今回のネパール・カトマンズの旅は着いてから数日はお友達の家に泊まることになっていた。
空港に車で迎えに来てもらい家に直行、その日はどこにも出かけることなく夕食にダルバート(ネパールカレー定食)をいただいた。
2日目。
お友達は仕事があるので、朝食後に郊外にある家からオフィスに車で向かうお友達に同乗し適当な場所で降ろしてもらい主に旧市街をウロウロし、外国人旅行者が集まっているタメル地区のカフェレストランで食事をして、腹ごなしも兼ねて1時間ほどかけてお友達の家まで歩いて戻った。
その後シャワーを浴びたりしていたらあっという間に夕食の時間だ。
2日目の夜も、もちろんダルバート(ネパールカレー定食)をいただく。
お友達の家はネパールの中でもかなり裕福なほうで、当然のことながら住み込みのお手伝いさんがいる。
自分がカトマンズに住んでいた30年以上前はカースト制度の縛りがきつく、キッチンの仕事、掃除(部屋とトイレは別)、洗濯、庭師……などなどすべての仕事で細かく携われる人(カースト=苗字)が決まっていた関係で居候していた家には5人の使用人がいたのだが、今はその辺はだいぶゆるやかになっている。
以前は最下層カーストの者しかやらなかったホテルの部屋掃除といった仕事も今は女子大生がアルバイトでやっていたりして、昔しか知らなかった自分はずいぶんビックリした。
そんな影響なのだろうか、どの家に行っても昔のように主人と使用人の関係が厳格に定めれている感じではなく、特に歳が近いとまるで友達のように談笑したりたわむれたりしているのを目にするようになった。
この家でも、お友達の息子の奥さん(左)がお手伝いさん(右)が調理するのをちょっと手伝ったり味見をして何かを話したりしていて中のよさが伝わって来る。
料理を作っている間じゅう、ずっといい匂いが漂っていてすっかりお腹がペコペコになった頃、テーブルの上に次々と料理が並べられた。
まずは食事前のスナックとしてパパド
パパドは主にインドで食べられている豆粉や米粉に香辛料を混ぜて作った生地を伸ばして日干しにしたもので、食べる時にはサッと火であぶる。
すると、写真のようにところどころがプクプクとふくらんでくる。
元来は直径が20cmほどの大きなものを手で割って食べていたのだが、近年は写真のように7~8cmほどの小さなサイズのものが多く出回っているようで、おやつやスナックとして人気なのだそうだ。
これならチェンマイの自宅のオーブントースターにも入るだろうから、お土産に買って帰ろうかな。
キャベツのカレー
キャベツは、大根、カリフラワーと並んで昔からネパールカレーの具材としては定番的なもののひとつ。
この日のキャベツカレーは汁のないタイプだったが、インドカレーと違い油をあまり使わず水をたくさん入れたスープのような薄味のネパールカレーにはそうした野菜がよく合うからだろう。
じゃがいものカレー
オクラのカレー
今は知らないけど、昔は南インドを旅行しているとよく出て来たカレーだ。
ひよこ豆のカレー
チキンカレー
前日とは異なり、スープのたっぷりあるものだった。
ダルスープ(豆のスープ)
主食はもちろんご飯(バスマティ米)
この日の夕食も前日同様ダルバート(ネパールカレー定食)なのだが、カレーの種類がすべて異なっていた。
インドでも同様だが、一口にカレーと言っても具材によって味付けは異なり、また同じ具材を使っても汁あり、汁なし……とバリエーションが豊富で、さらにアチャール(チャツネや漬け物風の付け合わせ)まで加えれば、それこそメニューは無限大。
なので、自分は毎日3食食べ続けてもぜんぜん飽きることがない。
この日も出て来たものをすべて「うまいうまい……」とパクバク食べていたらやはり食べ過ぎてしまい、お腹が苦しくてねかなか眠れなかった。
移動移動の貧乏旅行でもしていれば別だが、たいして動きもせずこんな食事を続けていたらチェンマイに帰る頃には体重増加間違いなしだなあ。
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