今回の急な一時帰国では、タイ-日本間はCI(中華航空=チャイナエアライン)を利用した。
これは自分が希望したわけではなく、チェンマイの旅行会社で急ぎのチケット手配を依頼したところ、ソンクラーン(タイ正月=水かけ祭り)前ギリギリに復路を設定(日程変更も可能)し、値段がそれほど高くないキャリアということで提案してくれた3つのプランの中でスケジュール的に一番都合がよかったからなのだが。
チャイナエアライン(中華航空)は去年の夏前に一時帰国した際にも利用しているだけでなく、日本に住んでいた時には台湾との往復も含め年に4~5回は乗っていたので、台北での乗り継ぎなども勝手がわかっており気が楽だ。
チェンマイから夜便でバンコクのスワンナプーム空港に向かい、近くの乗り継ぎ用安ホテルで10時間ほど過ごした後、早朝に空港に向かう。
チェックイン後はチャイナエアライン(中華航空)のラウンジで一息ついた後、搭乗ゲートへと向かった。
この日のCI838便台北・桃園行きはエアバスA330-300型機
去年も同じ便に搭乗しその時もエアバスA330-300型機だったのだが、旧型シートの機材だった。
調べたわけではないが、それに比べるとシートは少し余裕がある気がする。
どちらにしても、最近はほとんどがソロシートになっている他キャリアの日本直行便に比べるとかなりガッカリではある。
もっとも、この日のビジネスクラスはわずか7~8人しか乗客がおらず、自分のアサインしていた列に座ったのは自分ひとりでノンビリとした雰囲気だったので助かったが。
シートピッチはこんな感じ
シートコントローラーはひじかけの中にある
4つ並んでいるシートポジションの一番下はフルフラットのように見えるが、実際にはフルフラットにはならない。
腰痛持ちの自分にはこの最大角度のリクライングは相性が悪いようで、すぐに腰が痛くなって耐えられないのでめったに使うことがないのだが、いずれにしてもソロシートでもフルフラットでもないCIのビジネスクラスのシートは、2世代も3世代も前のタイプと言えそうだ。
座ってすぐにウエルカムドリンクとおつまみが出た
中華航空(チャイナエアライン)では、朝便だろうが夜便だろうがウエルカムドリンクでアルコールを出さない。
ちなみに、あまり言いたくはないがタイと日本を結ぶ路線のビジネスクラスで最も客層が悪いのが中華航空(チャイナエアライン)の台北・バンコク間だと思う。
地方から台北経由で乗り継ぐ中高年男性グループが多く、大声で夜遊びの話をしていたり酒の飲み過ぎで醜態をさらしたり品行の悪さはピカイチだ。
今どきキャビンアテンダントに向かって「姉ちゃん!」とか呼びかける赤ら顔をしたオヤジとか、ほかのキャリアでは見たことがない。
だから、離陸前に酒を提供しないわけではないだろうが……
CI838便は朝8時半発なのでまだ滑走路もそれほど混んでいないのだろう、いつもほぼ定刻に離陸する。
バンコクから台北への所要時間は、通常3時間ちょっとだ。
離陸後1時間ほどすると食事が始まる。
ここでようやくアルコールが飲める
白ワインはニュージーランドのGiesen Sauvignon Blanc Marlborough。
すっきり、さっぱりとした飲み口でいくらでもイケてしまう危険なタイプだった。
おつまみは、ウエルカムドリンクについてきたのと同じナッツ入りのあられ。
食事はワンプレートでの提供だ
メインディッシュは洋中タイの3種類からのチョイスとなるが、しばらく(といっても日本に滞在するのは5日ほど)食べられなくなるのでタイ料理をオーダーしてみた。
チューチープラーとご飯
チューチープラーは本来なら「魚のレッドカレー炒め」なのだが機内食用にステーキ風にアレンジしているのだろうソテーした魚にレッドカレーソースをかけたものになっていた。
パンも出たので、ご飯は食べなかった。
スモークサーモンサラダとフレンチドレッシング
デザートはフルーツとアイスクリーム
スイーツはフレンチオペラガトーかアイスクリーム(2種)からのチョイスになっていて、自分はバニラアイスクリームをチョイスした。
コーヒーはTG(タイ国際航空)に比べればまともだが、やはりあまりおいしくはなかった。
食事が終わって少しの間リラックスしていると、搭乗便はあっという間に台湾第二の都市高雄上空にさしかかった。
桃園空港に向けて高度を下げる前にリフレッシュメントのオレンジジュースが出された
この日は定刻よりも15分くらい早く台北の桃園国際空港に到着した。
バンコク便と成田便はターミナルが異なるので、トラムに乗って移動しなければならない。
バンコクから成田に向かう時には桃園空港での乗り継ぎ時間が1時間ちょっとで18時半に着くフライトもあってその場合はかなり急ぎ足になるのだが、今回は急な予約だったためかその便を取るができず2時間半ほどを桃園空港で過ごす。
なので、ノンビリと飛行機を降りてトラムの乗り場へと向かったのだった。
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