インドネシアのジャワ島中部にある、チェンマイにも少し似た雰囲気を持つ古都ソロ(スラカルタ)。
この日はまず街のほぼ中心部にある王家第2王宮で、現在も王族が暮らしているマンクネガラン王宮(イスタナ・マンクネガラン)を見学した。
この日はソロ(スラカルタ)の市内観光としては最終日ということで、次に街で一番大きな市場に行ってみることにしていたのだが、その前にもうひとつ別の市場に寄ることにした。
それは「トリウィンドゥ市場」というアンティークを主に扱う市場で、マンクネガラン王宮の前からまっすぐ伸びる道の途中にあるのだった。
もちろんインドネシアのアンティークについてはまったく知識はないし、仮にあったとしてもたぶんとても買えるような値段ではないだろうから、どちらかというと博物館の展示物でも見るような気分で出かけたのだが。
王宮を離れて市場の近くまで来たら、歩道にはさまざまな像が置かれていた。
何か、気分が高まってくるね。
が、たどり着いたトリウィンドゥ市場はかなりこじんまりとしていた。
まあ、アンティーク市場がものすごく大きくても、それはそれでどうなのよ……という気もしないではないが。
建物の外観は、ジャワ様式(たぶん)で雰囲気はある。
情報では午後の3時ごろまでしか営業しないとなっていて、自分は王宮見学後の正午ごろに行ったのだが、建物の中に入ってみるとやってるんだか休みなんだかよくわからないような店(店員がまったくいなかったり)も多くて閑散としていた。
扱われているのは、正真正銘の骨董品というよりは古い影絵芝居に使われる操り人形、バティック、陶器、壊れた時計やカメラ、家庭用品、民具などが中心で、どちらかというと感覚的にはアンティーク市場というよりは蚤の市のほうが近いかも。
また、中には大きな人形や自転車、かめのような陶器など「こんなもの買って、いったいどうやって運ぶのだろう???」と思うようなものも多かった。
チェンマイの市内南部、メンラーイ橋近くで開催されるガラクタ市でも売っているようなコカコーラなどの飲料会社や家電メーカーのホーロー製の古い看板もあったりして、こういうものなら安く買えるのかも。
もともと買う気がないので、プラプラと20分も建物の中を歩いたら飽きて来てしまい、さっさと本来の目的地である街で一番大きな市場に向かうことにしたのだった。
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