チェンマイからのドライブを終えてピサヌロークに到着、ホテルの部屋で荷をほどいてホッと一息ついたが、まだ夕食には少し時間がある。
なので、ピサヌロークが初めての義姉夫妻をつれて、街で一番有名な観光スポットである寺院「ワット・プラシー・ラトナマハータート」に出かけた。
この寺院が街で一番有名、というか、タイ人で知らない人はいないと言ってもいいくらいなのには、もちろん理由がある。
「タイで一番美しい」と言われている仏像があるのだ。
いったいタイの国内にいくつの仏像があるのかは知らないが、その中で最も美しい、と人々から評価されている仏像とはいったいどんなものであろうか。
寺院の本堂
そして、これがタイで最も美しいと言われる「プラプッタ・チナラート」だ
寺院の説明書きによれば、この仏像は後期スコータイ様式で、周囲にある炎のような後背が独特のスタイルをしている。
実際にすべてを見ることはできないのだが、この後背は仏像の底部から始まり、両端で龍と蛇の頭になっている。
個人的には、後ろの黒ベースのシンプルな色使いの壁が、また仏像を一層引き立てていると思う。
自分が初めてこの寺院を訪れた35年前は、中に入ってお参り道具を捧げ写真を撮った記憶があるのだが、おそらくあまりに参拝客が多いのだろう、現在は本堂内は写真撮影禁止(なので外から撮ったため写真が少しブレている)、お供え物も本堂手前に設けられた場所だけで捧げられるようになっている。
それでは何かちょっとさびしいというか、ご利益も薄まってしまうような気もするのだが、やはり間近に見るプラプッタ・チナラートはほかの寺院の仏像とは醸し出す雰囲気のようなものが違う気がして、思わず手を合わさずにはいられないものがあった。
本堂の裏手には、クメール様式のチェディ(仏塔)が建っている
このタイプのチェディ(仏塔)は、アユタヤーやロッブリーでも見られるね。
本堂の裏手には、仏像が並べられた回廊が作られている
チェディ(仏塔)の前には昔の本堂であろうか、遺構が残っていた
この寺院の建立は、14世紀中ごろらしいのだが、当時はここに本堂があったのだろうか。
後年に再建されたのだろう、仏像だけが立派に残っていた
日中は、観光バスで乗りつけて参拝するタイ人観光客で寺院の内部や周囲は騒然としているので、もしピサヌロークに泊まるのであれば、早朝か夕方に行くほうがいいと思う。
ただし、本堂の内部にぎっしりと人々が座って読経をしている時間帯があるので、そのタイミングにあたってしまうと、仏像に近づくことができないが……
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