日本への一時帰国を終えてチェンマイに戻る帰路。
まずは成田を朝に出るベトナム航空VN301便でベトナムのホーチミンシティ・タンソンニャット空港に降り立った。
バンコクへと向かう便の搭乗時刻までは2時間半ほどあり、到着フロアからトランジットカウンターを通過して出発エリアに移動、真昼間の人の少ないラウンジでまったりと過ごしたのち、搭乗案内のアナウンスを聞いて出発ゲートへと移動した。
自分はアナウンスを聞いてからラウンジの席をたったのだが、ボーディングが始まってからすでに時間がかなりたっていたのか、ゲートにはほとんど人もおらずビジネスクラスの優先搭乗のメリットもあまり感じぬまま機内へと向かった。
この日のベトナム航空VN603便バンコク・スワンナプーム行きは、この路線では定番と言ってよいエアバスA321型機だ。
ベトナム航空がこのA321を何機保有しているのかは知らないけど、この日の搭乗便はかなりの機齢のようで、シートのコントローラーが壊れていたりフットレストがガタガタだったりとかなりボロかった。
もっとも、飛行時間はバンコクとチェンマイの間とほとんど同じ1時間ちょっとなので、ほとんど気にならない。
この日のビジネスクラスは、ほぼ満席であった。
搭乗するとすぐにウエルカムドリンクがサーブされる
国際線なのでシャンパンもあるのだが、短時間のフライトで酔っぱらっているヒマもないくらいなので、アルコールはパス。
離陸してシートベルト着用サインが消えると、すぐにCAがバタバタと食事の準備を始める。
何しろ1時間のフライトなので今日のように乗客が多いとサービスするほうも食べるほうも大忙しだ。
この日の機内食全景(パンはまだ乗せられていない)
この便ではメニューが配られることはなく、CAが離陸前のアイドルタイムを利用して口頭で2種類のメインディッシュを告げてチョイスさせると同時に飲み物のオーダーも確認する。
メインディッシュは魚フライのせ炒めビーフンをチョイスした
ちょっと黄色味がかったフライで「もしかしたらカレー味なのかな?」と食べる前は想像していたのだが、実際に口に入れてみると炒めビーフンを含めてほとんど味がない。
しかたがないので、トレイに乗っていた塩コショウで味を調えてからいただいた。
パンは、全粒粉パンをもらう
フランスの植民地だった影響からなのか、ベトナム航空に搭乗していつも感心するのは、パンの種類が多くてしかもどれを食べてもおいしいのだ。
この日もたった1時間ちょっとのフライトなのに、CAはバスケットに4種類のパンを乗せて持って来た。
あまりお腹が空いておらず、ひとつしか食べられなかったのが残念だった。
食後のフルーツ盛り合わせ
ちょっとパサついてはいたが、これまたおいしくいただいた。
ちなみに、ドラゴンフルーツは最近ではタイでも広く食べられるようになっているが、もともとはベトナムの名産(原産地は中南米)で、自分が生まれて初めて食べたのはホーチミンシティを最初に訪れた1993年ごろのホテルの朝食であった。
パンとは逆にいつもあまりおいしく感じられないコーヒー
コーヒーがおいしくないのは、成田とホーチミンとの間を飛んでいる最新機種のボーイング787-9型機でも同じなので、機材(コーヒーマシン)の問題ではないのだろう。
ベトナムは、街なかのその辺のカフェでもおいしいコーヒーが飲めたりして、以前はまるっきりダメだったタイから行くと結構感動したものだが……
まあ、それでもタイ航空の機内で出されるコーヒーよりはまともである(笑)
食事が終わるか終わらないかといううちに搭乗機は着陸に向けて高度を下げ始め、あっという間にバンコクのスワンナプーム空港に到着した。
無理をすればこの日のうちにチェンマイまでたどり着くことも可能なのだが、2週間ちょっと留守にしたのでおそらく自宅の中はかなり汚れていることが予想され、日本から移動してきて夜遅くにザッとだったにしても掃除する元気はない。
なので、この日はバンコクで入国、市内のホテルでゆっくり休んでから翌日の昼前の便でチェンマイに戻ったのだった。
【参考】自分がチェンマイで航空券を購入する時のやり方
(1)検索比較サイトのエクスペディアで、利用できるキャリアと価格をチェックして候補を抽出
(2)候補の航空会社の公式サイトで価格とともに運行機材・シートなどをチェック
(3)市内の旅行会社で価格をチェック
というプロセスを経てこの3か所のどこで何航空の航空券を購入するかを最終的に決めている。
エクスペディアは、よく航空会社の公式サイトよりも安い価格で出ていることもあるのだが、単なる比較サイトなのでかなりいい加減なエージェントが出ていることもあるようで、利用する時にはあらかじめ評判などをチェックしたほうがいい。
航空会社の公式サイトはまず第一に安心だし、そのキャリアのマイレージ会員になっていればログイン後にチェックすると価格が下がることも多い。
また、為替レートの関係だろう、ウェブサイトで提示される航空運賃が日々刻刻と変化していくのでタイミングも重要かもしれない。
インターネットの時代にあって実際に利用する人は少ないと思われる旅行会社だが、航空会社が特別に(=オープンにしたくない)プロモーション・チケットを出していることがあり、ちょっとリサーチというつもりで店頭に行ったにもかかわらず、驚くようなお得なオファーをされてその場で購入を決めてしまったことが何回もある。
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