日本並みに値段の高い台北のホテル
チェンマイに移り住む前、日本で仕事をしていた時代は長く休める時にはチェンマイ、3~4日程度しか時間が取れない時は台湾に旅行するのが定例だった。
台湾ではもっぱらチェンマイにも少し雰囲気の似た古都の台南がお気に入りだったが、特に2泊とかだと移動時間がもったいないので台北に滞在することも多かった。
台北を旅する時の大きな問題は、ホテルが高いことだ。
特に市内中心部はバンコクのようにホテルの数が多くないこともあるのだろう、ヘタをすると日本よりも割高に感じることも多く、「え~っ、この部屋でこんなにするの!?」とマイナス的に驚かされることも珍しくない。
なので、自分は台北に泊まる時は市内ではなく郊外に宿を取ることが多い。
台北は東京並みに地下鉄が発達しておりかなり遠くまで路線がカバーしているので、うまく利用すればほとんど不便さは感じない。
ましてや、リピーターの自分たちは今さら観光とかはほとんどしないので、市内中心部に泊まる必要もない。
で、よく宿泊しているのが台北の南西にある隣町の板橋だ。
もちろん、「いたばし」ではなく「バンチャオ」と読む。
台北から5駅、桃園空港からもバスが出る板橋のおすすめホテル
板橋は台北から地下鉄でたったの5駅しか離れておらず、台北のベッドタウンとしても発展しているようで、ひとつの大きな都市を形成している。
ちなみに、桃園空港から板橋へはバスも頻繁に出ており、乗客は少ないし台北よりも近い場所にあるので渋滞に巻き込まれることもなく、実感としては距離以上に近く感じる。
そんな板橋でいつも泊まるのは、MRT(地下鉄)の駅から徒歩でわずか30秒ほどのところにある「グランド・フォワード・ホテル(馥都飯店)」だ。
TEL:02-2965-8000
WEBSITE:http://www.grandforward.com.tw/(日本語あり)
「グランド・フォワード・ホテル(馥都飯店)」は、市内から来ると板橋駅のもう一つ先にある府中駅前にある。
地下鉄を降りて地上に出ると、駅前はロータリーのようになっておりその周囲にはスーパーマーケットやコンビニ、商業ビルなどが立ち並んでいる。
ホテルは、駅を出て左を見るとすぐのところに建っている。
ゆったりした客室で無料の飲み物やお菓子つき
台北に限らず、台湾のホテルはそれなりのクラスならたいてい日本人を頻繁に受け入れているので、フロントには日本語を話すスタッフがいることが多い。
「グランド・フォワード・ホテル(馥都飯店)」も同様で、胸に日の丸のバッジをつけているスタッフがいてその方は日本語を流ちょうに操るので、チェックインなどで困ることはない。
バッジをつけてないスタッフもちょっとした日本語なら使えるようだ。
チェンマイ(タイ)から台北(台湾)に来ると、こういうところで距離だけでなく日本がグッと近づいた気がする。
今回泊まったのは、デラックス・ダブルというカテゴリの部屋だ。
客室はかなりの広さを有している
日本で言えば、比較的高級なホテルのエグゼクティブルームに匹敵すると思う。
色使いなども落ち着いた雰囲気だし、壁が厚くて重厚な印象もあるほか隣室からの音漏れとかもまったくなかった。
ソファもゆったりしたものが2つ
テーブルの上にはウエルカムフルーツが置かれていた
タイのようにトロピカルフルーツというわけにはいかないけどね。
大きな窓からは台北郊外の景色が眺められる
窓の向こうは隣のビルの壁、なんていうことも多い台北市内中心部のホテルではこうはいかない。
ライティングデスクも広々
クローゼットの中にはアイロンセットやヘルスメーターも
日本式の湯呑みもあるということは……
ティーセットの中には日本茶のティーバッグも置かれている。
ちなみに、ホテルを出たところにはコンビニやスーパーマーケットもあるので、飲み物食べ物の買い出しもまったく困らない。
また、冷蔵庫には小さな缶の飲み物が入っているほか、お菓子がいくつか置かれているのだが、これらはすべて無料サービスになっている。
たいしたものではないが、何気にこういうのはうれしいものだ。
バスルームはシャワーブース独立タイプだ
アメニティも日本のホテルと同じくらい揃っている
市内のホテルより2割くらい安く夜市もすぐそこ
もちろん正確に統計を取ったわけではないが、個人的な印象としてはこのグランド・フォワード・ホテルは台北市内中心部にある同クラスのホテルと比較すると2割くらいは安い気がする。
ホテルから歩いて数分のところには南雅夜市というナイトマーケットが毎日開催されており、外国人観光客もほとんどおらずローカルな雰囲気が楽しめる上、いろいろな料理を食べ歩きすることができる。
地下鉄でひと駅、歩いても10分ちょっとのところには高鐵(台湾新幹線)の板橋駅もあるので、例えば台北に夜着いて翌日に南部に向かう、というような場合にも使い勝手がいいと思う。
ホテルが供給過剰なチェンマイに比べれば高く感じるだろうが、近年値上がりの激しいバンコクのホテルと比較すれば決して割高感はなく、台北ではかなりコストパフォーマンスのよいホテルといってよいのではないだろうか。
東京(日本)に住んでいた以前とは異なり、チェンマイからだとそうたびたび台北を訪れることはないが、もしまた来るのであればぜひ泊まりたいホテルだ。
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