3時間の乗り継ぎで成田行きに搭乗
バンコクを朝8時半に出て香港に正午過ぎに到着、3時間ほどの乗り継ぎで東京に向かう。
自分が香港に到着した時にはまだ案内の液晶画面に表示されていなかったゲートも確定し、ボーディング予定時刻ギリギリにラウンジを出た。
香港空港のゲートの案内は他に比べると見やすいと思う


ゲート付近からは搭乗機がよく見えた

ほどなくしてボーディングの案内があり列に並ぶ

香港空港でのボーディングでは、パスポートも搭乗券もいらない。
乗り継ぎ手続きの際、顔写真が撮影されパスポートと搭乗券もスキャンされるのでそれで照合しているのだろう。
カメラに顔を向けると、液晶に座席番号などが表示されゲートが開く。
人が目視でチェックするよりずっと早く、乗客はパスポートなどを出す必要もないのでとても楽だ。
おそらく、この先多くの空港で導入されるようになるのだろう。
ゲートを通過して機内へと向かう

シートはCX標準、毛布は出ないがネットが使える
キャセイパシフィック航空CX500便は、通常エアバスA350-900型機で運航されている。
このサイズの機体では標準の造り

この日は進行方向右手の席を予約していた

プライバシーも保ちつつ開放感もある


頭の脇にはコントローラーと物入れ


この物入れ、すぐに手を伸ばせるところにあるのですごく便利だ。
自分の場合は、持病の薬やパスポートケースなどを入れておくことが多い。
対抗のボーイング787機ではなぜか近い位置に物入れがなく、いつも一瞬イラッとするんだよな。
また、気がついていない人も結構いるようだが通路側のひじ掛けにあたる部分にはボタンがついている。
キャセイの場合はボタンが2つ

ひとつは一般的なひじ掛けがわり(ここにもペットボトルホルダーがついている)

だが、もう一つはあまり見かけない仕切りのようなものだ

寝ている時に通りかかる人がうっかり入って来るのを防ぐということなのだろうか?
あまり意味はなさそうだが……
-***-
搭乗機のキャセイパシフィック航空CX500便は予定時刻より若干早くドアが閉まってゲートを離れた。
しかし現在の香港空港は大規模拡張(?)工事中で離陸するための滑走路に着くまでに15分近くかかってしまった。
陸地をノロノロ進むのに飽きてきた頃、ようやく成田に向けて離陸となった。
【動画】キャセイパシフィック航空CX500便のビジネスクラスの座席から見た香港空港離
バンコクから香港までの便もだが、ブランケットが事前に席に置かれてはいなかった。
フライトの途中で手に持ちながら必要な人に渡すというようなこともないので、キャセイパシフィック航空の短・中距離便のビジネスクラスではリクエストしないともらえないのかもしれない。
自分はフライト時間が短すぎて寝ることができないのでなくても構わないのだが、機内が寒い時などあらかじめ席に用意があると安心だ。
また、キャセイパシフィック航空のビジネスクラス搭乗客は無料でインターネットに接続できる。
今回のフライトでは試しに一瞬つないでみただけなので使用感などはわからないが、これも今後は他のキャリアにも広がっていくことだろう。

キャセイの機内食はやっぱり中華が一番
この日のフライトは所要約4時間。
機内に入ると、あらかじめ席には食事のメニューとミネラルウォーターのペットボトルが置かれている。

ノンビリとそれを眺めていると、ウエルカムドリンクをトレーに乗せたキャビンアテンダントがやって来た。
アルコールはなかった(リクエストベースだと思う)のでオレンジジュースをいただく。

その後、飛行機の扉が閉まる前に再びキャビンアテンダントがやってきて食事の希望を聞いて来る。
日本線なので和食があるのはもちろん、それに加えて洋食と中華から選択可能だ。
自分はそのキャリアの属している国の料理を機内でいただくのも楽しみのひとつにしているので、キャセイパシフィック航空では中華をオーダーした。
時間に余裕があるので、まずは食前酒からスタート

白ワインをお願いしたら口頭で3種類の銘柄を言われどれにするかたずねられたので、適当に選んだオーストラリアのソーヴィニヨンブランとおつまみ。
食事も前菜とメインの2本立てだ

前菜は和食だった

タコの煮物、うなぎ、3色かまぼこ、アスパラガス、日本式ゼリー。
きのこ入り卵素麺

季節のミックスサラダ オリーブオイルとバルサミコビネガー


前菜を食べ終わると皿が下げられ、そこにメインディッシュが運ばれて来た

鶏肉の卵白巻きユリの球根ソース、菜心

干し貝柱と卵のチャーハン

メインはともに非常に繊細で上品な味つけになっていて、逆に少し物足りないくらいだった。
自分のような客がやはりいるのだろう、李錦記の桂林スタイル辣椒醤がついていた

食後にはコーヒーとハーゲンダッツアイスクリームをいただく

食事を終えると機内が暗くなるがすぐに降下を開始するのであまり意味はない

この日のCX500便のビジネスクラスは半分も埋まっておらず、自分の横もすべて空席だった。
ガラガラの成田空港。荷物もすぐ出て来た
搭乗機のキャセイパシフィック航空CX500便は定刻よりも10分ほどの早着で成田空港に着陸した。
離陸の時はモニターをつけておらず気がつかなかったが、車輪のところにカメラがついていてこんな映像も見れるのね。

この時間(20時過ぎ)の成田空港到着ターミナルは空いている。
CX(キャセイパシフィック航空)は第2ターミナルを使用しているが、ラウンジの位置の関係だろう通常はサテライトではなく本館側のゲートに到着するようだ。
ゲートに着くとスムーズに降機、入国審査へと向かう

入国手続きなどもガラガラであっという間に荷物受け取りターンテーブルに到着

バンコクで預け入れていた荷物も5分もしないうちにほぼ先頭で出て来て、すぐに目の前の電子通関コーナーを通過。
自動車で迎えに来てくれていたカミさんと落ち合うまで、降機から30分もかからずあっという間に自宅への帰路についた。
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