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【メーソート】峠道の途中にあり珍しい生鮮食品やチェンマイ土産が買える「山のラフ族市場」

タイ北部のメーソートへの峠道にある山のラフ族市場 カムペーンペット、ピチット&メーソート
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タイ・ミャンマーの幹線路、国道12(アジアハイウェイ1)号線

1988年、チャチャイ首相が「インドシナ地域を戦場から市場へ」というキャッチフレーズとともにいわゆる「バーツ経済圏構想」を唱えて以来、タイと周辺諸国とを結ぶ道路が急速に整備された。

西の隣国ミャンマーとの関係で言えば、同国最大の都市ヤンゴンまで500km足らずという地理的優位性のあるメーソートの開発にはとりわけ力が注がれ、それまで山賊が出たりする険しい山道だった国道12号線はあっという間に拡張され、国境のモエィ川には1997年にタイ政府によってタイ-ミャンマー友好橋も架けられた。

「バーツ経済圏構想」はその後のバーツ危機によって事実上消滅したが、ミャンマーのみならずラオス、ベトナムとの経済的な結びつきを強固とする流れは止まらず、国道12号線は国内を東進してこの両国とも結ばれ4か国を横断する大動脈となり、タイ経済に欠かすことのできない道路となっている。

その結果、メーソートの国境はタイ・ミャンマー間の貿易額の過半数を占めるまでになり大型トラックがひっきりなしに通過するようになっただけでなく、自動車で6時間ほどの首都バンコクからの旅行者も大量にやってくるようになったことから今なお国道12号線は整備拡張が続けられている。

今回紹介する「タラート(ตลาด=市場)・ドーイ(ดอย=山)・ムース―(มูเซอ=ラフ族)=山のラフ族市場」は、そんな旅行者をターゲットに作られた、大都会バンコクから来る人には物珍しい産品を売っている場所として、人気のスポットだ。

なお、市場の名前は直訳すると「ラフ山の市場」ということになるのだろうが、そういう名前の山があるのかわからないしちょっと伝わりにくいと感じたので、意訳して「山のラフ族市場」としている。

峠の途中に忽然と現れるタラート(市場)

「山のラフ族市場」はメーソートの街から50kmほど、タークからだと30kmちょっとの峠道の途中にある。

メーソートから片道2車線、ところによっては3車線の山岳地帯の中のすばらしい路面状態の道を走って来るとビューポイント(駐車場のある展望のよい場所)に続いて「DOI MONTHA(ดอยมณทา)」という標識があり、そのすぐ先に側道への分かれ道があるので斜め左に入ったところが市場になっている。

なお、タークから来た場合は中央分離帯があるので、いったん市場を通り越すとすぐにUターンできる場所がある。

このあたり、交通量が少ないと自動車もトラックもかなりのスピードを出して走っているのでUターンする場合は対向車に十分注意しよう。

市場は道沿いに40~50m続いており、その前に駐車スペースが作られているので空いているところに止めればよい。

タイ北部のメーソートへの峠道にある山のラフ族市場概観

野生の動物の肉は買いづらいが、チェンマイ土産も多数

道路に面したところにも、店がたくさん並んでいる

タイのメーソートへの峠道にある山のラフ族市場内部概観

その前では、一部民族衣装を着た女性たちが車座になって食事をしたりしている

タイのメーソートへの峠道にある山のラフ族市場の女性たち

以前はチェンマイやチェンラーイの山のほうに行くとよく見かけたが、今では珍しくなった光景だ。

適当なところから市場の中に入ってウロウロしてみよう。

タイ北部の国道沿いで時々見かける同じような山の産品を売る市場と同じように雑然とした感じで、地面もデコボコで少し歩きにくいので足元に注意しよう。

タイ北部のメーソートへの峠道にある山のラフ族市場内部

自分は乾季にしか訪れたことがないのだが、雨季だったらもしかしたら地面もグチャグチャになっていたりするのかも。

売っているものは、この周辺で採れたと思われる野菜や果物が中心だ

タイのメーソートへの峠道にある山のラフ族市場の野菜果物

山岳民族も、今では民族衣装を脱いでしまい普通のタイ人のようにTシャツにGパンとかいうスタイルの人が多くなってしまったが、ここではまだまだ昔ながらのファッションのお年寄りがいたりする。

タイのメーソートへの峠道にある山のラフ族市場の山岳民族

もしかしたら営業用なのかもしれないが、昔を知っている自分のような人間は懐かしくなってしまう。

付近の山々で獲れたのだろうか、「いのしし、野鶏」と書かれた肉を売っている店もある

タイのメーソートへの峠道にある山のラフ族市場の肉屋

この市場の北側はタークシンマハーラート国立公園のうっそうとした森になっており、周囲もほとんどがジャングルなので、こうした動物の肉を並べているのだろう。

タイのメーソートへの峠道にある山のラフ族市場の森林

ここからチェンマイの自宅まではまだかなりの距離があるので、こうした肉を買ったことはない。

が、以前チェンマイとラムパーンを結ぶ国道11号線沿いにある同じようなタラート(市場)でいのししの肉を買って食べてみたところ、かなりワイルドな風味で正直あまりおいしいとは思えなかった。

ジビエ、などと言えば聞こえはいいが、実際に食べるならちゃんと肥育された動物の肉のほうがやはり口には合うのだろう。

肉の奥で売られているのは、ケープムーという豚皮のカリカリ揚げだ。

これはチェンマイ名物として有名だが、この市場ではケープムー以外にもお菓子などのチェンマイ土産もたくさん売られている。

おそらく、バンコクからやって来た旅行者相手に並べているのだろう。

普通の旅行者であれば、そうした商品のほうが買いやすいかもしれない。

買うものがなくてもぜひ立ち寄ってみよう

タイ北部の街タークからミャンマー国境のメーソートへと続く国道12号線(アジアハイウェイ1号線)の山々が連なる峠道の途中にあり、野趣あふれるさまざまな地場産品だけでなくチェンマイ土産も買うことができる「タラート・ドーイ・ムース―(山のラフ族市場)」。

自分のようなタイに住んでいる者でも正直買いたいと思う商品はそれほどたくさんあるわけではないが、タイ北部の山の中ならではの産品や売り子の民族衣装を着た山岳民族などはどこでも見れるものではないので、立ち寄ってみる価値はあると思う。

特にバンコク方面からの帰り道だったら、チェンマイ名産のお菓子や食品もたくさんあるので、お土産の買い出しにはピッタリな場所だと思う。

国境のメーソートには宝石類はたくさん売っているが、バラマキ用になるようなお土産はほとんどないので、そういう意味でも便利なタラート(市場)だ。

メーソートに泊まるなら「J2ホテル」がおすすめ

タイ・ミャンマー国境の街メーソート。

バンコクからやって来る国内旅行の人やミャンマーへと抜けるバックパッカーも多いので泊まる場所はリゾートホテルから格安ゲストハウスまで豊富だ。

が、国境の街のホテルというのは基本的に国を越えるためにある意味しかたなく1泊する、というようなケースが多いためホテルのほうも一見の客相手と割り切っているのか、値段の割にメンテナンスやサービスがおざなりのところが多く、コストパフォーマンスが悪いことが多いような気がする。

しかし、自分が宿泊したJ2ホテルはまだ新しいということもあって客室は非常にきれい、朝食もしっかりしていて2人で泊まって日本円で3,000円くらいというお得感がかなり高いホテルだった。

バックパッカーが泊まるようなゲストハウスはちょっと……というような旅行者には特におすすめだ。

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