日本へ一時帰国するため、タイ国際航空(TG)でバンコク経由成田に向かう。
バンコク・スワンナプーム空港でのスケジュール上の乗り継ぎ時間は1時間45分。
しかしながら、この日はチェンマイからの便が沖止め(現在スワンナプーム空港は大規模工事中でいくつものゲートが使用できなくなっている)でターミナルまでバスに乗せられた上に国際線の出発エリアまでの移動にも時間がかかり、搭乗予定のTG642便のゲートがあるブロックに着いた時にはボーディング開始予定時刻のわずか10分前だった。
本当であればラウンジに入って一息つきたかったのだがそれもかなわず、まっすぐゲートへと向かいベンチに座るとすぐに搭乗開始のアナウンスがあった。
ゲートはいわゆるバスゲートではなく普通の場所だったのだが、ボーディングブリッジを進んでいくとそのまま機内……ではなく階段を歩いて降り再びバスに乗せられた。
おそらく多くの飛行機が沖止めになっていてバスゲートだけでは乗客をさばききれないので、普通のゲートをバス乗り場として使っているのだろう。
しかもこの日のTG642便はターミナルからかなり遠くの場所に沖止めされており、そこへはまっすぐは行けないのでかなりの長い時間バスに乗らなければならかった。
優先搭乗でバスの中では座っていたからまだいいようなものの、手荷物持って立たされていたらかなり疲れただろう。
こういうところは、同じ沖止めでもビジネスクラスの乗客だけを別のバスに乗せて全員座らせて移動するベトナム航空(ホーチミン空港)を見習ってほしいものだよなあ。
やっとのことで乗り込んだこの日のTG642便は、ボーイング777-300ER機だった。
チェンマイからバンコクまでのエアバスA350-900型機ほどではないが、ソロシートで快適だ。
もう後は成田に着くだけなので、アルコールもOK。
ウエルカムドリンクはシャンパンをリクエスト。
以前搭乗した時とは異なり、グラスがフルート型になっていた。
同じシャンパンでも、こちらのほうが雰囲気があっておいしく感じるよね(^^)
シャンパンを飲んで落ち着くとキャビンアテンダントが食事の注文を取りに来たのだが、メニューは渡されず口頭で3種類告げられその中からチョイスするという形だった。
ほとんど寝られない後での朝食でどうせあまり食べられないのだから何でもいいのだが、一応メニューくらいは見たかったなあ。
この時に、離陸後のドリンクの希望も聞かれた。
また、以前はなかった、キャビンアテンダントが「Mr.***」と言って声をかけてきたのもちょっと新鮮だった。
このやり方は、最近ではCI(チャイナエアライン=中華航空)くらいしかしていないような気がする。
で、離陸後は白ワインをいただいた。
メニューを渡されなかったので銘柄もわからないが、すっきりとした酸味の少ない飲み口のよいワインだった。
おつまみは、ミックスナッツ。
まだ日本に住んでいて頻繁に搭乗していた頃は皿に盛られたハムやかまぼこといった料理がプラリネチョコレートとともに供されていたのだが、大赤字の続いているTGなので経費削減といったところだろうか。
軽食が終わるとすぐに電気が消えたのだが、この時期のバンコクから成田に向かう便はジェット気流の追い風に乗って飛ぶため搭乗時間が短い。
この日も所要時間は5時間40分ということで、ほとんど寝ることができないうちに再び機内の照明がついて朝食が始まった。
口頭で告げられた中から洋食をチョイスした。
以前は2回に分けてサーブされていたと思うのだが、今回はワンプレートでの提供だった。
そんなにボリューミーに出されてもどうせ食べられないので、これで十分なのだが。
メニューが配られなかったので正確な料理の名前はわからないが、メインディッシュはキッシュのようなものだった。
パンはクロワッサンが2個とバターロールのようなものが最初から盛りつけられていた。
ジャムがこういうガラス瓶で出てくるのは何気にうれしい。
フルーツは特にタイらしい、というわけではなかった。
ヨーグルトのグラスの中にはピーチ(たぶん缶詰)が入っていた。
毎回このブログでも「おいしくない、おいしくない」と言い続けているが結局おかわりまでしてしまうコーヒー。
食事を終えてトイレに行ったり降機のための身支度を整えたりしていたらあっという間に成田空港に着陸であった。
昨年、ほぼ同じ時期に一時帰国した時は成田は雪でお迎えの車が来ることができずバスに乗って自宅に戻ったのだが、この日はとてもよい天気。
イミグレ、預け入れ荷物受け取りととてもスムーズで一般エリアに出て出迎えのカミさんと落ち合った。
1年ぶりの日本の初冬の冷たい空気をほほに受けつつ駐車場の車までカートを押しながら歩いた。
国内No1空港送迎サービス。タクシーより割安なことも
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