日本への往路は成田着だったのだが、チェンマイへの復路は羽田発の便でバンコクに向かう。
全日空は夜遅くに羽田を出るバンコク行きを2便飛ばしているのだが、今回利用するのは0時50分発のNH877便だ。
この前の便だと、早着した場合にチェンマイ(国内線)への乗り継ぎ客専用のイミグレーションカウンターがまだ開いておらず(5時オープン)、その手前で無駄な待ち時間を過ごさなければならなくなるので、5時55分到着予定の遅いほうの便に予約を入れた。
いくら早着したとしてもさすがに5時前になることはないだろう、という目論見だ。
ラウンジで1時間少々過ごした後、搭乗券にプリントされたのとは違う、変更されたゲートに向かい予定時刻キッカリにボーディングが始まった。
この辺はさすがに日系キャリアという感じ。
羽田発のフライトも、成田行き同様ボーイング787-900型機での運航だ
今回は往路の搭乗前日というかなりギリギリのタイミングでチケットを購入したためかなり席が埋まっていて、このバンコク行きも後ろのブロックのしかも最後列の2つ手前しか窓際が取れなかったのだが、いざ乗ってみると中央の席はほとんど人が座っておらず全体としては半分くらいの搭乗率という感じだった。
シートはスタッガード仕様としてはごく普通のもので可もなく不可もなくという感じだが、致命的な欠点は物入れがまったくない、ということだ。
昨年11月にクアラルンプールから成田まで搭乗したJALの787-900型機はこれよりも一世代前のヘリンボーン式のシートだったが、物を入れるスペースはちゃんとあった。
なぜこのようなスタイルを全日空が採用したのかはわからないが、往復ともかなり不便を感じてしまった。
ウエルカムドリンクがわり(?)のペットボトルの水
酒が飲みたければラウンジで飲んで来い、ということだろうか???
搭乗機は定刻より5分ほど早くゲートを離れた。
さすがにこの時間の羽田空港は空いていて、スムーズに離陸。
シートベルト着用のサインが消え水平飛行に移ったころに、CAが飲み物の入ったグラスを乗せたトレイを持って回って来た。
往路はシャンパンをいただいたいので、今度はシャルドネ(スペイン産)を
しばらくすると、今度はおつまみを持って来てくれた。
枝豆と厚揚げをつまみにした
往路はシャンパンを飲み終わった途端に爆睡モードに入ってしまったが、一時帰国中は連日急用への対応でバタバタしていてかなり疲れていたのだろう、今度は飲み終わる前にシートをフルフラットにすることなく眠ってしまったようだ。
途中一度目が覚めてフルフラットにはしたが、結局帰りの便もほとんど寝っぱなしで、機内の照明が灯され目が覚めたらもう飛行機はベトナムを通り越してラオス上空にさしかかろうとしていた。
朝食は、日系キャリアなので往路と同じく日本食をオーダーしておいた。
やはりワンプレートでのサービスだ
前菜は金時草とどろ湯葉 銀餡掛け、小鯛八幡巻き 海老、セロリ串打ち、花豆密煮、青海苔出汁巻き玉子
主菜は目鯛の田楽
俵御飯
味噌汁と香の物
フルーツ
最後は日本茶ではなくコーヒーにした
寝起きで食欲もあまりないので、量的にはこれで十分だ。
海外のキャリアだと、メインがご飯ものでも洋食と同じようにパンやサラダがついてきたりしてついつい食べ過ぎてしまうことが多いのだが、さすがに日系だとそういうことがない。
飛行機はナコンラーチャシーマー(コラート)上空から徐々に高度を下げ、まだ夜が明けず真っ暗な中をバンコク・スワンナプーム空港に着陸した。
到着時刻は予定よりも早着ではあったが5時35分とすでにイミグレーションがオープンしている時刻だった。
この日は、国内線乗り継ぎエリアとは真逆のゲートに着き、1km近く歩いてようやくイミグレーションまでたどり着いた。
イミグレーションのカウンターでタイ入国のスタンプをもらい、セキュリティーチェックを受けて国内線ターミナルへ。
成田で受け取っていたバンコクからチェンマイまでの搭乗券にはゲートがプリントされていなかったので、出発案内のディスプレイでそれを確認してから、TG(タイ国際航空)のラウンジへと向かった。
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