プライオリティパスで使えるようになったロイヤルオーキッドラウンジ
これまでチェンマイ空港国内線ターミナルでプライオリティ・パス【楽天プレミアムカードがあれば無料で作れます!】を持っている人が使えるラウンジは、一般エリアにあるバンコクエアウィズの「ブティック・ラウンジ」と制限エリアにある「コーラル・エグゼクティブ・ラウンジ」の2個所だった。
ただ、現在はコロナ禍でバンコクエアウェイズの便数が極端に減っている関係で「ブティック・ラウンジは」が営業しているのは同社のフライトがあるわずかな時間帯に限られており、実質的には「コーラル・エグゼクティブ・ラウンジ」のみだったと言っていいだろう。
が、ここに新たにタイ国際航空(TG)の「ロイヤル・オーキッド・ラウンジ」が加わった。
現在タイ国際航空(TG)はチェンマイには就航しておらず、かわりに同社のLCC版であるタイスマイル航空が飛んでいるのだが、LCCと言っても「スマイルプラスクラス」という3列席の真ん中を開けた「なんちゃってビジネスクラス」がありその搭乗客はここを使うことができた。
ただたったの12席しかなく、おそらく経営効率改善のためプライオリティ・パス【楽天プレミアムカードがあれば無料で作れます!】保有者にも開放したのだろう。
このラウンジは長期間の改装を終え2018年11月にリニューアルオープンしており、比較的内部もきれいで落ち着いた雰囲気なので、自分は3つのラウンジの中では一番のお気に入りだ。
手荷物検査場を過ぎて右に向かった端にある
「ロイヤル・オーキッド・ラウンジ」は、セキュリティチェックを終えてゲートが並ぶロビーに出たら右に進んだ奥の突き当り手前右手にある。
改装前は扉がなく外の騒がしい音が筒抜けでまったく落ち着かなかったのだが、ガラス扉がついて隔離された空間となった(タイトル下の写真)。
中に入るとすぐ左にチェックインカウンターがあるので、搭乗券を見せてwi-fiのパスワードをもらおう。

ラウンジのスペースは、大きく分けるとチェックインカウンター前と横、加えて奥に進んだところの広いエリアがある。
いずれもゆったりと席が配置されているが、前者は人の出入りが激しい通路前になるので、空席があるなら奥に行ったほうが絶対にいい。

ほとんどの座席の脇に電源コンセントとUSBジャックがあり、その点ではスワンナプーム空港のロイヤルオーキッドラウンジよりも使い勝手がよい。

飲食物も結構充実。バミー(中華麺)もある
飲食物コーナーは、ラウンジ奥の左手にある。

ラウンジ自体の規模が小さいのでこじんまりとしているが、バリエーションは非常に富んでいる。
特筆すべきは、バミー(中華麺)があることだ

チェーフィングディッシュの中にスープが入れられており、脇に置かれている陶器に入った麺にかけていただくようになっている。
ルークチンプラー(魚つみれ)のバミーだった

アイスクリームもおいしい


パートンコー(中華揚げパン)や点心

エクレアやドライケーキ

ゼリーとフルーツのコーナー

カップ麺も山積みだ

ドリンク類も豊富だ



キャパオーバーの国内線フロアでは利用価値大
コロナ禍前のチェンマイ空港国内線ターミナルの制限エリアは便数の急増に伴って完全にキャパシティオーバーに陥っており、席を確保できない搭乗客が床の至るところに座り込んでいたり、場をわきまえない中国(本土)人旅行者が集団で大声を張り上げていたりして、飛行機に乗る前に疲れてしまうくらいだった。
2022年5月現在そこまではひどくないが、そもそもスペースが狭いためすでにかなりの搭乗客でゲート前のイス席は混みあっている感じだ。
だが、さすがにこの「ロイヤル・オーキッド・ラウンジ」内は別世界で、出発ゲートも至近なのでボーディングぎりぎりまで滞在することができるので、利用価値は高いと思う。
タイスマイル航空の「スマイルプラスクラス」搭乗客はもちろん、プライオリティ・パス【楽天プレミアムカードがあれば無料で作れます!】を持っている人も利用しなければもったいないラウンジだよ。

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