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【チェンマイで暮らす】再入国時のTM30届出はやはり必要。ただし全員ではない(たぶん)

チェンマイイミグレーションオフィスのTM30事務所 TM-30
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チェンマイで長期滞在生活するための手続きに必要となる書類、プロセスなどについては予告なく変更されますので、必ず当該官庁にて最新情報を確認してください

要不要が判然としなかった再入国時のTM30届出でイミグレへ

日本への一時帰国を終えてチェンマイへと戻った。

バンコクに立ち寄ったためタイに入国してからすでに4日が過ぎていたが、チェンマイ(タイ)に居住する外国人がタイに再入国した際とにもかくにも真っ先に行わなければならないのがイミグレーションオフィスへの「TM30」と呼ばれる届け出だ。

TMとはトーモー(ตม=イミグレーション)の英語表記で、我々外国人がタイに長期滞在する時に提出する書類のほぼすべてがTM+番号で整理されている。

TM30の正式名称は「Notification Form For House-Master,Owner Or The Possessor Of The Residence Where Alien Has Stayed=外国人が滞在する住居の主人・オーナー・所有者のための届け出書」というもので、外国人に住居を貸している家主が行なわなければならない。

だが家主がTM30の届出を間違いなく行っている、という証明を外国人が持って(パスポートに証明書が添付されて)いないとビザ更新ができないということで、借主側でも手続きが必要になっている。

しかも、タイに再入国するたびに届出が必要ということで90日レポートと並んで不評な手続きだ。

このTM30、コロナ禍のさなかに一時停止、あるいは廃止になる(なった)というニュースがタイの日本語ニュースサイトに複数回掲載されたことがあったのだが、その後はピタッと話題にならなくなった。

また一方で、過去記事にお寄せいただいたコメントでは

2020年6月30日から、大きな変更がありました。
従来は、海外からタイに入国するたびに、イミグレに、TM30の手続きに行く必要がありましたが、2020年6月30日以降は、チェンマイでの住所に変更が無ければ、タイ入国後の、TM30の手続きは不要になりました。

とのことで、どうやら情報が錯そうしているようだ。

自分は今年(2023年)6月に引っ越しをした関係で、新たにTM30の届け出をし直した。

なので制度そのものは一時停止や廃止にはなっていないことはわかったのだが、窓口で再入国時の手続きの要不要について確認したところ上記記事にあるように職員の回答が今ひとつ判然としなかった。

そのため、「次に自分がタイ国外に出て戻ってきたらパスポートを持ってイミグレーションオフィスを再訪すれば答えが出るだろう」と考え、今回チェンマイに戻って来たその日のうちに自動車を運転してイミグレーションオフィスへと向かった。

中はガラガラ、すぐに手続きは完了

チェンマイのイミグレーションオフィスは駐車スペースがほとんどないため、向かいの有料駐車場に車を止めて徒歩で道路を渡って敷地へと入る。

TM30の手続きはイミグレーションオフィスの建物の左手裏の独立した平屋の建物で行う。

敷地に入ったら建物を回り込むように左に進み、90日レポートのドライブスルー提出窓口を通り越した先にある。

大きく「TM30」と書かれた看板が出ているのですぐにわかるだろう。

チェンマイイミグレーションのTM30の建物

すぐ隣はコピーサービスのコーナーになっており、タイミングによってはかなりの人が並んでいたりする。

必要なものは、パスポートとTM30届出済証(通常、パスポートの最終ページにホチキス止めされている)だけだ。

中に入って機械で受付番号をプリントし、誰も座っていないズラリと並んだ待合用のイスの脇を通り過ぎて事務処理スペースに向かうと3つある窓口はすべて埋まっていたが、自分がそこに着くとほぼ同時に1組が立ち上がり席を後にした。

係官が席を指さし「どうぞ」とのことなのでチェアに座り「海外からタイに再入国してついさっきチェンマイに戻ったのですが、TM30の届出は必要ですか?」とたずねると、20代後半くらいの女性係官(たぶんインターンではなかった)は「外国から戻ったのですか?パスポートを見せてください」と言い、自分のパスポートを受け取るとこちらには何も言わないままパソコンをパチパチと打ち始めた。

何か返事が戻って来ると思い待ってみるが係官はずっとパソコンのモニターに向き合ったままで、そのうちプリンターから何かをプリントアウトすると一部をハサミで切り取りパスポートの最終ページにホチキス止めされていた古いTM30届出済証をはずしてからそれにつけかえた。

「เรียบร้อยแล้ว(終わりました)」と言ってこちらにパスポートを手渡すと、係官の女性は話しかける暇も与えずに席を立ってどこかに行ってしまった。

これ以上イスに座っていてもしょうがないの自分も立ち上がってパスポートを見ると、TM30の届出済証が確かに新しいものに差換えられていた。

パスポートにホチキス留めされたタイのTM30用紙

再入国時のTM30届出はやはり必要。ただし全員ではない(たぶん)

ここでの見解はガネッシュ個人によるものです。内容の正確性についていかなる保証をするものではありません

今回も直接イミグレ係官に本当のところはどうなのか確認することができなかったので、以下は前回の経験も合わせた再入国時のTM30届出についての個人的見解だ。

再入国時のTM30届出は必要か? → 必要

不要なら、今回の自分は「不要です」とか言われてそのままオフィスを後にしたはずだ。

届出は誰がするのか? → 外国人に住居を貸している家主(個人または集合住宅の管理事務所など)が原則

冒頭に記した通り本来であればTM30の届出は外国人に住居を貸している家主が行なわなければならないが、ビザ更新などに必要なため住居の借主である外国人も届出していた。

それがどういう経緯かはわからないが、法律の原則により忠実にまずは家主が再入国時のTM30届出するべきということになったのではないだろうか。

なぜこう推測したのかというと、前回自分がこの件についてイミグレで確認したところこちらには目もくれずに同席していた大家さんに向かって自分が再入国した際の届出方法などを説明したからなのだが(TM30のアプリができていて家主はそこから届出できるようになっている)。

また、2023年9月にとあるタイの公的機関から送付されたメールには次のように書かれていた。

外国人のTM30については、ホテル法に基づき認可ホテルの管理者、または住居所有者または不動産管理会社等が行います。ご自身がオーナー様でない場合は、オーナー様や不動産会社等へご確認いただきますようお願いいたします。(太字アンダーマーカー:ガネッシュ)

なので、家主やコンドの管理事務所が届出を済ませていれば、外国人がタイに再入国してイミグレに行っての登録は「不要」ということになるのだろう。

家主(個人または集合住宅の管理事務所など)が届出しない場合のみ外国人の届出が必要

自分の場合はこれにあたる。

上記メール文面に沿って考えれば、オーナーや不動産会社に確認した結果再入国時のTM30届出がなされていなければ、借主である外国人が行わなければならない、ということだろう。

タイ再入国時のTM30届出の要不要フロー

家主がTM30を提出した場合は借主のパスポートにはTM30の届出済証がホチキス止めされないが、ビザ更新時などにはおそらく提出されているかどうかのチェックがイミグレーションオフィスの管理システムの中でチェックできるようなっているのだろう。

ビザ更新時などのチェックがもうなくなっている(=TM30をキチンと届け出ていなくても更新できる)可能性もなくはないだろうが、自分が発給されているビザは更新などの手続きが不要なので実際のところはわからない。

ただしTM30の制度そのものは存在しているので、引き続き再入国時の届出は家主・借主(外国人)のどちらかはともかくやっておいたほうが間違いないだろう。

届出をしていないために怒られる(最悪ビザ更新ができなくなるとか)ことはあっても届出をしていたからといって怒られることはないだろうから。

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