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【チェンマイで暮らす】ウィサーカブーチャー(仏誕節)でピン川沿いの寺院にお参りする

チェンマイの寺院の仏誕節 仏教行事・イベント
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2025年5月11日(日)はウィサーカブーチャー(วิสาขบูชา=仏誕節)であった。

ウィサーカブーチャー(仏誕節)とは、ChatGPTによれば

この祝日は、仏教において非常に重要な宗教行事の一つです。
タイをはじめ、スリランカ、ミャンマー、カンボジア、ラオスなどの上座部仏教国で広く祝われています。
仏教の教えによれば、釈迦(ゴータマ・ブッダ)はヴァイシャーカ月(ウィサーカー月)の満月の日に次の三つを経験したとされています:
誕生:ルンビニで誕生
悟りを開いた:35歳で菩提樹の下で悟りを得た
入滅(死去):80歳でクシナガラで入滅
この三つの出来事が「同じ満月の日に起きた」と信じられており、それを記念してこの日が設けられました。
毎年、陰暦(タイ仏暦)の6月の満月の日(通常は西暦5月頃)に行われます。
タイでは仏教の3大祭の一つとされ、国の祝日でもあります。
タイではこの日、次のような宗教的な行事が行われます。
托鉢(たくはつ):朝早くから信者が僧侶に食べ物などを施します。
寺院参拝:多くの人が仏教寺院へ出かけ、お経を聞いたり瞑想を行ったりします。
ロウソク行進(เวียนเทียน=ウィアンティエン):夜、寺院の本堂の周りをロウソク・線香・花を持って3周歩き、仏陀に敬意を表します。
飲酒禁止・娯楽禁止:この日は節度を守る日とされ、酒類の販売が禁止されることもあります。

とのことだ。

お釈迦様の誕生日は日本では4月8日とされ正式には灌仏会と呼ばれるが、一般的には花まつりという名で知られている。

このウィサーカブーチャー(仏誕節)、自分は毎年チェンマイ市内中心部にあるワット(寺院)チャイモンコンにお参りすることにしている。

特に名刹というわけでもないのだが、ピン川に面していることから放生(捕らえた生き物を逃がしてやることにより功徳を積む行為)をすることでウィサーカブーチャー(仏誕節)のお参りをしようという人々で、毎年たくさんの人でにぎわう。

この日は6時前に起床してシャワーを浴び、身支度を整えて8時前に寺院に到着した。

チャルンプラテート通り沿いの立派な楼門

チェンマイの寺院ワットチャイモンコンの楼門

寺院の中に入ると、すでに駐車場所を探す車が渋滞を起こしていた

チェンマイの寺院ワットチャイモンコンの駐車場

いつもなら寺院に入ってすぐ左のスペースにスクーターを止めるのだが、この日は制服を着たお役人っぽい人たちがたくさんいるだけでなくテレビ局か何かの本格的なカメラなどの機材を携えた人たちも複数いた。

チェンマイの寺院ワットチャイモンコンの投票所

この日のタイは地方選挙の投票日となっており、こちらの寺院が投票所に指定されているらしい。

お参りに来る人と投票に来る人とで、今年はこの後一層混雑しそうだ。

上記の通り、ワットチャイモンコンはピン川に面しているということで特に放生によって功徳を積もうという人が多いことから、寺院の中にそれ用の生き物を売る店が常設で出ている。

ワットチャイモンコンの放生用の生き物の売店

ここで放生するための魚や亀、鳥などを売っている。

ピン川に面しているこの寺院では圧倒的に魚だ。

魚は種類によってご利益が違い店の脇にそれが詳しく書かれているのだが、自分は特に決まった願い事があるわけでもないのでいつも9種類の魚がひとつのバケツに入っているものを買う。

ワットチャイモンコンの放生用の魚のバケツ
ワットチャイモンコンの放生用の魚

ちなみに、タイでは9という数字の発音が「進む」という単語のそれと似ていることから縁起がよいとされている。

たぶん店でも圧倒的に売れるのだろう、すでにバケツに魚を入れてたくさん準備している。

売店の前には、ボウルが2つ置かれた小さなテーブルがある

ワットチャイモンコンのお清め用の聖水

ボウルの中には水と木の枝をまとめたようなものが入っている。

これは一種の聖水で、売店で買った生き物に木の枝を使って水を振りかけお清めをするのだ。

自分の後に来た人は、買った鳩に振りかけていた

ワットチャイモンコンの聖水を使ったお清め

お清めを終えたら、バケツを持って寺院の奥のピン川に向かって進んでいく。

階段を下りた先のピン川の上にはいかだのようなものが浮かんでいる

ワットチャイモンコンの放生用のいかだ

一年中ピン川に放生をしに来る人がいるので、それ専用のいかだをしつらえて係留しているのだ。

また、いかだの片側の端はピン川クルーズのボート乗り場になっており、これはこれで寺院に何らかの利益(使用料とか)をもたらしているのだろう。

ワットチャイモンコンのボート乗り場

放生用のいかだは、真ん中に穴が開いたような形をしている。

ワットチャイモンコンでのピン川への放生

いかだから直接ピン川に魚とかを放生してもいいのだが、すぐに肉食魚に食べられてしまうので特に小さな魚は真ん中に開いた穴から魚を放す。

いかだの中にも、その旨注意書きがされている。

みんなが思い思いに放生しているのにまじって、自分のお祈りをしてから魚を静かに水の中に放した。

乾季のピン川は水量が少なく、流れもゆったりだ。

今年のウィサーカブーチャー(วิสาขบูชา=仏誕節)のチェンマイは雲が多くて涼しく、楽なお参りであった。

チェンマイのワットチャイモンコンから見たピン川

この日の自分にとってのメインイベントは放生なのでこれでもう帰ってもいいのだが、せっかくなので寺院の中を少し散策する。

ピン川の近くには、観音堂(中国寺院)やタイの寺院ならどこにでもある生まれた曜日の仏様を並べた近代的な建物などが並んでいる。

チェンマイのワットチャイモンコンの観音堂
チェンマイのワットチャイモンコンの仏像

その後は本堂に向かった

チェンマイのワットチャイモンコンの本堂概観

例年本堂内部はお坊さんにタムブン(徳積行)する人たちでにぎわっているのだが、ご本尊にお参りをすることにしている。

入口の階段の適当な場所でサンダルを脱ぎ中に入ったが、今年は様子が違っていた。

チェンマイのワットチャイモンコンの本堂内のにぎわい

座っているお坊さんが揃って読経しており、そちらに向かってみんなが座り手を合わせていた。

ウィサーカブーチャー(仏誕節)のワット(寺院)チャイモンコンで、このようなイベントに遭遇したのは初めてだ。

座っている人たちはひとつの団体というわけではなさそうだし、どういう流れでこのような読経になったのだろうか?

これではご本尊のほうに向かって座りお祈りするなんてことはできないので、早々に退出した。

本堂の外に出て駐輪してあるスクーターのほうに向かって歩いて行くと、来た時にはまだ準備中が多かった参拝客目当ての屋台の営業体制がすっかり整い、早速お客さんが買い食いしていた。

チェンマイのワットチャイモンコンの屋台

スクーターに戻り腕時計を見ると、まだ9時ちょっと前だった。

起きてからコーヒーを飲んだだけだったのでどこかで朝ご飯でも食べるか、と思い寺院からあまり離れていない場所にある店を頭の中で思い浮かべながら寺院を後にした。

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