どんなホテル?
タイ最北の街、チェンラーイ市内の中心部やや北寄りにある中級ホテル。
もともとは「Chiang Rai Inn」というホテルだったのだが、経営が変わったのか現在の名前になっている。
雰囲気的には一昔ふた昔前のタイの地方都市によくあった、その当時は街で高級な部類に入ったであろうホテルだが、その分客室はゆったりと造られており、この値段でありながらバスタブつきなのも日本人にとってはポイントが高い。
自動車でのアクセスに便利なロケーション
ロケーションは、自分のように自動車でチェンラーイを訪れる人にとっては特にわかりやすい。
チェンマイからでも、メーサーイやチェンセーン方面からでも、国道1号線を走って市内に入ると、メンラーイ王像のあるものすごく大きな交差点があるので、そこをチェンマイ方面からだと左折してウタラキット通りに入り500mほど行った左側になる。
ウタラキット通りは一方通行なので、ワット・プラケーオなどを観光して来る場合は南北の別の通りから回り込んでくることになる。
バスターミナルから徒歩で来る場合は、少し遠回りにはなるがパホンヨーティン通りをまっすぐ900mほど北上して、ウタラキット通りに出たら右折するのがわかりやすいだろう。
TEL:053-717700
WEBSITE:https://naknakara.weebly.com/
部屋の設備は古いが余裕のある広さでバスタブつき
道路に面した部分は広い駐車場になっており、その奥にフロントの入っている建物がある。
フロントといってもこじんまりとしていて、従業員が2人座れる程度のものだ。
対応ものんびりしたもので、自分がチェックインした時にはほかの客もいなかったので、手続きが終わった後もしばらく雑談していた。
それでもベルボーイはちゃんといて、客室まで荷物を持って案内してくれる。
フロント棟の奥の中庭とプールを囲むように、70の客室が5つの棟に分かれて配置されている。
それほど敷地に余裕を持って建てられているわけではないが、チェンマイのお濠の中の旧市街のホテルのような窮屈さはまったく感じられない。
この時は、入って左手の棟の2階の部屋がアサインされた。
扉を開けるとすぐに客室、左手がバスルームになっている。
広さは12畳ほどであろうか。
室内にはダブルベッド、ラタンのイスが2脚にテーブル(ライトあり)、細長いライティングデスクの上にテレビ、その横に冷蔵庫が置かれている程度のシンプルな造りなので、広く感じられる。
クローゼットのほかに、タオルをかけるための3段ほどの竹でできたはしごのようなものが置かれているのがユニークだ。
ドリンキング・ウォーターが2瓶、ドライヤー、湯沸しポットにインスタントコーヒー、メーサロンのお茶のティーバッグもあって、必要なものはほぼ揃っている。
室内はタイル敷きで、時期によっては床が冷たく感じられるが、サンダルもクローゼットの中にあるので問題はない。
中級ホテルなのでゴージャスな感じではもちろんないのだが、ベッドの上には飾りの枕やスローも掛けられていて、それなりのインテリア性を高める工夫はされている。
マットレスもへたった感じはなく、気持ちよく眠ることができた。
窓からはチェンラーイ市内が見えるが、自分が泊まったのは2階だったので、隣の民家の庭が見える程度。高い建物ではないので、眺望は期待できないだろう。
また、テレビがタイの普通のチャンネルを含めて映りが悪かったのが残念だった。
バスルームは一昔前の中級ホテルのそれで、この値段ながらバスタブがついているのが日本人にとってはうれしい。
設備は古いが、熱いお湯も勢いよく出る。
シャンプー類や綿棒などのアメニティーも最低限揃っているが、タイのホテルではまだまだ少ないハブラシが置かれているのも便利だ。
洋食とタイ料理が一通り揃った朝食
朝食は、駐車場に面したフロント棟とは別の建物の1階にあるレストランでいただく。
きれいなチェックのクロスがひかれたテーブルが並ぶ割とゆったりとした造りで、建物の外の駐車場に面した屋外にもいくつかテーブルが置かれているが、あまり開放感はない。
このクラスのホテルにしては料理の種類は豊富で、洋食、タイ料理がひと通り揃っている。
炊いたご飯がバナナの葉が敷かれたバットに入っているのも、お米派の人にとってはうれしいだろう。
パンも普通の食パンやクロワッサンのほか、デニッシュやマフィンも置かれていた。
自分が泊まった時には、朝食を取っていた客のほとんどが白人だったので、彼らを意識した品揃えになっているのかもしれない。
値段的にも使い勝手がよい
ワット・プラケオ、ワット・プラシンなどの観光スポットや屋台なども出る大きなタラート(市場)、土曜日の歩行者天国は十分徒歩圏内だが、ホテルの周囲は店なども少なく夜は結構薄暗い感じになる。
時期によって値段は大きく異なるが、普通なら1,500THBくらいで泊まることができるので、ゲストハウスでは辛いが高級ホテルもちょっと……という旅行者にとっては使い勝手のよい中級ホテルといえるのではないだろうか。
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