インドネシアへの旅の前に立ち寄ったマレーシアの首都、クアラルンプール。
最終日のぶらぶら歩きは、街のやや北寄りにあるチョウキット市場からスタートした。
が、思ったよりも規模が小さいのと売っているものがそれほどチェンマイ(タイ)とは変わらなかったこともあって、あっという間に終了してしまった。
それでは、ということで、この日のメインの目的であるコロニアル様式の建築物が残るというインド人街へと移動することにする。
移動、といってもチョウキットの南に隣接する一帯で、ジャラン(通り)・トゥアンク・アブドゥル・ラーマンとその東側にあるジャラン(通り)・マスジット・インディア周辺に古い建築物が点在しているという。
一番の見どころはサマセット・モーム(この人、東南アジアの至るところ……バンコクで言えばオリエンタル・ホテル、シンガポールならラッフルズ・ホテルとか……に足跡を残しているね)が立ち寄ってビールを飲んだことで知られている「コロシアム・ホテル」で、隣接のカフェと映画館は今も営業している。
もうひとつは、これまた映画館のオデオンが有名らしい。
このほかにも、あちらこちらにポツポツと古い建築物が残っているのだが、ほぼすべてが現役で活躍しており、そのため特に来歴とかの説明がなく詳細がわからないのが残念だった。
クアラルンプールも都市化が急速に進んでいて、こうした建物もいつ再開発で取り壊されるかわからない(自分が持っていた古いガイドブックに載っていたいくつかの建物はすでになくなっていた)が、できることならいつまでも残してほしいものだ。
3年ぶりのクアラルンプールの旅もこれで終わり。
翌日は、いよいよ本当の目的地であるインドネシアのソロ(スラカルタ)への移動だ。
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