて、お土産として持って来てくれたのだという。

 

料理は、カントーク(脚つき台)の上にきれいに並べられていた(タイトル下の写真)。

 

まずは、代表的なタイヤイ(シャン族)料理、カーオフンだ。

この日は2種類のカーオフン・カオとカーオフン・トゥアリンの2種類があった。

 

チェンマイの友人宅で食べたタイヤイ(シャン族)料理のカーオフンカオ

チェンマイの友人宅で食べたタイヤイ(シャン族)料理のカーオフントゥアリン

 

上の白いのがカーオフン・カオ、下の茶色っぽいのがカーオフン・トゥアリン。

名前に「カーオ」がついているのでおそらく主な材料は米だと思うのだが、食感的には葛餅を少し固くしたような感じとでも言えばいいだろうか。

下のカーオフン・トゥアリンは、トゥアリンという木の実(?)を入れているのでこういう色になるらしい。

皿の左側のつるんとした感じのものが普通の方法(容器に入れて固める)で作ったもの、右側の少し形の崩れているのは板状に薄く伸ばしたものを折りたたんで固めたのだそうだ。

後者のほうが硬くて歯ごたえがある。

 

トゥアリンというのはどんな実なのか、自分のタイ語能力では説明されてもわからなかったのだが、最初聞いた時は一瞬ドリアン(タイ語ではトゥリアンと言う)かと思ったぞ(笑)

自分はドリアンが苦手なので、違っていてよかった。

 

もう一種類、カオソーイ・ノーイというのもあった。

 

チェンマイの友人宅で食べたタイヤイ(シャン族)料理のカオソーイノーイ

 

これはタイではクエティヨウ(米麺)と呼ばれるものの一種で、タイ人は基本は麺として食べるのだが、タイヤイ(シャン族)はこの板状のまま食べることが多いようだ。

今回はプレーンなものだったが、豚の挽き肉を混ぜて作ったものも以前食べたことがある。

ビヨ~ンと延びるので、麺というよりも中華料理にある腸粉により近いと思う。

弾力があって、一枚一枚きれいにはがすのがむずかしい。

 

この3種類の、言ってみれば主食をタレにつけていただく。

 

チェンマイの友人宅で食べたタイヤイ(シャン族)料理のカーオフンのタレ

 

タレは唐辛子ペーストをベースにピーナツ、油などが加えてあってかなり辛いが、ゴマ油も入っていたりして香りがよい。

直接このタレにカーオフンやカオソーイ・ノーイをつけて食べてもいいのだが、一緒に用意されている野菜と一緒のほうがよりおいしくいただける。

 

野菜は、サラダ菜ようなもの、パクチー、それに万能ネギのようなものをざっくり切ったものがあった。

 

チェンマイの友人宅で食べたタイヤイ(シャン族)料理のカーオフンの付け合わせ

 

サラダ菜のようなものにカーオフンやカオソーイ・ノーイ、それにパクチーや万能ねぎのようなものを乗せてから巻いてタレにつけて食べる。

カーオフンやカーオソイ・ノーイ自体にはほとんど味がなく、こうして食べれば野菜もたくさん取れるのでとてもヘルシーな感じがするぞ。

 

この日は、さらにもう一品料理が用意されていた。

「カーオ・ガンチン」というものだ。

 

チェンマイの友人宅で食べたタイヤイ(シャン族)料理のカーオガンチン

 

米を豚の血と脂身と一緒にして炊いたもので、チェンマイではカーオ・ギヨウという名前で売られている。

ちなみにこの「ギヨウ」とはタイヤイ(シャン族)のことで、本を読んでいると彼らのことを「コンギヨウ(ギヨウ人)」と書いているものも多い。

カノムチン・ナムギヨウもタイヤイ(シャン族)のスープ(ナム)という意味になる(材料のひとつにギヨウという名の花が使われている、という意味もあるが)。

上に揚げにんにくを散らして赤唐辛子が添えてある。

少しねっとりとした食感であるが、豚の血の生臭さとかはまったく感じられない。

こういう米に豚の血と脂身を入れる、なんていう料理を食べたり、さまざまな内臓料理をチェンマイで口にしたりすると、「肉を食べる習慣が長年なかった日本人に比べると、こちらの人たちははるかに動物の食べ方をよく知ってるよな~」と思ってしまう。

 

こちらもタレをつけていただく。

 

チェンマイの友人宅で食べたタイヤイ(シャン族)料理のカーオガンチンのタレ

 

こちらにも唐辛子が使われているのだが辛さはほとんど感じられず、逆にかなり甘い。

といっても砂糖の甘さとは明らかに違うので、何か別のものが使われていそうだ。

このちょっと独特の甘さはこちらにいると時々口にすることがあるのだが、自分は最初はなかなかなじめなかった。

 

こちらにも付け合わせの野菜がある。

「ハークスゥー」という野菜だそうで、左に細長く伸びている根の部分を食べる。

 

チェンマイの友人宅で食べたタイヤイ(シャン族)料理のカーオガンチンの付け合わせ

 

口にしてみてビックリ、風味は生らっきょうそのものなのだ。

ねっとりとした食感のカーオ・ガンチンと甘いタレの後に食べると、さっぱりした風味が実によく合っている。

 

チェンマイでは普段なかなか楽しむことのできないタイヤイ(シャン族)料理をたっぷりごちそうになり、アーサーラハブーチャ(三宝節)でワット・パーパオに行くことのできなかった分をすっかり取り返した気分になったのであった。

自分がタイヤイ(シャン族)料理を好きなのを覚えていてくれて連絡をくれた友人に大感謝の一日であった。

 

消え去った世界-あるシャン藩王女の個人史
文芸社
シャン州の藩王の娘だった著者が英国による植民地支配、戦時下の日本軍政、軍事政権下のミャンマー……ドラマチックに激動の時代を綴る

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