知り合いのタイヤイ(シャン族)の家に行ったら、「タイ語-タイヤイ語の教科書」と書かれた本が置かれていた。
チェンマイに旅行ベースで通い始めた頃からなぜか自分はタイヤイ(シャン族)との関わりが多く、こちらに住むようになった今でもタイヤイ(シャン族)の友人・知人の数はもしかしたら普通のコンムアン(チェンマイ人)よりも多いのではないか、と思うくらいなのだが、タイヤイ(シャン)語にはまったくなじみがない。
ちょっと興味があったのでペラペラとめくっていたら「たくさんあるから1冊持って行っていいよ」というので、自宅に持ち帰った。
子供向けの教科書なのだろうか、表紙はこんな写真だ
キャッチコピー(?)には「生活の中にしっかり役立たせるための言葉の組み合わせ」というようなことが書かれている。
どうやら、タイヤイ(シャン族)語のテキストというよりはチェンマイに出て来たタイヤイ(シャン族)がタイ語を覚えるための実用的なテキストのようだ。
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タイヤイ(シャン)語の部分はミャンマー文字らしきものが書かれていて、まったく読めない。
知り合いの話ではミャンマー文字とまったく同じではない、とのことなのだが、同じなのか違っているのかすらわからない。
下の写真の単語帳らしきページの一番右にはカムムアン(คำเมือง=チェンマイ語)が書かれているのだが、タイヤイ(シャン族)にとっては一般タイ語よりも共通する部分が多いのだろうか?
とにもかくにもミャンマー文字が理解できなければ使いようがないし、一口にタイヤイ(シャン)語といっても、メーホンソーン(チェンマイの西隣の県)のタイヤイ(シャン)語と、メーサーイ(タイ最北部のミャンマー国境の街)のタイヤイ(シャン)語はぜんぜん違っていて両者が話をしてもまったく通じないらしいので、完全にお手上げである。
勢いあまって自宅にもらってきたのはいいが、結局ペラペラとめくっただけで本棚のお飾りになってしまったのだった。
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