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【チェンセーン】雄大なメコンを眺めながら川魚料理が楽しめるレストラン「クルワ・マーリー(マリーさんの台所)」

チェンセーンのメコン川岸のレストラン、クルワマーリー チェンラーイ&ゴールデントライアングル
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メコン川を眺めながら食事ができるクルワ・マーリー

チェンマイから自動車で4時間半ほど、チェンラーイからだと1時間ちょっとのメコン川沿いに位置する小さな街チェンセーン。

かつてここにあったチェンセーン王国のマンラーイ王は周辺の小王国を征服、チェンマイにたどり着くと1296年にラーンナー(百万の田んぼという意味)王国を建設したことから今も当時の遺跡が数多く残っている美しい場所だ。

だが、現在この地域を訪れる多くの観光客はメコン川の10kmほど上流にあるタイ・ミャンマー・ラオス3国国境の通称「ゴールデン・トライアングル」(観光用につけられた地名で本来の意味とはまったく異なる)を目的地としており、ツアーバスなどはここを素通りしてしまうことも多い。

自分のような個人の旅行者はチェンラーイに宿を取り日帰りトリップするパターンが多いと思うが、ランチをするなら観光客がウジャウジャいてまったく落ち着かないゴールデン・トライアングルよりも落ち着いた雰囲気のチェンセーンのほうがずっといい。

今回紹介する「クルワ・マーリー(マリーさんの台所)」はメコン川の岸辺にあり、雄大な流れをノンビリと眺めながら川で獲れた魚を使った料理をはじめとするタイ料理を楽しむことができるレストランで、ほぼ毎年当地を訪れている自分とカミさんはいつもここで食事をすることにしている。

街の中心近くだが、国道からは見えにくい

「クルワ・マーリー」は、チェンラーイ(メーチャーン)から旧道(国道1016号線)で来た場合、街の中心部を抜けてメコン川に沿って走る国道1129号線にぶつかるT字路を左折して800~900m行った右手にある。

店は国道からはほとんど見えない。

自分のように自動車でドライブしてきた場合、メコン川に沿ってしばらく走るとみやげ物店などが並ぶ(実際には多くがつぶれてしまっていて開いているのは数軒)アーケードがありそれが終わるとすぐのところに役所の入口(看板などは出ていない)があるので右折して中に入ると駐車場になっている。

そのすぐ先のメコン川に沿った場所に数軒のレストランが並んでいるのだが、「クルワ・マーリー」は駐車場から見て一番手前(メコン上流側)だ。

チェンセーンのレストラン、クルワマーリーの外観

英語の看板などは出ていないが、一番端なので迷うことはないだろう。

英語付きのメニューもあり外国人でも安心

店内はかなりの席数があるがおそらく一番にぎわうのは夜で、ランチタイムはいつ行っても客は数組しかいない。

チェンセーンのレストラン、クルワマーリーの店内概観

ここに来たら川沿いの席に座らなければ意味がない。

席につくと店の人がメニューを持って来てくれるが、英語付きのものも用意されているのでタイ語が読めない人はそちらを希望しよう。

いつ行っても、おばさん(この人がマーリーさん?)が相手をしてくれる。

英語はほとんど通じないし何となく不愛想な感じだが「川で採れた魚の料理で何かおすすめはありますか?」と聞けばちゃんと教えてくれるし、「そんなに頼んでも食べ切れないから1品減らしなさい」とかアドバイスもくれたりする。

注文を終えたら、料理が出てくるまでの間メコン川の流れを眺めながらまったりしよう。

メコン川は乾季と雨季でまったく違った表情を見せるが、近年は上流の中国がタイやベトナムなどの下流の国にお構いなしでダムをどんどん作って水を止めたり流したりするため、水量はメチャクチャなことになっている。

なぜ?メコン川に異変 色が変化、水位低下…上流の中国ダム影響か | 西日本新聞me
全長5千キロ近い世界有数の大河、メコン川が「過去50年で最低」という水位低下に見舞われている。昨年雨期の降雨が少なかったためだ。中国か...全長5千キロ近い世界有数の大河、メコン川が「過去50年で最低」という水位低下に見舞われている。昨年雨……

上記の動画では水を満々とたたえているが、お店のおばさんの話ではつい5日前までは底が見えるくらい川は干上がっていたそうだ。

チェンセーンのレストラン、クルワマーリーから見たメコン川

対岸はラオスだ。

チェンセーンのレストラン、クルワマーリーから見たラオス

川魚を使ったトムヤムが特におすすめ

料理はタイの田舎街の庶民的なレストランの典型的なもので、それほど凝った味つけのものはなくどちらかと言うと素朴な印象を受ける。

チェンセーンのレストラン、クルワマーリーの料理概観

「これはすばらしい!」とうなってしまうようなものはないかわりに「これはちょっと……」と思うようなものもなく、何を食べても合格点をつけることができると思う。

メニューにはかなりの料理が掲載されているが、やはり一番のおすすめはメコン川で獲れた魚を使った料理だろう。

トムヤム・プラー・メーナムコーン(メコン川で獲れた魚のトムヤムスープ)

チェンセーンのレストラン、クルワマーリーのトムヤム
チェンセーンのレストラン、クルワマーリーのトムヤムの魚

店にあるメコン川で獲れた魚は日によって種類が異なるようで、下の写真には「プラーケー」という魚が使われている。

トムヤムなどのスープ類はモーファイ(火鍋)かどんぶりかを選ぶことができるが、2人だったら後者で十分だろう。

容赦ない激辛仕上げなので、苦手な人はオーダーの時に「辛くしないで」と言っておいたほうがいい。

パッチャー・プラー・メーナムコーン(メコン川で捕れた魚のレッドカレー炒め)

チェンセーンのレストラン、クルワマーリーの魚のレッドカレー炒め

こちらは、トムヤムで使われているプラーケーではなくプラードゥック(なまず)だった。

プラーケーは写真で見てもわかる通り身にゼラチン質がたっぷりついているのだが、これが炒め物には合わないのだろうか。

ヤム・ムーヨー(ベトナム風ソーセージの唐辛子ハーブ和え)

チェンセーンのレストラン、クルワマーリーのヤムムーヨー

パット・パカナー・プラーケム(かいらん菜と塩漬け魚の炒め物)

チェンセーンのレストラン、クルワマーリーの塩漬け魚の炒め物

パットパック・ルアム(ミックス野菜炒め)

チェンセーンのレストラン、クルワマーリーの野菜炒め

ご飯はタイで定番の出しかた

チェンセーンのレストラン、クルワマーリーのご飯

ゴールデン・トライアングルよりも食事はチェンセーンで

冒頭にも記した通り、今やチェンセーンよりもはるかにメジャーな観光スポットである「ゴールデン・トライアングル」は、近年は特に中国人観光客を乗せた大型バスがうじゃうじゃ停まっていて、まるでチェンマイのターペー門の前を思わせるかのようなにぎわいになっていてまったく落ち着かない。

その点チェンセーンはタイ北部の小さな田舎町の雰囲気を今なお残しており、個人的にはコーヒータイムにしても食事にしても、ゴールデン・トライアングルよりもはるかにおすすめできる。

今回紹介した「クルワ・マーリー(マリーさんの台所)」は、メコン川の雄大な景色をほぼひとり占めしながらゆったりと食事をすることができ、自分のような人混みが嫌いで静かに食事をしたい、というような人にとっては特によいだろう。

この景色でいただくメコン川で獲れた魚を使ったローカルなタイ料理は、普段より一層おいしく感じられること間違いなしだ。

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