場合によっては現状とそぐわない可能性がありますのでご留意ください。
マレーシアの首都クアラルンプールの国際空港(KLIAおよびKLIA2)から市内へは、鉄道のKLIAエクスプレスを使うのが時間的には一番早いと思う。
クアラルンプール国際空港(KLIA)は、バンコクのスワンナプーム空港ことは異なり人が非常に少なくて落ち着いた雰囲気だ。
空港内の造りも非常に機能的にできており、案内表示もほぼすべてに日本語が併記されているので、英語が苦手な人でもKILAエクスプレスの乗り場へと迷わずたどり着けることだろう。
KILAエクスプレスの切符売場

こちらも日本語が併記されているが、スタッフに日本語が通じるかどうかはわからない。
空港と市内を結ぶ鉄道は、途中駅にまったく止まらずノンストップで走り抜けるKILAエクスプレスと各駅停車のKILAトランジットの2種類があるはずなのだが、このブースは表示から見るとKILAエクスプレス専用なのだろうか。
自分は駅名を言っただけでKILAエクスプレスのチケットが出てきたのでよくわからないのだが。
ちなみに、日中はKILAエクスプレスが20分間隔、KILAトランジットは30分間隔で運転されているらしい。
KILAエクスプレスの切符

関東のSuicaやPASMOと同じ、非接触型のIC乗車カードである。
料金は400THB(約1,320JPY)近かった(記憶不鮮明)のでかなりの高額だ。
改札の雰囲気も日本の鉄道と変わらない

クアラルンプール国際空港駅のホーム

全面透明カバーのホームドアがついている。
視覚障害者用のタイルも日本の鉄道と同じもので、この写真だけ見たらどこの国かわからないかも。
KLIAエクスプレスは東南アジア最速の鉄道だそうで、クアラルンプール国際空港駅(KLIAとKLIA2)とKLセントラル駅間約50kmを28分で結んでいる。
さしずめ、東京なら成田エクスプレスか京成スカイライナーと言ったところだろうか。
車内は広くてとてもきれい


シートはリクライニングせず座り心地は比較的固めで、個人的には京成スカイライナーのそれに近い気がした。
乗客は基本的に空港利用者なので、スーツケースなどの荷物置き場もかなり大きめに取られており、車内のモニター画面にはフライト情報が時々表示される。
途中はゴム林が延々と続き、バンコクのスワンナプーム空港から市内に向かうエアポート・リンクの車内から見えるのとはまったく異なる風景をしばらく眺めていると、今度は高層ビルが徐々に近づいてきて市内に入ったことがわかる。
すると、あっという間にKLセントラル駅に到着だ。
鉄道からでも、バンコクより街の規模が小さいことがわかる。
KLセントラル駅の案内表示も日本語完備だ


KLセントラル駅はブキット・ビンタンなど市の中心部から少しだけ離れており、移動手段としてはLRT(新交通システム)やモノレールがあるが、自分が宿泊予定のホテルの最寄り駅に行くには乗換が必要なこともあり、この日はタクシーを使うことにした。
駅構内のタクシーカウンターでホテル名を告げてチケットを事前購入する。
この時初めて知ったのだが、クアラルンプールのタクシーにはバジェット、プレミアといったクラス分けがあるようだ。
カウンターには先客が5人ほどいたが、全員がバジェットのカウンターに並んでいたので自分もそれに従って後ろにつき、チケットを受け取ってタクシー乗り場に向かった。
乗り場には客が6~7人ほど並んでいた

時間帯のせいなのか、もともと台数が少ないからなのかわからないが、15分近く待たされてようやく自分の順番が来てタクシーに乗り込みホテルへと向かったのだった。
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