先週はじめ、ベトナムに上陸した台風の影響で北部および東北タイでは大雨に警戒するよう予報が出されていたのだが、実際にはスコータイ県を除く北部にはほとんど影響がなく、かわりに東北地方は40年ぶりとかいう大雨に見舞われた。
現在も、サコンナコン県ではダムの決壊による洪水が続いており、テレビニュースではその様子が連日トップで放送され、寄付の呼びかけなども盛んに行われている状況だ。
いっぽうチェンマイは、というと今週に入ってからはまったく雨が降らず、よく晴れて暑い日が続いている。
朝方は雲が多く出ていて「今日は雨が降るかな」と期待させるのだが、だいたい11時くらいになるとカ~ッと晴れて気温がどんどん上がり、バイクで外に出たりすると汗がドッと出てくる感じだ。
昨日の水曜日も、やはり午前中は曇っていたものの午後からは晴れて暑くなり、「これは今日も雨は期待できないな」という天気になった。
しかひこういう時は、少し前までは雨が続いていてなかなか行くことができなかったタラート・ナット(ตลาดนัด=定期市)に出かけることができる、という楽しみもあったりする。
なので、昨日はカミさんと一緒に17時過ぎに自宅から割と近くのミニショッピングモールの駐車場を閉鎖して毎週水曜日に開催されるタラート・ナット(定期市)に出かけることにした。
久しぶりに天気がいいからか、いつもより人が多い感じだ。
タラート・ナット(定期市)ではご飯のおかずも売られてはいるが、その場で買い食いしたりする人も多いので、どちらかというとスナックのようなその場でブラブラ歩きながら食べれるようなものを売る店の比率が高い。
自分たちもこの日の夕食はお米をやめて、つまみのようなものを買ってビールを飲むことにした。
店を見ているだけでももちろん楽しいが、どれもおいしそうに見えるのでついつい買い過ぎてしまうのが問題だ。
フルーツを売る露店も多いので、つまみと一緒に購入だ。
普段の夕食はダイニングキッチンにあるテーブルに座って食べているのだが、この日はビールが主食(?)なので、皿につまみを盛ってビールとともにリビングルームのテーブルに持って来てソファに座ってノンビリといただくことにする。
この日の夜の食事はこんな感じ
普段はなるべく健康的な食事を心がけてはいるのだが、タラート・ナット(定期市)に出かけるとついついジャンクフードっぽいものに食指が動いてしまうのが問題だ(^^;
ルークチン・トート(つみれ揚げ)
ムーピン(豚肉串焼き)
タイではこのムーピンには普通甘いタレが塗ってあり、カーオヌン(もち米)と一緒に食べるのが定番の朝食なのだが、ビールのつまみにするのであれば甘いタレではなく塩焼きとかのほうがうれしいなあ。
串に刺さっているのではなく内臓とかとともに固まりを焼いて売っている店のものは甘くないのだが、ちょっと買っても結構いい値段になってしまいこちらの物価からするとかなり高く感じてしまう。
プラーカイ・トート(ししゃもフライ)
ししゃものことをタイ語ではプラーカイというのだが、これは「プラー(ปลา=魚)・カイ(ไข่=卵)」という意味だ。
たしかに、子持ちししゃもを食べたらそういうネーミングをしたくなる気持ちも理解できる。
ししゃも、と書いたがもちろん日本のものではなく、ノルウェーあたりで捕れたカラフトししゃもだろう。
近年、タイのスーパーなどではこのカラフトししゃもがかなり出回るようになっており、中には日本のししゃもと同じようにただ焼いただけで売っていたりする。
主な販売ターゲットはタイ人だと思うのだが、焼いたししゃもとかそのままご飯と一緒に食べるのだろうか?
プーチャー(蟹の甲羅蒸し)
10cmほどの小さなワタリガニと思われる蟹の甲羅に蟹肉などを詰めて蒸したものだが、本来であれば蟹肉のほかに豚肉やさまざまなハーブ類を入れたちょっと手の込んだ料理だ。
しかし定期市のようなところで売っているものは値段優先なので、中身に蟹肉はおろか豚肉やハーブ類もほとんど入っておらず、練り物が大部分なことが多い。
生野菜
これはタラート・ナット(定期市)で買ったのではなく、ロイヤル・プロジェクト・ショップ(プミポン前国王が中心となって王室が設立した、タイ北部の山岳少数民族の貧困解消ならびにケシ栽培の撲滅を目的とした財団(ロイヤル・プロジェクト)によって管理・生産された農産物をはじめとするさまざまな産品を販売するショップ。チェンマイ市内に複数あるほか産品はスーパーなどでも販売されている)で購入した安全野菜だ。
自分は、家で食べる野菜は基本的にこの店かリムピンスーパーで販売されている安全性が担保されたものを買うようにしている。
ビールはCheers
日本のタイ料理レストランでもたいてい置いているシンハーやチャーンほどメジャーではないが、ハイネケンをタイで醸造している会社が造っている。
そのせいか、チャーンに比べると飲み口がさっぱりしていて軽く感じる。
人によっては「薄い」と思うかもしれないが……。
同じようにビールを飲みながらつまみを食べるにしても、ひとりでいる時はせいぜいつまみも2種類くらいでササッと飲み(食べ)終わってしまうのだが、やはりカミさんと2人でいると色々と話をしたりしながらでぜんぜん楽しい。
どこかへの旅にしても、海外生活にしても1人よりも2人のほうがはるかにいいと思うなあ。
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