チェンマイで長期滞在生活するための手続きに必要となる書類、プロセスなどについては予告なく変更されますので、必ず当該官庁にて最新情報を確認してください。
自分は、現在のくだらないただの乱痴気騒ぎに成り果てたチェンマイのソンクラーンは好きではなく例年期間中はほぼ引きこもりなのだが、今年は3月から煙害がひどくて外出もままならない状態になってしまったので、国外に出ることにした。
4月3日にチェンマイを発ち2週間後の4月17日にバンコクで入国、夜遅かったので空港近くの乗り継ぎ用ホテルに1泊して翌18日の朝に自宅に帰着した。
チェンマイ(タイ)に居住する外国人が国外に出て戻ってきた時にまっさきにやらなければならないのは、イミグレーション・オフィスへの「TM-30」の届出だ。
TM-30についての基本的な情報についてはこちら
自宅に着いて荷をほどき、シャワーを浴びて一息つくとあっという間に14時を回っており、バタバタとバイクでイミグレーション・オフィスに向かった。
今回はソンクラーンの休み明けということで、この期間は自分と同じようにタイ国外で過ごす外国人も多いのでかなりの混雑を覚悟して出かけたのだが、マヒドン通りからイミグレーション・オフィスの敷地に入っても普段と特に変わったところはない。
というか、むしろ「普段よりも空いてるかな?」と感じるほどであった。
ビザ更新や90日レポート提出など、通常外国人が必要とする手続きは1階正面を入ったオフィスで行われているが、TM-30の届出だけはなぜか3階になっている。
イミグレーション・オフィスの建物横の駐輪場にバイクを止めて、ちょうど反対側にある入口から階段を使って3階へ。
TM-30届出を処理するスペースはイスがせいぜい15脚ほど並んでいるだけのかなり狭いスペースなので、ひょっとすると座りきれない人たちが外にたくさんあふれているのではないだろうか……などと心配しつつ階段を登って3階に着くと、ホールには暇そうにスマホをいじる2人の制服を着たインターンの女子大生がいた。
何か、いつもと全然変わらない雰囲気だ。
女子学生が「TM-30ですか?」とたずねるので「はい」と答えると番号札を渡された。
札に書かれていた番号は50番台。
この日は、ここまで50人強が届出に来たということだろうか。
オフィスに入り、一番奥右手のTM-30関連業務を行っている場所に行くと、待ち合いのイスには2人が腰かけていた。
なんだ、いつもとぜんぜん変わりないじゃないか!
係官は2人いて、自分より前にいた人もスムーズに手続きが終了し、すぐに自分の順番がやってきた。
パスポートを係官に手渡すと、パソコンの画面を見ながらキーボードをパチパチと叩き、ものの1分ほどでパスポートを返してくれた。
これで、TM-30の届出は完了だ。
結局、イミグレーション・オフィスには正味6~7分しかいなかったのではないだろうか。
この後自宅に戻って英語のチェンマイ関連掲示板を見て知ったのだが、ソンクラーンでイミグレーション・オフィスがお休みだった間も、このTM-30の手続きだけは行われていたらしい。
同じ掲示板で、以前だったらタイ入国後1週間以内に届け出れば問題なかったのが、最近になって24時間以内、という法律の文言が厳格に適用されるようになった、という書き込みを見たのだが、ソンクラーン中も業務を行っていたということはたぶんその書き込みは正しくて、「休みだろうが何だろうがイミグレーション・オフィスは開いていたのだから、遅れても言い訳は許さないぞ」ということなのだろう。
普段から土日でもTM-30の届出は受け付けているらしいので、それも同じ理屈になる。
ひょっとすると、新しいイミグレーション・オフィスを建設する際に、あらかじめこうなることを見越してなかば独立するような形で3階にTM-30の業務スペースを設けたのかもしれない。
だとしたら、すごいね。
ともあれ、事前の想像は完全に裏切られ、普段同様スムーズにTM-30の届出は完了したのだった。
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