TG上級クラス搭乗客のラウンジは現状ユナイテッド一択
成田空港でTG(タイ国際航空)のビジネスクラスを利用する乗客が利用するラウンジというと、かつては搭乗ゲートからたいてい一番近い第4サテライトにあるANAラウンジと相場は決まっていた。
しかしながら、こちらは2024年8月現在閉鎖されている。
ANAのサイトを見てもこのラウンジは完全に削除されており、今回自分が行って見た感じでも再オープンする気があるようにはまったく見えなかった。
そのためANAラウンジを利用したいなら第2サテライトに向かう必要があり、通常は第4サテライトから搭乗するTG(タイ国際航空)利用者にとってはかなりの距離を歩かされることになる。
なので、現状おすすめのラウンジは第3サテライトにあるユナイテッド航空のクラブラウンジ一択になるだろう。
館内はメチャクチャ広くて居心地がよい
ユナイテッド航空のクラブラウンジは第1ターミナルの第3サテライト、といっても限りなく中央ビルの近くで31番ゲートの手前右側にある。
大きなガラス扉の入口左手にはには「United Club」と書かれた看板が掲げられ、右手には利用可能なスターアライアンス加盟各社の名前が並べられている。
中に入るとすぐ左手にカウンターがあるので、搭乗券を見せてチェックインしよう。
ラウンジはメチャクチャ広い。
入ってすぐのところには簡易なテーブルとイスのセットが置かれているが、これはメインスペース混雑時の予備的な場所のように思う。
内部は一人がけの大きなソファの組み合わせが中心となっている。
メインスペースの窓際は全面ガラス張りで飛行機を眺めながらくつろげるのが最高だ。
自分が使った時(TG643便搭乗)はガラガラだったが、一番最初に埋まりそうな場所だ。
メイン以外の窓際は、パソコンを使って作業できるようなデスクスタイルの席が続いている場所が多い。
その内側はソファで基本1人ずつ独立して座るような感じで、小さなサイドテーブルを隣席と共有するスタイルとなっている。
一方、内部の席は同じソファだが前に小さな丸テーブルが用意されている。
それほどスペースがあるわけではないが、サイドと2か所使えるのはありがたいかも。
ソファのサイドテーブル下には電源コンセントとUSDポートがあるほか、場所によってはライトの底部にも用意されている。
飲食物はそこそこ充実しているが補充が遅い
これだけ広いので、飲食物のコーナーも入ってすぐの左側とラウンジ最奥にあたる突きあたり右手の2か所に用意されている。
もっとも、自分が滞在した午前中は後者は使われていなかったが。
席数に比べると規模が小さく、混みあったら人でごった返してしまうのではないだろうか。
午前中だったので、朝食向きの比較的軽めの料理が中心だ。
一番目立っていたのは、まったく軽めではない中央の島になった部分に置かれた自分で作るうどん。
洋食系はサラダ、卵料理、パスタなどバランスよく用意されていた。
和食は鮭の塩焼きや卵焼きになぜか日本の(キャリアの)ラウンジには必ずと言っていいほど用意されているカレーだ。
デザートは和菓子と洋菓子双方が用意されていたが、後者はほとんど残っていなかった。
写真を見るとわかると思うが、料理の残りがほとんどないものも多い。
このラウンジを利用するのはたぶん12~3年ぶりだと思うが、その当時もやはり料理の補充が遅くていくつものトレイが空になったままだった。
完全になくならないと補充しない、というオペレーションなのかもしれないがタイミングが悪いと食べたいものが欠品、なんてこともありそうだ。
アルコールは生ビールサーバーにワイン、蒸留酒、日本酒などひと通り揃えられている。
さすがに午前中だったので飲む気にはならなかったが。
第4サテライトから搭乗の場合は時間に余裕を
ユナイテッド航空のクラブラウンジは第3サテライトと中央ビルのつなぎ目あたりに位置している。
そのため、第4サテライトまでは結構な距離がある。
搭乗ゲートが40番台だった場合は、少し時間に余裕を持ってラウンジを出るようにしたほうがいいだろう。
今回はTG643便でバンコクに向かうのに合わせての利用だったので午前中の1時間ほどを過ごしただけだったがとにかくガラガラですごく静か、料理は補充が追いついていなかったがどうせ搭乗してしばらくすれば機内食になるので自分はほとんど口にせずあまり関係なし。
ラウンジが騒々しいのは大嫌いな自分にとっては非常に居心地がよかった。
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