チェンマイ空港の国際線ターミナルの制限区域内、手荷物検査とイミグレーションでの出国手続きを終えたら、右手の搭乗ゲートのほうに向かわずそのまままっすぐ進むと、突きあたりにあるのがコーラルラウンジだ。
通常、空港の制限区域内のラウンジというとビジネスクラス以上の搭乗客、もしくはマイレージの上級会員しか使えないというイメージが強いが、このコーラルラウンジは自分も会員になっているプライオリティパス【楽天プレミアムカード があれば無料で作れます!】のメンバーなら誰でも利用できる。
自分は、通常エアアジアでチェンマイから第三国へ飛ぶ際にこのラウンジを使うのだが、もちろんLCCに搭乗するのであっても関係なく利用できる。
大きなガラスの自動ドアを開けて中に入るとすぐに受付があるので、プライオリティパスの会員カードと搭乗券を見せる。
係員の女性が手続きを終えると、wi-fiのIDとパスワードが書かれた紙と一緒にそれらを返してくれる。
ラウンジは思ったよりもずっと広く、TG(タイ国際航空)のロイヤル・シルク・ラウンジよりももしかしたら広いくらいかもしれない。
4人がけの席が多いが、2人用の席や1人でも気軽に使えるカウンターものあるので、好きなところに座るといい。
電源コンセントはテーブルの下に用意されている。
飲食物のバリエーションは、TG(タイ国際航空)のロイヤル・シルク・ラウンジのそれをはるかに凌駕している。
自分は時間帯としては朝に利用することが多いが、ただのトースト用のパンやワッフル、サンドイッチ、ブラウニーをはじめ、ソーセージカクテル、サラダ、サテ(鶏串焼き)、ほうれん草のロースト、パスタ、焼飯、スクランブルエッグ、コーンスープ、さらには何と揚げ出し豆腐(英語でAgedashi Tofuと書かれていた)まで用意されている。
トーストは自分で焼けるが、パスタなどは係員に言って温めてもらってから食べるシステムになっている。
食べ物を見ていると係の女性が「何かお召し上がりになりたいものはありますか?」と声をかけてきてくれることも多い。
フルーツやパンナコッタ、マンゴープディングなどのスイーツも冷蔵ケースの中に入っている。
飲み物はコーヒーやフルーツジュースのほかアンチャン(バタフライピー=蝶豆)で青く色を付けた飲料水、コーラなどの清涼飲料水、ビールはシンハー、チャーン、リオーの3種類が用意されている。
さすがに朝が早いととてもビールという気分ではないのだが、時間帯によってはソーセージやサテで一杯、なんていうのもいいだろう。
朝の早い時間帯だと利用客は自分ひとりだけということも多く、退出する時に暇そうにしている係員と少し話をしたところ、朝はだいたいいつも空いていて夕方くらいから混み合ってくるそうだ。
ラウンジ内には空港の館内アナウンスも流れてくるし、スワンナプーム空港などとは違いラウンジから搭乗ゲートまではほんの30~40mなので、自分の搭乗便のボーディング開始のアナウンスを聞いてから退出しても乗り遅れる心配はない。
飲食物の充実度合いがTG(タイ国際航空)のラウンジと比較するとかなりいいので、仮にTGのビジネスクラスに搭乗する時でも「次からはこっちを使おうかな」と思ってしまうほど快適に滞在できるラウンジだ。
コメント