マイレージ消化のバンコクプチ旅を終え帰路につく
コロナ禍で搭乗できなかった期間が長かったこともあり、中途半端に残っていたTG(タイ国際航空)のマイレージ。
期限が迫り失効させるのはもったいないのでチケットを獲得しようと調べてみたが、行きたかった都市はまったく空席がなく結局ビジネスクラスでバンコク2往復という何ともヘタレな選択になってしまった。
そして、その第1弾として3泊のバンコクプチ旅を終えてチェンマイに戻る。
利用したのはWE(タイスマイル航空)からこの路線を引き継いだTG(タイ国際航空)の164便だ。
チェンマイ空港同様WEと何も変わらないチェックイン
わずか4日間の旅行で今回は5kg程度の手荷物だけなので自動チェックイン機でチェックインしようとしたのだが、チェンマイ空港同様自分のパスポートはエラーになってしまい使えない。
成田空港の自動チェックイン機でも弾かれてしまうので、もしかしたらパスポートのどこかに問題があるのではないだろうか。
しかたがないので有人カウンターでチェックインすることにしたが、入口の案内はまだWE(タイスマイル航空)がメインだった。
自動チェックイン機が導入されたことで以前よりはずいぶんマシになったが、それでもカウンターにはそこそこ人がいた。
自分はロイヤルシルク(ビジネス)クラスだったので待ち時間はほぼゼロだったが。
チェックインが終わったらすぐにパスポートと搭乗券のチェックを受けエスカレーターを降りて制限エリアに入る。
下階に降りたら動く歩道を進み、TG(タイ国際航空)の上級クラス搭乗客が利用できる「ロイヤルシルクラウンジ」で出発までの時間を過ごした。
TGお得意の玉突きディレイも復活。この日は50分遅れ
この日のTG164便はB4ゲートからの搭乗であった。
そのためコンコースAにあるラウンジを少し早めに出てB側に向かいセキュリティチェックを経てゲートへと進んだ。
待ち合いロビーまでのスロープを降りる途中でふと目をやると、ゲートのカウンターにはすでにスタッフがいた。
「こりゃすぐにボーディングかな」と思ったのだが、外を見るとゲートに機体が見当たらない。
おそらくどこかから飛んでくる便が遅れているのだろう。
しかたがないので適当な場所のイスに腰かけてアナウンスを待つ。
ところがここからが長かった。
イスに座りながら時々外を見てみても一向に自分たちが乗る飛行機はやって来ない。
アナウンスも何もなくボンヤリと待つことどのくらいだろうか、ようやく搭乗機がゲートに着いた。
しかし搭乗機がゲートに着いたからと言ってすぐに乗り込めるわけではない。
バンコクに乗って来た乗客が全員降機して荷物を降ろし、機内清掃などを終えてようやくボーディングとなる。
結局搭乗のアナウンスがあったのは予定時刻から50分後だった。
かつてのTG(タイ国際航空)時代のチェンマイ便は機材のやりくりが追いつかないのだろう、玉突き玉突きで今回のようにディレイになってしまうことが多かった。
WE(タイスマイル航空)から再び運航を引き継いで、どうやらその傾向も復活したようだ。
とにもかくにもようやくチェンマイに戻れそうでホッとした。
以前はジャンボまで飛ばしていたこともあるバンコク・チェンマイ便だが、今はエアバスA320-200型機という小さな機材だ。
今回は、前から2列目の窓際を押さえておいた。
次から次へと機内に入って来るお客さんをボンヤリと眺める。
TG(タイ国際航空)の運航でロイヤルシルク(ビジネス)クラスに変わったとはいえ、シートはWE(タイスマイル航空)時代とまったく変わらない3列の真ん中をブロックして2人がけにしたいわゆる「なんちゃってビジネス」だ。
シートそのものはエコノミークラスとまったく変わらないので、ピッチは狭い。
とりあえず、WE(タイスマイル航空)時代にはなかったブランケットを袋から取り出して身体にかける。
すぐにウエルカムドリンクのナムアンチャンマナーオ(バタフライピー=蝶豆の花で色をつけたライムウォーター)が配られた。
往路はペットボトルの飲料水だったので、それよりはいいだろうか。
ウエルカムドリンクを飲み終わらないうちに機は扉を閉めてプッシュバック、スタッフに手を振って見送られながら離陸滑走路へと向かった。
機内食もしっかり出てあっという間にチェンマイ着
結局スワンナプーム空港を離陸したのは搭乗と同じく予定時刻より50分遅れだった。
離陸後にCAと機長から遅延を詫びるアナウンスがあった。
自分は慣れっこになっているので何とも思ないが、仕事で飛ぶ人ととかは焦るだろうな。
機がまだ上昇を続けているうちに、食事の準備が始まった。
すぐに食事のプレートが運ばれて来た。
メインは焼き鴨乗せ上海ヌードル(とCAさんが言っていた)。
たぶん甘い中国醤油が使われているのだろうけど、何か日本の焼うどんを思い出してしまった。
往路のパスタよりはずっとよかったと思う。
デザートはなぜかいつも味がほとんどしない杏仁豆腐風ゼリー。
往路では離陸前にドリンクのオーダーを取りに来たのだが、このチェンマイ行きの便ではそれはなく食事中に複数のドリンクをトレーに乗せて持って来た。
その中からオレンジジュースをいただく。
水は最初からトレーに乗せられていたが、往路同様まだWE(タイスマイル航空)時代のものだった。
相当残ってるのかな?
毎度のことだが、食事が終わるか終わらないかのうちに搭乗機はチェンマイ空港に向けて高度を下げ始めた。
この日はピッタリ1時間のフライトで乾季にしては雲が多いチェンマイ空港に無事着陸した。
スケジュール上ではバンコク・チェンマイ間のフライトは所要1時間20分となっているが、これはおそらくコロナ禍前の特にスワンナプーム空港の混雑を見越して設定されたものだろう。
普通は今回同様ほぼ1時間のフライトなので20分ほどの(見かけ上の)短縮になって目的地に着くと予定時刻と大して変わらないことも多いのだが、さすがに50分もディレイするとこれではカバーしきれず、40分遅れでのチェンマイ到着だ。
降機してアプローチを少し歩いてエスカレーターで階下に降り預け入れ荷物の受け取りターンテーブルを横目に見ながら素通りして一般エリアへと出る。
今回は手荷物だけだったので、空港まではスクーターで来て駐輪場に止めておいた。
駐輪場は国際線ターミナルの到着出口のほぼ向かいあたりなので国内線の到着ロビーからは少し歩くが、チェンマイ空港は小さいので大して気にはならない。
スクーターにまたがり、空港を出て自宅までは20分ほどで到着だ。
マイレージの特典航空券はあと1回バンコク往復が残っているが、次回もスクーターが楽でいいなあ。
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