サワディーチャオ(สวั๋สดีเจ้า)は、チェンマイ語の女性の挨拶(標準語はサワディーカ)です
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【チェンマイで暮らす】近所の料理好きのおばさんから、1日に2回食事をもらってしまった

チェンマイで近所のおばさんにごちそうになった夕食全景 食関連
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自宅のすぐ近くに、料理好きのおばさんがいる。

普段は旦那さんとよろず屋をやっていて結構忙しいので気が向いた時に作る程度だと思うのだが、味のほうはプロはだしで、じょうだんでよく「よろず屋がもうからなくなったらアーハーンタームサン(อาหารตามสั่ง=注文に応じて料理を作る安食堂)を始めるわ」と言っているくらいだ。

娘さんがいるのだがもういい歳で独立もしていて食べさせる相手も少ないのか、よく自分のところにもおすそ分けに来てくれる。

ある日の昼、カーオパットバイガパオムー(豚肉のバジル炒め乗せご飯)を持って来てくれた。

チェンマイで食べた豚肉のバジル炒め乗せご飯(ガパオライス)

日本では「ガパオライス」として、かなりメジャーなメニューになっている(と思う)。

上に乗せられている目玉焼きは形が崩れてしまっているが、味付けのほうはその辺の食堂よりもはるかにおいしく、特に調味料の加減が絶妙である。

街の食堂では、オイスターソースをドバッと入れて安易に味を整えようとするからか、この写真のようにパラッとした感じに仕上がらないことが多く、どちらかというとオイスターソースまみれで茶色くベチャッとしていることが多い。

量は普通の食堂の倍以上ありかなりキツかったのだが、おばさんがテーブルの隣に座って自分が食べるのをじっと見ているので、さすがに残すわけにもいかずがんばって食べ切った。

ちなみに、写真でガパオライスの上に写っているのは、スープがわりに持って来てくれたナムギヨウ(タイヤイ=シャン族の普通はノムセン(カノムチン=タイ素麺)にかけて食べるスープ)だ。

これはたぶん作ったのではなく、自分たちが食べた残り物だと思うが。

で、その食べっぷりがうれしかったからかどうかはわからないが、おばさんは「夕飯も作ってあげるから、用意しないようにね」と言い残して、ニコニコしながら帰って行ったのだった。

タイの食事は1回の量が少なく、麺類などは日本のラーメンの半分か1/3くらいなので、長く住んでいると胃が縮むのかいっぱい食べられなくなる。

この通常なら2皿分はあろうかという昼食を食べてしまったらお腹がふくれてしまい、ぜんぜん空腹にならない。

が、おばさんの申し出を断ることもできないので、胃薬(消化剤)を飲んだりして夕食に備えたのだった。

で、18時少し前に持って来てくれた夕食がタイトル下の写真。

トムヤム・プラームック(イカのトムヤムスープ)チェンマイで近所のおばさんにごちそうになったイカのトムヤムスープ

レストランなどではエビを使ってトムヤム・クンとするが、エビは値段が高いので一般家庭ではイカや豚足などほかの材料を使うことも多い。

イカを入れたので見た目の色は多少悪いが、辛さと酸っぱさのバランス、ハーブの入れ加減がこれまた抜群で、シンプルだが実にいい味を出している。

もう一品はプー・パット・ポンカリー(カニのカレー粉炒め)
チェンマイで近所のおばさんにごちそうになったカニのカレー粉炒め

ワタリガニを使っているからか多少水っぽいが、この汁をご飯にかけて食べるとたまらない。

炊きたてのご飯もついている
チェンマイで近所のおばさんにごちそうになったご飯

タイでもお米の品種や産地によっておいしかったりまずかったりする(市場で売られている値段も違う)のだが、これはチェンマイの南にある盆地内では米どころとして知られているサンパトーンで作ったカーオ・ホームマリ(ジャスミンライス)の新米だそうだ。

一番うれしいのは、炊きたてで熱々なのである。

タイ人は日本人のように炊き立てということにそれほどこだわらないのか、炊いてから時間がたって冷えたご飯でも普通に食べることが多い(保温機能がない炊飯器を使っている家が多いからかも)が、やはり暑いホクホクしたご飯はおいしい。

夕食もまた、完食である。

同じ人から1日に2度食事(しかも手料理)をごちそうになるのは珍しいが、ありがたいことだ。

「そのうち、今度はお菓子を作って持ってくるわね」と言って、おばさんは空になった皿と食器を持って昼と同じようにニコニコしながら帰って行ったのだった。

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