今回の急な一時帰国では、バンコク-東京間を全日空(ANA)で飛んだ。
便を予約してから搭乗まで24時間もなかったため、とにかく乗れる便の席を確保しシートのアサインだけをして(ANAのサイトは予約途中の流れでシートが選択できる)E-チケットを発券した。
日本に戻ってきてから過去の記録を調べてみたら、タイ-日本間のフライトで全日空(ANA)を最後に利用したのは2012年5月なので、実に7年ぶりとなる。
その時はボーイング767-300型機で、2-1-2の中央の席を確保したもののフルフラットでもシェルシートでもなく機内食などのサービスも含め満足度が低かったと記してあった。
チェンマイからTGの国内線でバンコク・スワンナプーム空港に着いた後、国際線への乗り継ぎなどで例によって(?)さんざんターミナル内を歩かされたせいで、ラウンジに入ったのは搭乗時刻の40分ほど前。
ドリンクを1杯飲んだだけで、あわただしく搭乗ゲートへと向かった。
ゲートに着くと、ちょうどビジネスクラスのボーディングが始まったところだった
この日の東京成田行きNH808便はボーイング787-900型機
白と青を基調にしたキャビンは落ち着いた雰囲気。
シートは、近年主流となっている全席通路側のスタッガード(千鳥状)配列で、もちろんフルフラットシート。
写真を撮らなかったのだが、上掛けは薄手の羽毛布団にフルフラットにした座席の下に敷くベッドパッド(エアクッション)までついていた。
こういうところは、さすが日本のキャリアという感じだなあ。
シートそのものは特段かわったところはない
唯一の問題は、シートまわりに物入れがまったくないこと。
オットマンの下に物を置くスペースはあるのだが、シートベルトを締めてしまうと手が届かないので、手元に置いておきたい本やウォークマン、デジカメなどをサクッと入れておく場所がないのは結構辛い。
その点、マレーシア航空のソロシートは収納スペースがあちらこちらにあって、すごく使い勝手がよかったのだが……
全日空は昔からウエルカムドリンクがなく、水を渡されるだけ
NH808便は成田空港に朝の8時半に到着するので、メインの機内食は朝食となる。
離陸後、シートベルト着用のサインが消えるとCAが「おやすみ前に何かお飲み物はいかがですか?」とたずねてきたので、シャンパンをリクエスト。
ロンバルディ キュヴェ ブリュット アキシオームという銘柄
おつまみに鴨のスモークとフォカッチャサンドイッチをいただく
シャンパンを飲んだら急に眠気が襲ってきて、いつの間にか爆睡モードに。
気がついたら、もう機体は沖縄と鹿児島の中間付近まで来ていた。
ほどなく機内の照明が点灯され、朝食の準備が始まった。
和食をリクエストしていたので、まずは日本茶から
朝食はワンプレートでの提供だ
前菜は浅蜊煮、海老煮、穴子八幡巻き、とうもろこし真丈
主菜はサーモン酒粕焼き
ご飯は紙でラップされている
味噌汁と香の物
フルーツ
最後にコーヒーをいただく
前回の一時帰国ではクアラルプールから成田までJALに搭乗し、同じように和朝食をいただいたのだが、ひとつひとつの料理の出来ばえはANAのほうが上だと感じた。
ただ、ウエルカムドリンクがわりにペットボトルの水をポンと渡されるのにはどうしても慣れないなあ。
せめて、プラスチックのコップに入れた飲み物を数種類用意してトレイに乗せて持って来て客に選ばせる、くらいのことはしてもいいと思うのだが。
一番最初のサービスがペットボトルの水だと、その後のサービスがいくらよくても全体の印象を下げてしまうのではないだろうか。
やっぱり、第一印象って重要だよね。
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