チェンマイでリタイヤ生活を考えているあなたに……当地の物価は安いと言えるのか?(概論)

当地の物価は安いと言えるのかチェンマイの生活コスト(概論)
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自分がチェンマイ(タイ)に通い始めた1990年代のはじめ、確かに物価は激安、と言ってよい状態だった。

当時は、日本でのビジネスシーンでも着ることのできるレベルの質のよいワイシャツやパンツ(ズボン)、靴(クラークスというイギリスのブランド)がこちらのデパートでは日本の半額近くで購入できるだけでなく、日本メーカーのヘアムースやシェービングフォームのようなものまで日本で買うより安く手に入ったので、帰りのスーツケースはこうしたものでいつもいっぱいであった(笑)

また、そういったものではなくチェンマイでの日常生活で使うような商品も、地場メーカーの商品しか手に入らないことが多く、そういったものは日本に比べると質が劣るものの、価格はかなり安かったように記憶している。

 

しかし、その後日本は「失われた20年(もうすぐ30年)」によってデフレ状態が長く続き、100円ショップやユニクロを筆頭とするSPA(製造型小売業)が台頭するなど、あらゆるカテゴリで低価格化が進行する一方で、タイは東南アジアの優等生としてアジア通貨危機やリーマンショックを乗り越えて高い経済成長を遂げ、毎年の物価上昇率も日本とは比べようがないくらい高いレベルに達しており、両国のあらゆるモノやサービスの価格差は確実に縮まりつつある。

 

日本とタイのインフレ率比較グラフ

 

大型スーパーマーケットで売られている地場メーカー製の生活必需品のようなものも、年に何回もの値上げがあったりして、一概に日本よりも安いものばかりとは言えないように感じることがしばしばだ。

また、グローバライゼーションの進展によって、この10年ほどの間にタイでも日本で販売されているものと同じブランド・クオリティーの商品が簡単に手に入るようになり、一般的なタイ人の家庭でもごく普通に使われている。

さらに、近年はユニクロ、ダイソー、無印良品、吉野屋、大戸屋、ココイチといった日本の店舗がチェンマイにも進出し、多くの店が日本よりもはるかに高価格であるにもかかわらず大勢の人々がショッピングしたり、行列までして家族で日本食を楽しむといった光景は今やまったく珍しいものではなくなった。

【今日の買い物】の記事では、これまでチェンマイの街で今まで買い求めた、さまざまなものやサービスの値段を記載している。

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確かに日本と比較すると絶対価格が安いものもあるが、その多くは質が日本よりもかなり劣り、逆に日本と同レベルの質のものを求めようとすると、日本より高くつく(例:タイのダイソーは60THB均一=2019年3月のレートで約210JPY)、というのが、ここ最近の自分の実感だ。

 

そういう意味では、タイトルの「当地(チェンマイ)の生活物価は安いと言えるのか?」という問いに対する答えは、「日本のようなクオリティーを追求しないで生活していく(できる)ならば安いし、日本のようなレベルの生活をする(そうでないと我慢できない)なら日本よりもむしろ高くつく」といったところだろうか。

もっと平たく言えば、シャンプーに値段は安いが洗い上がりがイマイチさっぱりしないタイの地場メーカー製を使う(に耐えられる)のか、それとも花王のアジエンスを使う(でないとがまんできない)のか、あるいは食事は市場からのお持ち帰りや屋台のタイ料理で全食済ます(ことができる)のか、日本からの輸入食材とかをふんだんに使って日本食中心に自炊する、または「なんちゃって」ではないまともな味の日本食レストランばかりを利用する(タイ料理を続けて食べるのは無理)のかなど、その人の生活スタイルによって当地の物価は安いとも高いとも言えるのだろう。

 

2~3カ月程度のシーズンステイならまだしも、本格的に腰をすえてチェンマイで生活しようと思っている方へ

あんまり「節約、節約」、「とにかく安く……」とか「月*万円で暮らさなくちゃ」とかで自分を追い込むと、気持ちがどんどんみじめになるだけだからやめたほうがいいと思うよ。

昔のようにほしくても手に入らないならあきらめもつくけど、今のチェンマイ(タイ)はお金さえ出せば日本の生活とまったく同じレベルの商品やサービスがいくらでも手に入るし、日本人シニア長期滞在者の中でも経済格差が歴然と存在していて、それがあからさまにさらされる時があるので、無理してケチケチした生活をしていると「いったい自分はチェンマイ(タイ)まで来て何をやってるんだろう……」と、間違いなく悲しい気持ちになるから。

もっとも、あなたが日本人を含め他人と一切かかわり合うことなく、スーパーやショッピングモールに行くこともなく、毎日その辺で買って来たタイ料理を食べてキッチンも流しもないアパートの一室のバスルームの洗面台で食べ終わった皿を洗って暮らすことを何とも思わない、あるいは10THBや20THB安くあげることにこの上ない喜びを感じ、それを他人に向かって自慢するような価格以外に価値を見出すことのできない脳ミソの壊れたくそダサいバックパッカーみたいな暮らしをしたいなら誰も止めやしないだろうけど(笑)

 

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