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【インドネシアの旅】圧巻!ボロブドゥールと対をなす世界遺産のヒンドゥー教寺院遺跡群「プランバナン」

インドネシアの世界遺産ヒンドゥー教寺院遺跡群プランバナンインドネシアの旅
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ボロブドゥールと対をなすプランバナン

インドネシアのジャワ島、ジョグジャカルタ郊外にあるプランバナン遺跡群。

自分はソロ(スラカルタ)からバスに乗って訪れた。

【インドネシアの旅】ソロからプランバナン遺跡へ ティルトナディ・バスターミナルとローカルバス
インドネシアのジャワ島中部にある古都ソロ(スラカルタ)からジョグジャカルタ近郊にあるヒンドゥー教の巨大寺院遺跡群プランバナンへと向かうために利用したティルトナディバスターミナルとローカルバスの紹介

 

ジョグジャカルタ郊外、というと世界最大級の仏教寺院遺跡群ボロブドゥールが日本人にとっては圧倒的に有名だと思うが、今回の自分のインドネシアの旅のテーマ(そんなに大げさなものではない)は「インド亜大陸以外のヒンドゥー文化に触れる」ということだったので、自分はこのプランバナンのみを観光した。

プランバナンとは?

インドネシアの世界遺産ヒンドゥー教寺院遺跡群プランバナンの石彫

 

プランバナンが建設された9世紀中ごろのジャワ島は、南の仏教を奉じるサイレンドラ王国と北にありそれより古い歴史を持つヒンドゥー教を奉じるマタラム王国という2つの国家によって統治されていた。

この2つの王国はもともと友好関係にあり、9世紀後半にマタラムの王子ラカイピカタンとのサイレンドラの王女プラモダバルダーニーの結婚によって統一されるのだが、それまでに双方が巨大な寺院群を建立している。

サイレンドラ王国によって建立されたのがボロブドゥール、そしてマタラム王国によって建立されたのがこのプランバナンというわけだ。

両王国は2世紀ほど繁栄したようだが、ヒンドゥー教の衰退とともにそれを信仰する王族の多くがジャワ島東部に移住してしまい最終的には放棄され、16世紀半ばに起きた大地震によって多くの建造物が倒壊してしまった。

その後は盗掘に遭い多くの遺物が逸失してしまったが、20世紀後半から復元作業が行われ1991年にはユネスコの世界遺産に登録された。

 

また、2006年にも大きな地震があって遺跡はかなりの被害を受けてしまったが、その時に倒壊した建造物はその記憶をとどめるために、ロロ・ジョングラン寺院遺跡の一部は地震後そのままの状態で保存されている。

 

インドネシアの世界遺産ヒンドゥー教寺院遺跡群プランバナンの地震被害

 

広大な遺跡群の中を効率的に回るには

インドネシアの世界遺産ヒンドゥー教寺院遺跡群プランバナン遠景

 

プランバナンは、その中心部の遺跡公園がおよそ700m*1,300m、周辺に散らばっている遺跡も含めれば約5km四方に見どころが点在している。

そのため、すべてを歩いて見学することは不可能。

遺跡なので日陰になっている場所も少なく、特に自分が訪れた乾季の最終盤などは日差しも強烈なので無理をすると熱射病になりかねない。

個人的には中心の遺跡公園で1日、周辺の遺跡で1日と計2日かけて見て回るのがいいと思う。

遺跡公園内には後述の通りレンタル自転車があるのでそれを使うと効率的だし、周辺の遺跡を見て回るなら遺跡公園近くのバス停あたりにいるエンジン付きのベチャ(タイで言えばサームロー)をチャーターとかすれば楽だと思う。

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遺跡公園の主な見どころは4か所

遺跡公園内の見どころはメインのロロ・ジョングラン寺院とそれに次ぐ規模のセウ寺院、小規模のルムブン寺院とブブラー寺院の4か所あるが、自分が訪れた時にはそのうちのひとつブブラー寺院は修復工事中で立ち入ることができなかった。

が、外から見た感じではかなり規模が小さいので、それほど重要ではないのかもしれない。

3か所の寺院遺跡について、以下で簡単に説明する。

ロロ・ジョングラン寺院遺跡

インドネシアで最大のヒンドゥー寺院群と言われており、全部で240の寺院で構成されている。

その中心はインドネシアで最も高い47mを誇るシバ寺院、その横に鎮座するブラフマー寺院とビシュヌ寺院だ。

9世紀中頃とされる建立初期の歴史についてはほとんどわかっていないが、現存するものは1885年から1937年かけて再建されたものだ。

シバ神寺院の尖塔にはラーマーヤナ(古代インドの大長編叙事詩でヒンドゥー教の聖典のひとつ)の物語が刻まれている。

シバ寺院の北側のブラフマー寺院は高さが33mあり、こちらにはマハーバーラタ(ラーマーヤナと並ぶ古代インドの宗教哲学的叙事詩)が石彫で刻まれている。

またブラフマー寺院と対をなすビシュヌ人にはラーマーヤナの最後のシーンが刻まれている。

その周囲にある残りの大半の寺院はただの瓦礫と化してしまっている。

 

【動画】ロロ・ジョングラン寺院

インドネシアの世界遺産ヒンドゥー教寺院遺跡群プランバナンのロロ・ジョングラン寺院

インドネシアのプランバナンのロロジョングラン寺院遺跡概観

インドネシアのプランバナンのロロジョングラン寺院遺跡の瓦礫

インドネシアのプランバナンのロロジョングラン寺院遺跡の尖塔群

インドネシアのプランバナンのロロジョングラン寺院遺跡の尖塔群概観

インドネシアのプランバナンのロロジョングラン寺院遺跡のシバ寺院

インドネシアのプランバナンのロロジョングラン寺院遺跡のシバ寺院の階段

インドネシアのプランバナンのロロジョングラン寺院遺跡の狛犬

インドネシアのプランバナンのロロジョングラン寺院遺跡の石彫壁

インドネシアのプランバナンのロロジョングラン寺院遺跡の仏像

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セウ寺院遺跡

セウ寺院は遺跡公園の一番北側にあり、セウは「1,000の」という意味だ。

他の寺院遺跡からはかなり離れているのでレンタル自転車を使うのがよい。

ロロ・ジョングラン寺院の周辺に、自転車を並べているところがあり簡単に借りられる。

 

インドネシアの世界遺産ヒンドゥー教寺院遺跡群プランバナンのレンタル自転車

 

セウ寺院はマタラム王国の第3代国王であるラカイパナンカランが8世紀に建立したが、王自身は完成前に崩御してしまったため、その姿を目にしていない。

中部ジャワでボロブドゥールに次ぐ2番目に大きな大乗仏教寺院とされているが、実際にはヒンドゥー教とのミックスだ。

寺院はマンダラを模してレイアウトされており、東西南北にドゥワラパラ(聖域の守護神の役割を果たすヒンドゥー教の神)が鎮座する4か所の入口があり、中心部の大きな寺院、8方向に建つペンジュルと呼ばれる8つの寺院、それを取り囲むペルワラという名の240の寺院と全部で249の建造物で構成されている。

遺跡からは50あまりの菩薩像のほか、ブラフマー、ビシュヌ、マヘスワラといったヒンドゥー教の神々の像が見つかっているという。

 

ほとんどの寺院が崩れ落ちて瓦礫と化しているが、その量がすごくて圧倒される。

ロロ・ジョングラン寺院から歩いて来るには少々距離があるため訪れる人もグッと少なく、雰囲気はここが一番だと思う。

壮大さはロロ・ジョングラン寺院にはとてもかなわないけれど、個人的にはここが一番気に入った。

 

インドネシアのプランバナンのセウ寺院遺跡概観

インドネシアのプランバナンのセウ寺院遺跡のドゥワラパラ神像

インドネシアのプランバナンのセウ寺院遺跡のドゥワラパラ神像

 

インドネシアのプランバナンのセウ寺院遺跡の瓦礫

インドネシアのプランバナンのセウ寺院遺跡の中心寺院

インドネシアのプランバナンのセウ寺院遺跡のペンジュル寺院

インドネシアのプランバナンのセウ寺院遺跡の守護神像
インドネシアのプランバナンのセウ寺院遺跡のヒンドゥー神像

インドネシアのプランバナンのセウ寺院遺跡の菩薩像

 

ルムブン寺院遺跡

セウ寺院から遺跡公園出口方向に戻ってくる途中にある、こじんまりとした寺院遺跡。

他の寺院遺跡と比較すると見どころが少なく殺風景な気もするが、その分人もほとんどおらずゆっくり遺跡の中を歩きながら建立当時の様子などに思いを馳せるのにはかえっていいと思う。

 

インドネシアのプランバナンのルムブン寺院遺跡の中央寺院

インドネシアのプランバナンのルムブン寺院遺跡の中央寺院内部

インドネシアのプランバナンのルムブン寺院遺跡の仏塔

インドネシアのプランバナンのルムブン寺院遺跡のヒンドゥー神像

 

遺跡群全体を見るなら2~3日かけたい

遺跡公園の外にも寺院遺跡があるので、それらを合わせて見るなら2~3日はほしい。

自分が住んでいるチェンマイ(タイ)の寺院もそうだが、急いで回ってしまったり、事前にそれなりの知識を仕入れていかなかったりすれば結局どこを見ても同じに見えてしまって途中で飽きてしまうだろう。

ちなみに、ロロ・ジョングラン寺院遺跡の中には日本語で書かれた寺院の解説本を売る人々がいてかなりしつこく声をかけて来るのでうざったいのだが、中身は結構よくできているのでそれを買って読みながら見学するのもいいと思う。

自分はそうした。

また、遺跡公園の出口から大通りに向かう途中にも土産物屋がずらりと並んだアーケードがあるので、のぞいてみてもおもしろい(というか通らないと大通りに出られない)。

 

ボロブドゥールと合わせて真剣に見るなら、その気になれば1週間くらいジョグジャカルタに滞在してもいいかも。

タイにもアユタヤーやスコータイをはじめ大きな遺跡群はいくつもあるが、ここまで数多くの壮大な建造物が残っている場所はないので、「わざわざ来てよかったな~」と思った場所であった。

タビトモ ジャワ島
ジェイティビィパブリッシング
ボロブドゥールとプランバナンは、遺跡の観るべきポイントを図解で徹底解剖

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