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【チェンマイで暮らす】ディーラーのサービスセンターで自動車の3万キロ点検を受けた

チェンマイのトヨタのサービスセンターで自家用車の点検 乗り物・交通関連
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この記事は旧サイトにアップしていたのを改訂・移設したものです

2~3カ月前だっただろうか、自家用車を購入したディーラーのサービスセンターから「そろそろ自動車の3万キロ点検の時期だと思いますが、どうでしょうか?」と電話がかかってきた。

日本ではたぶん法定点検もディーラーのサービス(無料)点検も、基本的には車を購入した時から1年とか2年とかいう時間単位でスケジュールが決まり、距離に応じた点検というのはした記憶がないのだが、こちらでは常に走行距離に応じて次が決まるようだ。

前回の点検の際にも「次は3万キロ(正確には3万459キロ)になったら点検に来てください」と言って、スタッフがその距離が書かれたタグのような紙をハンドルの脇のワイパーのレバーにぶら下げてくれていたのだが、すっかり忘れていた。

車に行って調べてみたところ、まだ1,500キロほど足りなかったのでその旨伝え「3万キロになったら連絡します」と伝えて電話を切ったのだが、その後長距離の旅行をしたりしたこともあってあっという間に3万キロを超え、気がついたら3万1千キロになっていた。

ハンドルにぶら下げられていた紙に書かれていたコールセンターに電話すると、割とすぐの日にちで予約が入れられるということなので、その日時でお願いすると「予定時間の10分くらい前には来るようにしてください」と言う。

時間の正確性に日本人ほどこだわらないタイ人に「10分前に来い」と言っても、何か意味があるのだろうか(笑)

長くこちらに住んでそのあたりの感覚はすでにマヒしてしまっている自分も、言われてはみたもののまったく気にせずに出かけ、ほぼ予約した時刻にディーラーのサービスセンターに到着。

係員に誘導されて駐車スペースに車を止めると、すでに書類を手にしたスタッフが車のドアを開けてくれた。

係員にキーを預け、サービスセンターの中に入ったらまずは手続きだ。

チェンマイのトヨタのサービスセンターのカウンター

ディーラーのセールスエリアとつながってはいるものの、ほぼ独立したスペースになっており、広いし天井も高くていつ来ても気持ちがいい。

係員にエスコートされてイスに座ると、カウンターの中にいたスタッフが書類を受取りコンピュータを叩いてしばらく作業にかかるので、その様子を見ながら雑談する。

以前は受付に英語だけでなく日本語が堪能な女性がいて色々とアテンドしてくれたのだが今はおらず、係員の男性も英語はまったくできなかったが、自動車に関する単語は結構英語のままだったりするのでそれほど困ることはない。

打ち込み作業が終わると、ディスプレイをこちらに向けて今日の点検内容を説明してくれる。

チェンマイのトヨタのサービスの検査内容説明

自分は車のメカにはまったく詳しくないので基本的にはおまかせだが、点検が終わったら最後に洗車(無料サービス)をしてくれるよう頼む。

係員は伝票のようなものをこちらにくれ「点検は問題がなければ2時間ほどで終わると思います。向こうにラウンジがありますので、コーヒーでも飲みながらお待ちください」と言った。

今回が初めてではなく勝手がわかっているので、受け取ったらカウンターをあとにしてラウンジに向かう。

サービスセンターに来た客が待つラウンジはかなり立派な造りだ。

チェンマイのトヨタのサービスセンターのラウンジ

右側の円形になったところにカフェがあり、カウンターでもらった伝票を出すとドリンクが1杯無料で飲めるようになっている。

ラウンジの突き当りの壁はガラス張りになっており、整備工場の様子が見える。

チェンマイのトヨタのサービスセンターから見た工場

カフェの中にはモニターが設置されており、で自分の車の作業状況と終了予定時刻も確認できる。

チェンマイのトヨタのサービスセンターのモニター

カフェラテ(甘さ控えめ)をもらってのんびりと待つ。

チェンマイのトヨタのサービスセンターのカフェラテ

もちろん無料wi-fiも完備されているので退屈するようなことはないが、じっと座っているのも苦痛(というか、腰痛持ちの自分には危険)なのでディーラーのショールームを眺めたり、トイレに行きがてら工場の作業の様子を眺めたりした。

工場内に入ることは当然できないが、作業の様子は直接見れる。

チェンマイのトヨタのサービスセンターの整備工場内部

ここに来るといつも思うのだが、工員たちがきびきびと動いていて感心する。

セールスもそうなのだが、従業員教育がキッチリ行き届いているのがよくわかる。

今の車を買う時に色々なメーカーのディーラーだけでなくトヨタでも複数のディーラーを訪問したのだが、多くのタイ人、日本人の方が「あそこなら間違いない」というのはだてではない。

自動車に乗っていて少し田舎に行ったりすると万が一故障したら山の中で途方に暮れる、ということもここチェンマイでは十分起こりうるので常日頃のメンテナンスが大切なのだが、今回のようにサービスセンターから連絡が来て定期的に見てもらえる、というのは本当に安心感がある。

中には、売ったら売りっぱなし(しかも売る時には「売ってやる」という態度)のところも、日本車のディーラーでも結構あるらしいからね……。

この日は空いていたのか、1時間半ちょっとで係員がラウンジまで迎えに来てくれて、最初に行ったカウンターで点検結果の説明を受ける。

チェンマイのトヨタのサービスセンターでの検査結果説明

「タイヤの溝は*ミリで問題なし」というようにひとつずつ、すべてのチェック項目を説明してくれる。

それが終わると車のところまで先導してくれ、ボンネットが開けられた自分の車の前で、再度説明を受けた。

チェンマイのトヨタでのエンジンルーム内の検査結果説明

最後の最後に、交換したフィルターやエンジンオイルの空容器が入ったビニール袋を渡される。

チェンマイのトヨタのサービスセンターでの交換部品

が、こんなものをもらっても使い道がなくじゃまになるだけなので「いらないから、そちらで捨ててください」と言って受け取らなかった。

たぶん「間違いなく交換しましたよ」という証明なのだろうが(逆に言えば、ちゃんと見てないと誤魔化す店もたくさんあるということだ)、普通のタイ人はこういうのを受け取るのだろうか?

最後に係員が「次の点検は、走行メーターが*****キロになったら来てください」と数字が書かれた新しい紙タグをハンドル脇のレバーにかけたらすべて終了だ。

恭しく見送られて、サービスセンターをあとにした。

タイでは自動車そのものの値段も日本に比べるとかなり高いし、その後のメンテナンスや任意保険、ガソリン代などの維持費も結構かかるが、公共交通機関の未発達なチェンマイでの自分の生活にはなくてはならないものだ。

これからもきっちり点検を受けつつ、できるだけ長く乗りたいぞ。

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