東京からチェンマイに戻るのだが、今回はまずベトナム航空でホーチミン経由バンコクへ向かう。
最初に搭乗したのは朝9時すぎに成田を出るVN301便だ。
早朝東京の自宅を出て成田空港に入り、指定されたデルタ航空の「デルタスカイクラブ」で30分ほど時間をつぶす。
この日の搭乗ゲートはラウンジへ通じるエスカレーターのほぼ真ん前だったので、搭乗時刻ちょうどくらいまで滞在し、それからゆっくり支度をしてゲートへと向かった。
ちょうどビジネスクラスの乗客の搭乗が終わったところで、今まさにエコノミークラスの乗客の搭乗が始まろうとしているタイミングだった。
ベトナム航空の成田とホーチミンシティを結ぶ便はエアバスA350-900型機での運航だ。
シートが斜めに配置されているリバース・ヘリンボーン型で、もちろんソロシートだ。
シートの上には、ギフトのアメニティが置かれていた。
チェンマイに戻ってそのまま友人の奥さんにあげてしまったので、中に何が入ってるかはわからない。
搭乗前のウエルカムドリンクはシャンパンでもよかったのだが、なぜかアップルジュースを取ってしまった。
この日のホーチミンシティ行きは、ほぼ定刻に成田空港を離陸した。
飛行時間に余裕があるからか、メニューはウエルカムドリンクとほぼ同時に配られたが、オーダーは水平飛行に移ってからだった。
メニューに載っていたのは、和食が2種類(牛すき焼き、鮭ちゃんちゃん焼き)とアジアン(海老のレモングラスグリル)、それに洋食の4種類。
以前この便に搭乗した時は和食をいただいたのだが、正直言ってあまりおいしくなかったため、今回は洋食をリクエストしてみた。
テーブルクロスがかけられ、おしぼりが出て食事のはじまり、はじまり。
食前酒はシャブリ(Premier Cru Vau de Vey2017)。
近年、コスト削減なのか白ワインでシャブリのあるキャリアがどんどん減ってる気がする。
チェンマイでもシャブリはかなりいい値段(ちょっとしたのですぐに1,000THBとか)なので、普段はとても飲めない。
自分はアルコールはたくさんは飲まないのだが、これはちょっとうれしかった。
すぐにアミューズ・ブーシュがテーブルの上に置かれた。
ワインを飲み、アミューズ・ブーシュで一息つくと、前菜が運ばれてきた。
前菜はメニューに料理名がでていなかったのだが、野菜をローストビーフで巻きピリ辛ソースをかけたもの(生春巻風?)、タイではムーヨーと呼ばれているベトナムソーセージ、茄子のソテーにムースを乗せたものだ。
茄子の上に乗ったムースは色こそ派手だったが、味はあまりなかった。
サラダについてきたドレッシングが和風なのがいいね。
スープはパンプキンスープ。
パンももちろんいただきます。
メインはローストポーク・チポレット風味にフライドポテトとチェリートマト添え。
ビーフではないが、肉質、焼き具合、風味付けも申し分なくパクパクといただいてしまった。
最後は食後のコーヒー、ということなのだが、なぜかベトナム航空はインスタントコーヒー(メニューにはっきりそう書いてある)とカプチーノしか用意されていないのが残念。
ベトナムで飲むコーヒーはかなりおいしくて現地を旅行する時の楽しみのひとつなのだが、ちょっとクセもあるので機内では出さないのだろうか?
インスタントコーヒーは何回も飲んだことがあるので、今回は初めてカプチーノを頼んでみた。
う~ん、甘い……というか甘すぎる。
メニューには書かれていないが、たぶんこれもインスタント。
普段、機内食の後のコーヒーはおかわりをするのだが、さすがにこれは1杯で十分という感じで水を追加でもらった。
カプチーノと一緒に、フルーツとケーキも出された。
食事を終えると機内の照明が落とされ、窓のシェードを降ろしておやすみタイムとなる。
自分はこの日ムチャクチャ早起きだったのだがなぜかあまり眠くならず、映画を見たりしていた。
起きている乗客には、途中で飲み物やアイスクリームのサービスがあった。
ストロベリーアイスクリーム コアントローソース。
機は航路上揺れることもほとんどなく、予定よりも少し早い時刻にベトナムのホーチミンシティ・タンソンニャット空港へと着陸した。
CAに挨拶をして飛行機を降り、トランスファー・エリアで荷物検査などを受けて国際線出発フロアへと出る。
約1時間半ほどの乗り継ぎ時間は往路と同じベトナム航空の「ロータスラウンジ2」で過ごし、バンコク行きのフライトの搭乗ゲートへと向かった。
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