11月5日から7日は、ソンクラーンと並ぶチェンマイの2大祭事のひとつ、イーペンが開催される。
チェンマイ(タイ北部)以外ではローイクラトンと呼ばれるこのお祭りは、ローイ(ลอย=浮かべる)・クラトン(กระทง=灯篭)の名前の通り日本の灯篭流しのようなものだが、チェンマイでは「旧暦の12月の満月の日」を意味するイーペンという呼称が一般的だ。
また、タイ国政府観光庁のウェブサイトでは5日から7日となっており3日間のイベント予定が記されているが、こちらに住むタイ人に聞くと、多くが「6日と7日」と答える。
店舗などでお祭りに合わせて営業時間を短縮するところも6日と7日に設定しているところが多く、本当の意味でのイーペンは6日と7日の2日間(イーペンを意味する陰暦12月の満月は今年は6日)なのかも。
お祭りの由来などについては別途記事にするとして、今日タイ語のレッスンを受けた後に、バイクでお濠の中の旧市街およびその周辺でのお祭りの準備の様子を見て回った。
ターペー門広場の様子(タイトル下の写真も)
ここでは、オープニング・セレモニーや美人コンテストが開催されるほか、パレードの出発地点となっているので、広場にはステージが設置されようとしていた。
道路の上にも提灯が飾られていた
旧市街中心部、3人の王様の像の前の広場にはたくさんの提燈が並んでいた
外国人旅行者相手のレストランも店の前に提灯を吊るしている
お濠の上には、ここに燈篭を流したり爆竹を鳴らしてはいけないなどの注意書きが
タイ語のほかは中国語だけ、というところが、その人数の多さとマナーの悪さを物語っている(苦笑)
お祭りの期間中は役所かどこかがお濠の上に燈篭、というかオブジェを浮かべる。
その準備も行われていた。
旧市街北側にあるチャーンプック門の広場にもやはりオブジェが置かれていた
ちなみに、このチャーンプアック門の真ん中にはお濠の内外を結ぶ道路が通っているのだが、軍が政権を掌握して以来軍隊のトラックなどが停車して道をふさいでおり、行き来することができなくなっている。
タイ国政府観光庁のサイトで、祭りの期間終日読経の儀式が行われると紹介されていた、チャーンプアック門に近いワット・ロークモーリーに行ってみた。
門の上や本堂脇にきれいに提灯が飾り付けられていた
イーペン自体は基本的に夜に行われるお祭りなので、昼間に会場に行ってもあまりおもしろいものでもない。
祭りの当日は、人々が灯篭を流しに来るピン川などにも行ってみるつもりなので、その様子はまたここに記したいと思う。
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