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【チェンマイで暮らす】ウィサーカブーチャー(仏誕節)はピン川沿いの寺院で放生する

仏誕節でのチェンマイのピン川への放生 仏教行事・イベント
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2023年6月3日はウィサーカブーチャー(วิสาขบูชา=仏誕節)であった。

ウィサーカブーチャー(仏誕節)とは、「タイランドハイパーリンクス」によれば

陰暦6月の満月の日で、釈迦の誕生日です。ウィサーカブーチャーの日は、釈迦が生誕、大悟、入滅した仏教的に重要な意味のある日であるとされており、同日に起こった3つの奇跡へ想いを馳せ、釈迦の徳に対して礼拝するための儀式が行われています。

とのことである。

日本ではお釈迦様の誕生日は毎年4月8日とされ、正式には灌仏会と呼ばれるが一般的には花まつりと称されることが多い。

ちなみに、自分が2年ほど住んでいたことのあるお釈迦様生誕の地であるネパールではブッダジャヤンティという名前で5月にインド暦ウェーサカ月の満月の日に盛大に祝われ、仏教寺院は大勢のお詣りをする人でにぎわう。

タイではウィサーカブーチャー(仏誕節)の日は休日となり、仏教関連の祝日であるためコンビニやレストランなどではアルコールの販売が終日禁止される。

自分はチェンマイでこうした仏教行事に参加する時はお詣りする寺院を祭りによって変えている。

ウィサーカブーチャー(仏誕節)は、チェンマイ市内ではワットチャイモンコンが毎年大勢の人でにぎわうので、今年も朝起きてシャワーを浴びてから家を出てバイクで向かった。

ピン川沿いに建つ寺院ワットチャイモンコンは中心部のチャルンプラテート通り沿いにあり、ナイトバザールや日本人ツアーがよく利用するチェンマイプラザホテルからもほど近く、ピン川のクルーズボートが発着する場所としても知られている。

チャルンプラテート通り沿いに建つ楼門をくぐって寺院の中に入ると、お詣りに来た人たちの車でいっぱいだった。

仏誕節のチェンマイのワットチャイモンコンの自動車

こういう時は、やはりスクーターのほうが便利だ。

適当な場所に駐輪して、まずは寺院の入口近くに出ている売店に向かう。

チェンマイのワットチャイモンコンの放生用の生き物の売店

ここでは放生用の小鳥や亀、魚などが売られている。

放生とは、捕らえた生き物を逃がしてやることにより功徳を積む行為でタイで広く行われている。

この寺院はピン川に面しているということもあって、お詣りに来る多くの人がここで放生を行う。

観光地の寺院では小鳥を餌付けしておいて人々がカゴから放してもまた戻ってきて店に捕まえられてしまったり、羽を切って遠くに飛べないようにしておいて店の人がまた捕まえて売ったりすることがあるので、「放生用の動物を買わないでください」という看板が出ているところもあったりする。

小鳥以外の動物であればそんな心配もないと思い、自分はいつもここでバケツに入った色々な魚を買うことにしている。

チェンマイのワットチャイモンコンの放生用の魚

ちなみに、9匹入って100THB(約400JPY)だ。

バケツを手にぶらさげて、寺院の奥へと向かう。

ピン川の岸の部分はコンクリートの階段になっていて、その先に屋根のついた固定式のいかだようなものが設置されている。

ここが放生をする場所だ。

チェンマイのワットチャイモンコンの放生用のいかだ

このいかだには放生の時に唱えるお祈り文(英語もあり)が書かれたパウチ済の紙が置かれており、人々はそれを読み上げながら川へ生き物を放す。

チェンマイのワットチャイモンコンの放生用の祈祷文

いかだから直接ピン川に魚などを放生することもできるが日が当たって暑いのだろう、多くの人は真ん中に開いている穴(?)から放している。

仏誕節でのチェンマイのピン川へ放生する人
仏誕節でのチェンマイのピン川へ放生する女性
仏誕節でのチェンマイのピン川へ放生するカップル

カップルが放生している場所は金網でいけすのようなものが作られており「小さな魚を放生する場所」と書かれている。

川に直接放生すると他の魚に食べられてしまうからか、あるいはいけすにいる魚を売店が後で回収して再び売るためなのか理由はわからないが、自分も注意書きにしたがってここでお祈りをしてから魚を放した。

自分の気持ち的には放生を終えたらウィサーカブーチャー(仏誕節)のお詣りは終わったも同然なのでこのまま寺院をあとにしてもいいのだが、せっかくなので少しウロウロすることにした。

ここは中国系の人に人気があるのだろうか、大きな観音様が祀られた一角があり大勢の人が祈りを捧げていた。

チェンマイのワットチャイモンコンの観音像

続いてウィハーン(本堂)へと向かう。

チェンマイのワットチャイモンコンの本堂概観

ワットチャイモンコンは、ピン川に面した放生用のスペースがある以外は普通の寺院と大差ない。

本堂の中ではご本尊にお詣りする人や座っているお坊さんにタムブン(徳積行)する人などが大勢いてにぎやかだった。

チェンマイのワットチャイモンコンの本尊にお詣りする人
チェンマイのワットチャイモンコンでタムブンする人

まあ、お祭りの日のチェンマイの人気のある寺院はどこもこんな感じだが。

本堂のそばには、お詣りに来た人を当てこんで屋台がいくつも並んでいた。

チェンマイのワットチャイモンコンの屋台

本堂を出るともうすっかり陽は高く登っており、肌を刺すような光でかなり暑くなって来ていたが、放生を終えて気持ちはさっぱりして涼やかだ。

ちなみに、ウィサーカブーチャー(仏誕節)の日の夜は「ウィアンティアン」と呼ばれるろうそくと蓮の花、線香の3つを持って本堂やチェディ(仏塔)の周囲を3回歩いて回る儀式を行う人も多いが、自分はいつも翌日とかに別の寺院でやっている。

日にちや寺院を分ける理由が特にあるわけではないのだが。

仏教国タイ(チェンマイ)では色々な宗教行事が行われるが、ただ漫然と暮らしているだけではこうしたイベントに参加する機会はなかなか作ることができない。

せっかくタイ(チェンマイ)で暮らしているのであれば、お祭りがある時は前もってタイ人とかにどこがにぎわうか教えてもらって見るだけでなく実際に参加してみるといいと思う。

タイの場合、作法など細かいことを気にせず済むのも自分たちのような外国人にとっては心理的な敷居が低くて助かる。

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