日本人も多いソイ(路地)にある穴場的ホテル
バンコクの中心から東へと走るスクムビット通り沿いは現地で働く日本人とその家族が数多く住んでおり、道を歩いていても普通に日本語が聞こえて来たりするが、今回紹介する「アモラネオラックスホテル(Amora Neoluxe hotel)」はそんなスクムビットエリアのソイ(路地)を入ったところにあるこじんまりとした中級ホテルだ。
大型のホテルと違い団体ツアー客がおらずホテルの中はいつも静かで落ち着いた滞在ができる上にこの値段でバスタブ付きとコスパが非常によく、自分は「今回は少し節約しなきゃな~」というシチュエーションでバンコクに遊びに行った時によく泊まっている。
また、BTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)の2路線が利用可能で、タイ国外に旅に出る、あるいは旅からチェンマイに戻るのにバンコク乗り継ぎが必要で時間に比較的余裕がある場合にも利用している。
プロンポン駅徒歩5分、地下鉄駅からも10分ほど
ホテルの最寄り駅は、BTSのプロンポンになる。
住所:6/1 Sukhumvit 31 Road,KlongToeyNua,Wattana
TEL:02-2044200
WEBSITE:https://www.amorahotels.com/amora-neoluxe-hotel-bangkok/
駅の西寄りの改札を出たらまっすぐ進み、突き当り右手にある階段を降りてスクムビット通り北側に出てそのまままっすぐ約300m行くとソイ31との交差点(角にAu Bon Painという黄色い看板のベーカリーカフェがある)にぶつかるので右折、50mほど進んだ右手にホテルはある。
駅からはおよそ5分といったところだが、スクムビット通りの歩道は人が多い上に段差やでこぼこもひどく特にキャスターつきのスーツケースを持っていたりするともう少し時間がかかるかもしれない。
また、MRT(地下鉄)のスクムビット駅からでも10分ほどだ。
アソーク交差点北東角の「インターチェンジ21」というビル直結の出口で地上に出たら左へ、すぐスクムビット通りに出るのでまた左折して600mほど行くとソイ31の角に着くので再度左折する。
スワンナプーム空港から電車を使ってアクセスする場合は、時間があるならエアポートリンク終点のパヤタイまで行ってBTSに乗り換えるほうが楽(特に逆の場合はパヤタイが始発になるので空港まで座って行けるので絶対おすすめ)だが、時間を節約するなら終点ふたつ手前のマッカサンで下車、地下鉄(駅名はペチャブリ)に乗り換えてひとつ目のスクムビットで下車したほうがいいかも。
ただし、接続のタイミングなどによっては大して変わらない可能性もある。
客室は狭めだが必要十分、ソファはあまり役に立たない
建物はこじんまりとしており、通りから中に入ると狭いロビーとフロントカウンターがある。
場所柄日本からの出張者なども多く、フロントは特別愛想がよいわけではないものの日本人には慣れている。
フロントの仕事ぶりに特筆すべきものは何もないが、頼んだ仕事はキッチリしてくれるしチェックアウト後の荷物の預かりも普通にやってくれる(ただしフロント脇の通路に置いておくだけだが)。
全部で60ある客室はスーペリア、デラックス、エグゼクティブの3つのグレードに分かれている。
スーペリアとデラックスは3平方メートルしか広さが違わず、予約サイトでの料金も100THBくらいしか違わないことが多いが、前者は部屋数が少ないのか空室がないこともたびたびだ。
大型ホテルではないので、フロントからエレベーターで上階に昇って部屋まではあっという間だ。
スーペリアとデラックスでは部屋の造りにほとんど差がない。
部屋のドアを開けるとすぐにセーフティーボックスがついたクローゼットとその反対側にバスルームの扉、その奥にベッドスペースがある。
部屋に入ったところはタイル張りだが、ベッドスペースは板張りになっている。
クローゼットには使い捨てスリッパも用意されている
客室のメインスペースは12畳ほどといったところだろうか。
ツインベッドルーム概観
ダブルベッドルーム概観
ベッドが違うだけで、客室内の基本的な造りはどちらも変わらない。
今まで10回以上は宿泊しているが、ベッドもマットレスがへたっているようなことは一度もなく心地よく眠れる。
客室内のファシリティはタイのごく一般的な中級ホテルのそれだ。
大きくて使いやすいライティングデスク
テレビと今どき珍しいオーディオセット
ティーセットと電気ケトル
インスタントコーヒーのスティックやティーバッグがボックスの中に入っている。
飲料水もペットボトルが毎日2本無料でサービスされる。
小さなテーブルつきのソファも置かれているが、デッドスペースに無理やり置いたような感じで2人で並んで座るにはちょっと狭い。
冷蔵庫も一般的なものだ
部屋によってはガラス扉の冷蔵庫が置かれているのだが、外から買って来たものを入れるスペースがほとんどない上にまったく冷えない代物で、乗り継ぎのための1泊であればそれほど不自由には思わないだろうが、日本との往復で要冷蔵のものを持っている場合には注意が必要かもしれない。
どうしても困る場合は、普通の冷蔵庫の部屋に換えてもらうようフロントに相談してみよう。
バンコク市内のど真ん中で高層の建物でもないので窓の外の展望は開けないが、ビルがにょきにょきと林立する風景はチェンマイ郊外の田舎(笑)に住む自分からするとものすごく都会的に見える。
世界最大のホテル予約サイトブッキングドットコムで予約する
日本円払いなら一番安いことも多いエクスペディアで価格を調べてみる
日本式の浴槽に近いバスタブがうれしい
タイ国外への旅行での乗り継ぎを含めバンコクに来た時にこのホテルをたびたび利用している最大の理由、それはバスルームだ。
バスルーム自体が結構に広い上に、バスタブが日本の浴槽に近く長さはないものの深さがたっぷりあるので、日本的に身体を浸けることができる。
お湯の量・温度どもにまったくストレスはなく、アメニティにバスバブルがついているのでそれを入れてもよし、日本から持って来ている入浴剤を入れてもよしでたっぷりと張った湯船にゆったりと浸かってリラックスすることができる。
自分は日本に住んでいる時から普段はシャワーばかりでバスタブに浸かるのはせいぜい週1回、というような生活をしていたのでホテルを予約する時にもバスタブの有無はそれほど気にしていないのだが、どういう理由かバンコクに泊まるとなるとやたらとバスタブに浸かりたくなる。
そういう意味でも、ここのバスタブは捨てがたい。
アメニティもタイ標準のものは揃っている
日本のホテルとは違い、タイでは歯ブラシやヒゲソリは用意していないのが普通なので、慣れていない人は注意が必要だ。
エグゼクティブルームはシャワーブースが独立している
予算に余裕のある人は、こちらにするとより快適なバスタイムが過ごせるだろう。
洋食・タイ料理ともに充実している朝食
朝食会場は、地下のレストランだ。
地下なので少々薄暗い感じはするものの、卵はこちらが注文してから調理してくれるし、料理もハム、ソーセージ、ベイクドポテトといった定番の洋食のほか、パッタイ(タイ風焼きそば)やゲーン(タイカレー)などもあり、何泊かしても飽きるようなことはない。
料理以外にもサラダやフルーツが用意されているので、しっかり食べなくてもいいという人でも満足できると思う。
客室がそれほど多くないのでいつ行って客はあまりおらず、しかも中国人団体がいないので朝食時でも騒々しいということがないのは昨今のタイのホテルでは非常にありがたい。
コロナ禍が明けてもぜひこのままの環境を保ってほしいものだ。
ホテルはバンコクでも旅行者が特に多いエリアなので周辺でも朝食の取れる場所はたくさんあるし、コンビニで何かを買って来て食べるというのも節約旅行ならいいかもしれないが、それほど高くはないのでここに泊まるのであれば朝食付きプランを予約することをおすすめする。
世界最大のホテル予約サイトブッキングドットコムで予約する
日本円払いなら一番安いことも多いエクスペディアで価格を調べてみる
コスパは抜群。特に一人旅の人におすすめ
冒頭に書いた通り、日本人街と言ってもよいエリアにあるホテルなので周辺には日本食レストランだけでなく日本式のパン屋やケーキ屋、なかば日本人専用と化しているスーパーマーケットなど何でもある(チェンマイと違ってバンコクはすごいなあ、といつも実感させられる)。
さらにはBTSのプロンポン駅は北にエムクオーティエ、南にエムポリアムという高級ショッピングモールに直結しておりその中にも飲食店が山のようにあるし、反対方向のアソークに行けば格安巨大フードコートや多数の日本食レストランがあるターミナル21というモールもあるので、食事に困るようなこともない。
値段も日本の安めのビジネスホテルに泊まるのとほとんど変わらないが、コストパフォーマンスはそれに比べるとはるかによい。
客室は決して広くはないので、個人的には2人で泊まるよりひとりのほうがより快適に滞在できていいと思う。
MRT(地下鉄)を使えば王宮方面の観光スポットにもアクセスは容易なので、バンコクが初めてという人や、タクシーなどは使わず交通費を安くあげたい旅行者にも使い勝手のいいホテルでおすすめだ。
世界最大のホテル予約サイトブッキングドットコムで予約する
日本円払いなら一番安いことも多いエクスペディアで価格を調べてみる
コメント