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【インドネシア旅行】ウサギ肉にリスの肉!? ラウ山名物はタイでは食べたことがないサテだった

インドネシアのラウ山麓にあるウサギ肉のサテを食べた店 インドネシアの旅
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インドネシアのジャワ島中部にある古都、ソロ(スラカルタ)の旅。

この日はホテルの旅行会社カウンターでチャーターした車を使って、40kmほど離れたラウ山の中腹にある2か所のヒンドゥー教の寺院遺跡を見て回った。

これらの遺跡を見学し終わるとちょうど時間はお昼を少し回った頃になり、ランチタイムとなった。

ホテルの車をチャーターしたといってもツアーではないので、食事をする場所が決められているわけでもない。

で、前もって自分が調べておいたラウ山名物を食べるべく、ドライバーに希望を伝えた。

ガネッシュ
ガネッシュ

「サテ・クリンチが食べたいんだけど、店知ってる?」

「サテ」はタイでも普通に食べられている肉の串焼き、「クリンチ」はウサギ……そう、ウサギ肉の串焼きなのだ。

ドライバーは一瞬「お前、何でそんな料理知ってるの?」みたいな顔をしたが、「知ってますよ。ではそこに向かいましょう」ということで車を走らせた。

どこをどう走ったのか詳しくはわからないが、かなり大きな街に行き着いたのでたぶんタワンマングだろう。

その町はずれの結構ちゃんとした門構えのレストランに車は入ろうとしたのだが、何と休み。

しかたがないので再び来た方向に戻ったのだが、今度は行きと違ってかなり細いアップダウンのある道を使った。

しばらく走って車が止まる。

向かいには小さな掘立小屋のような建物があった。

インドネシアのラウ山麓にあるウサギ肉のサテを食べた店

どうやら、この店らしい。

店の脇には、確かに「サテ・クリンチ」と書かれた垂れ幕が張ってあった。

インドネシアのラウ山麓にあるウサギ肉のサテを食べた店の垂れ幕

店を見ると、かなりシンプル……というか、みすぼらしい感じだ。

インドネシアのラウ山麓にあるウサギ肉のサテを食べた店概観

ドライバーはお店の女性に何かを言うと、中に入っていった。

自分もそれに続いて中に入ると、ちょっとビックリしてしまった。

インドネシアのラウ山麓にあるウサギ肉のサテを食べた店の内部

ゴザ敷きで靴を脱いで入るのだ。

ソロ(スラカルタ)の市内でも、夜に道路脇に出ているサテの屋台はゴザ敷きの上に客があぐらをかいて座っているのを目にしていたので「インドネシアの屋台はそういう食べ方なのか~」とわかってはいたのだが、こういうちゃんと店を構えた食堂でもゴザ敷きだったとは。

スタイルちょっとは違うけど、雰囲気は何か昔のネパールの標高1,000~2,500mくらいの山の中のバッティ(山小屋)をほうふつとさせるものがあるね。

ともあれ中に入りあぐらをかいて座り、ドライバーに注文を出してもらう。

めったにない機会なので、サテを作るところも見せてもらおうと思っていたら、どうやらもう串に刺さった状態で準備が済んでいるようで、店先で焼くところからしか見れなかった。

この、サテを焼く場所の造りがおもしろい。

インドネシアのラウ山麓にあるウサギ肉のサテを食べた店のキッチン

道路側から見ると、天秤を模した形になっている。

インドネシアのラウ山麓にあるウサギ肉のサテを食べた店の焼き台

昔はこのように、天秤をかついでサテを売っていたのだろうか?

写真を撮ってたら、お店のお姉さんは恥ずかしそうに笑いながらサテを焼き始めた。

インドネシアのラウ山麓にあるウサギ肉のサテを食べた店の焼き台

しばらくして出てきたのがこれ。

インドネシアのラウ山麓にある店で食べたウサギ肉のサテ

サテの下に敷いてある白く見えるものは、厚さ1cm直径7~8cmの円盤状に固めたご飯を半分に切ったものだ。

切る前の状態を見ていないので断言できないが、ひょっとするとタイのカーオラム(竹筒に入れて炊いたおこわ)のように元は筒状をしているのかもしれない。

さて、肝心のウサギの肉なのだが、結構固くてかみごたえがある。

ただ、比較的小さめにカットされて串に刺さっているので無理やり歯でかみ切るような必要がなく食べにくくはなかった。

ただ、写真で見てもわかる通りソースがドバ~ッとかかっているせいで、肝心の肉の味がよくわからなくなってしまっていたのが残念だった。

しいて表現するならば、臭みがないマトン、といったところだろうか。

付け合わせには、青唐辛子と紫タマネギ(そう呼ばれているが、実際にはゆり根の仲間)が出てきた。

インドネシアのラウ山麓にある店で食べたウサギ肉のサテの付け合わせ

青唐辛子は思ったほど辛くなかった。

飲み物は、ジャワティー。

インドネシアのラウ山麓にある店で飲んだジャワティー

この店構えで「氷はだいじょうぶかなあ」と一瞬不安になったのだが、考えてもしょうがないのでそのまま飲んだ。

何の問題もなかった(笑)

しばらくすると、もう一皿料理が運ばれてきた。

インドネシアのラウ山麓にある店で食べたリス肉のサテ

見た目は先ほど食べたウサギ肉のサテとまったく同じなのだが、ドライバーによれば「リスの肉」だそうだ。

え~っ、ウサギだけじゃなくてリスの肉のサテもあるのか!

リスの肉は、生まれて初めて食べた。

チェンマイの自宅前の電線を毎朝リスが行ったり来たりするのを目にするし、もっと市内の人や車がたくさんの場所でも普通に見かけるが、タイでは食べるという話を聞いたことがない。

興味しんしんで口に運んでみる。

が、やはりソースのかけすぎで肉の味がよくわからない……

ただ、肉質としてはウサギよりも柔らかくて脂身が多い感じ。

あんな小さな体のどこにそんなに脂身がついているのかはわからないが。

ドライバーのおかげで、当初予定していたウサギの肉以外にリスの肉という生まれて初めて食べる肉のサテまでいだたけて大満足だ。

しかし、ウサギとかリスの肉はどこから来るのだろう?

昔だったらラウ山の周辺にいくらでもいたのかもしれないが、今は人家が見当たらないような場所がないので、あちらこちらの店で売るほど野生のものを捕まえられるわけがない。

とすればどこかで肥育しているのだろうが、それらしい牧場的な施設にはまったく気がつかなかった。

もしかしたら、日本のウナギみたいに「ラウ山名物」ということにはなっているけどぜんぜん違う場所から来ているのかもしれないね。

インドネシアで、こんなネパールみたいな雰囲気の店でウサギやリスの肉のサテを食べるなんて思ってもいなかった。

「食」ということで言えば、今回のインドネシア旅行のハイライトだったかもしれないなあ。

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