チェンマイ暮らしは野菜不足になりがち
カミさんが諸事情で東京とチェンマイを行ったり来たりしているので、1人暮らしの期間がかなり長くなっている。
1人でいても2人でいても基本的にタイ料理を食べているので、食事面での大きな問題はないと言えばないのだが、そうとばかりも言い切れない。
特に困るのが、野菜類の始末だ。
タラート(市場)やおかず屋などでタイ料理を買って……という食事をしているとどうしても野菜類が不足がちになるので、市内の各所で定期的に開かれている安全食品市やロイヤル・プロジェクト・ショップなどでオーガニック、もしくは農薬がきちんとコントロールされている野菜を買ってきてサラダを作ったり、以前このブログで紹介した「ルクエ」を使って蒸し野菜にしたりして意識してメニューに追加している。
が、これらの店で売られている野菜はニンジン6本だとかレタス4玉だとか一袋の単位が大きいことも多く、とても1人では食べきれず冷蔵庫の中で傷んでしまって捨てることも多い。
タイ人のように、余った食材は躊躇なくゴミ箱に入れていけばいいのだが、やはり日本で生まれ育った者としては抵抗感がぬぐい切れない。
その点やはりカミさんも同様なようで、ルクエ以外に野菜を手軽においしく食べられる便利グッズとしてある時こんなものを買ってチェンマイに持って来てくれた。
これは便利!「レンジで野菜スープ」
その名もずばり「レンジで野菜スープ」だ.
あまりに便利すぎて、おかず屋がお休みになって自炊が多くなる日曜日は必ずと言ってもいいほどこれを使うようになってしまったくらいだ。
「レンジで野菜スープ」はこんな形をしている
本体は底に穴が開いたザルのような内容器との2重構造
フタには小さな穴の開いた蒸気弁がついている
使い方は、外袋の裏面に記載されている
商品名の通り基本的にスープを作るという単機能グッズのため、煮る、焼く、茹でる、炊く……と多用途のルクエのように詳しい使い方の説明は不要で、これだけで十分用は足りていると思う。
「レンジで野菜スープ」でスープを作る
では、実際にこれを使って野菜スープを作ってみよう。
まずは蒸し野菜を作ることからスタートだ。
ざく切りにした材料を内容器に入れる
この時はキャベツ、キノコ、カリフラワーやブロッコリが余っていたので使ったが、スープにならない野菜などないと思うので、サラダ用に買って来たレタスやサラダ菜などもあれば自分は投入してしまう。
内容器に外容器を重ね、栓を閉めたフタを乗せて電子レンジに入れる
調理時間は、600Wのレンジで2人分なら6分だ。
注意しなければならないのは、この「レンジで野菜スープ」は日本で使うことを想定しているので700W以上で使ってはいけないことだろうか。
自宅の電子レンジは電圧が高いタイではハイパワーが出せるのだろう、800Wまで調節メモリがあって普段はそこに合わせてあるので、これを使う時には600Wに切り換えている。
チン!が終わって容器から中のザルだけを取り出すと、蒸し野菜ができあがっている
外容器には蒸した野菜から出た水分が溜まっているので、そこに水を追加する
野菜から出たうま味たっぷりのエキス(?)も一切無駄にせずスープが作れるようになっているのだ。
さすが日本の商品!
後入れ材料のソーセージとトマトをスタンバイさせる
欧米人の在住者も多いからか、チェンマイのスーパーでは日本以上にさまざまな種類のソーゼージやベーコン、ハムといった肉製品が売られていて、色々と味に変化がつけられるので楽しみが増す。
リムピン・スーパーマーケットに行けば、プリマハムの「香燻」や伊藤ハムの「バイエルン」も売っているので、それを使えばより日本風の味付けにできるかも。
スープの素は、タイ産クノールのキュービックだ
パッケージの写真にもなっている通り、どことなくトムチュート(豆腐や肉団子、春雨が入った中華風澄ましスープ)のような味付けになってしまう気もするが、ソーセージの味も出るし、後で塩コショウして味を調えるので気になることはない。
外容器に追加の材料を入れたら、上に蒸した野菜を乗せる
そして、今度は蒸気弁を開けた状態でフタをして先ほどと同じ6分間加熱する。
はい、できあがり~
塩コショウ、粉唐辛子や現在チェンマイでとても安く売られているタバスコなど、好きなもので味を調えるとよい。
この日は主食抜きで、スープとワインで夕食だ
ポトフやミネストローネなど応用範囲も広い
いやはや、ルクエでもしみじみ感じたのだが、日本には普段料理などほとんどしたことがない自分の知らないものすごく便利な調理グッズがいくつもあるんだなあ、とビックリしてしまう。
今回はソーセージを入れたスープを作ったが、ジャガイモがあればポトフも作れるし、ケチャップがあればミネストローネを、卵とゴマ油を使えば中華風かきたまスープなんていうのも作れるので、応用範囲も広い。
少しかさばるが、重量はないので日本から持ってくるのもまったく苦にならない。
チェンマイで暮らしていて、野菜不足が気になりかつ手間のかかることはしたくない自分のような方には超オススメだ。
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