BTSと地下鉄が利用でき便利なアソークにある中級ホテル
普段チェンマイに住んでいる自分は気分転換を兼ねてお友達に会うためや一時帰国、タイ内外への旅でしばしばバンコクに立ち寄る。
滞在するのはせいぜい3~4日がほとんどだが、市内を移動する用事が多かったりお友達との会食がプロンポン周辺だったりする時に泊っているのが今回紹介する「トゥースリー・ア・ホームリー・ホテル(Two Three A Homely Hotel)」だ。
BTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)が交差するアソーク駅が最寄り駅で、普通の旅行者にとっても観光に便利で使い勝手がよく値段もこのエリアでは安いほうなのですべての人におすすめできる中級ホテルだと思う。
歓楽街ソイカウボーイも至近だが奥まっていて静か
「トゥースリー・ア・ホームリー・ホテル(Two Three A Homely Hotel)」は、スクムビット通りソイ23から少し入った場所にある。
住所:100 Sukhumvit 23,Sukhumvit Road,Klongtoey Nua,Wattana
電話:02-0827070
WEBSITE:https://twothreehotel.com/
アソークの交差点から徒歩7分ほどだ。
スクムビット通りからソイ23に入り200mほど進みプラサーンミット(ประสานมิตร)通りへ右折、100m進んだ最初の四つ角を右折するとすぐ右側のところにある。
アソークを北上してソイカウボーイを通過、ソイ23に入ったほうが若干距離は短いが歓楽街なので夜間は特に女性は通り抜けは避けたほうがよい。
プラサーンミット通りはスクムビットからペチャブリ―への抜け道になっているので狭い割には交通量が多いが、ホテルはそこから少しだけ路地を入り先は行き止まりなのでビックリするくらい静かな環境だ。
日本食の店などが立ち並ぶ日本人街プロンポンまでも裏道散歩を20分ほどでアクセス可能。
フロントを通らないと宿泊棟に行けずセキュリティ面も安心
ホテルを入ったすぐのところにガラス張りの部屋があり、そこがロビーとフロントになっている。
もしかしたら元々は賃貸用に造られた建物に後付けしたのか非常にこじんまりとしており、チェックイン&アウトの客が重なると待たされることになるかも。
客室へはこのフロントの右脇を通り抜けて行くようになっており、そういう意味ではセキュリティ的に安心だ。
ちなみに、ファラン(欧米人)には特に有名な歓楽街ソイカウボーイがすぐそばなのに、ホテル内で女性を連れ込んでいるような客を自分はほとんど見たことがない。
フロント脇を抜け通路を先に進んだところに客室棟のエレベーター乗り場のあるホールがある。
部屋は広くないが使い勝手はよい
「トゥースリー・ア・ホームリー・ホテル(Two Three A Homely Hotel)」は全78室。
1フロアにエグゼクティブスイート2室、スーペリアルーム12室の計14室が配置されている。
スーペリアルームは24平方メートルで、それほど広いというわけでない。
リゾートホテルや高級ホテルではないので、室内の設備などはシンプルだが使い勝手は悪くない。
引き戸のついたクローゼットはなく、部屋を入ったすぐのところにバスローブがかけられたハンガーがある。
そのすぐ奥にはスーツケースやカバンの置き場が設けられている。
折りたたみ式のものが置かれているホテルは多いが、ここは家具のような造り付けだ。
安定感があるし、中型くらいのスーツケースであれば問題なく広げることができる。
部屋が広くはないのでこれは便利な設備だ。
ベッドはごくごく普通のもの。
自分が今まで泊まった限りでは、マットレスがへたっていたりするようなことはなかった。
ベッドサイドテーブルの下にはセーフティーボックスがある。
反対側のベッドサイドにはデスク。
デスクは大きくなく、電源コンセントはついているがラップトップパソコンを広げたら書類などを置くスペースはほとんどない。
このようなホテルで本格的な仕事をするような人は少ないだろうし、自分的にもこれで十分だ。
窓際には、ソファとテーブルがある。
ソファと言っても背もたれはなく、可動式のテーブルも少し小さくてコーヒーカップを2つ置いたらいっぱいいっぱいという感じだ。
自分はいつもソファの半分のスペースは洋服や外出用のバッグ置き場にして、残りのスペースに腰かけてコーヒーを飲む以外には使用しないことがほとんどだ。
テレビはごく普通のもので、映るチャンネル数は多くなく日本の番組も見ることはできない。
冷蔵庫とその近くにあるコーヒーなども一般的なホテルと同様だ。
コンビニはソイ23に出てスクムビット方面に向かったすぐのところとホテル前の道を北に行った先にセブンイレブンがあって、ちょっとした買い物に困るようなことはない。
部屋からの眺めは階数にもよるが、北側の部屋であれば目の前に高い建物がないので視界も良好で気持ちがいいが、南側の部屋は目の前にコンドミニアムがあってうっかりすると住人と目があったりする。
眺めを重視するのであれば、チェックイン時に北側の部屋を希望するといいだろう。
バスルームはバスタブこそないもののそこそこの広さがあり、レインシャワーもついていて使いやすい。
シャンプーとシャワージェルは備えつけられているが、コンディショナーはない。
アメニティは綿棒とシャワーキャップしかないので、必要なものは近くのコンビニなどで買って来よう。
品数は豊富ではないが十分な朝食ビュッフェ
ホテル予約サイトから部屋を取れば、朝食付きのプランがお得なことが多い。
朝食会場は2階のエレベーターを降り廊下を進んだ奥にある。
会場はガラス張りの窓で明るく気持ちがいい。
また、会場奥にあるプールのそばにもテーブルが出ているので、屋外がいいという人はこちらに席を取るといいだろう。
朝食会場に入ると、スタッフが近づいてきてメインの卵料理のオーダーを聞いて来る。
目玉焼きは作り置きがあるのでそこから取ればよく、それ以外のものを注文した場合はコックが調理したものを席まで運んで来てくれる。
卵料理以外にもカーオトム(米粒の形が残ったお粥)を頼むことも可能だ。
それ以外の料理やドリンクは、並んでいるものから自分で取ろう。
用意されている料理の種類はそれほど多くはないが、カーオパット(炒飯)や焼き麺、サラダやフルーツなども用意されている。
唯一不満なのは、コーヒーがインスタントであることくらいだろうか。
普段チェンマイで暮らしている時の朝食はクロワッサンにコーヒー程度しか取らない自分にとってはこんな感じで十分、というか食べ過ぎだ。
スワンナプーム空港乗り継ぎで1泊にも使える
今回紹介した「トゥースリー・ア・ホームリー・ホテル(Two Three A Homely Hotel)」。
最寄り駅のアソークはエアポートレイルリンクのマッカサン駅から地下鉄でたった一駅なので、スワンナプーム空港乗り継ぎ1泊でも少し時間に余裕がある人なら十分利用可能だ。
アソーク周辺にはさまざまな飲食店やショッピングモールもあり、ホテルから徒歩圏内でほとんどの用事は済ませることができる。
値段的にも値上がりの激しいバンコク中心部のホテルの中では割安な方で、タイに慣れていない旅行者でも部屋の設備などで不満を感じるようなこともないだろう。
西のプロンポン方面に歩けば日本食の店も選り取り見取りなので、タイ料理が苦手というような人でもまったく困ることはなく、誰にでも使いやすいおすすめホテルだと思う。
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