数年ぶりのチャイナエアライン(中華航空)
リタイヤ前で日本に住んでいた時、とりわけ羽田空港発のバンコク行き深夜便が就航する以前は、チェンマイとの往復にチャイナエアライン(中華航空)をしばしば利用していた。
当時は午前中仕事をして、16時半頃に成田を出る便に乗って台北経由でバンコクに深夜1時過ぎに着き、空港のロビーで4~5時間過ごした後で朝一番の便でチェンマイ入りするという今では考えられないようなハードスケジュールだった。
今回の一時帰国で中華航空を利用したのはもちろんそんなに時間がなかったわけではなく、単純に安かったからなのだが……
中華航空を使ってチェンマイから東京に戻るには同日中は不可能で、バンコクもしくは台北で必ず1泊しなくてはならない。
自分は日本に向かう前日チェンマイからバンコクに移動、市内のホテルに泊まっていつもお付き合いいただくお友達と会食、翌日の朝8時半発のCI838便でまずは台北に向かった。
以前とは便名が異なっていると思うが、いずれにせよこのフライトを利用するのは数年ぶりだ。
シートはかなり古いタイプの2-2-2
早朝の5時半ごろにホテルをチェックアウトして、Grabでつかまえた車でスワンナプーム空港へ。
この時間だとまだ道路も混んでおらずスムーズに到着し、チェックイン→出国手続きと済ませラウンジに入って一息ついてから搭乗ゲートへと向かった。
機材は、以前と同じエアバスA330-300型機だった
シート配列は2-2-2で一応シェルタイプではあるがフルフラットにならず、幅も決して広くはない二世代も三世代も前のタイプであるが、バンコクから台北までは3時間少しなので何とかがまんできる。
しかも、この日は乗客が10人ほどしかおらず隣が空席だったので、ソロシートとたいして変わらない快適さであった。
シートがしょぼい分(?)スリッパは立派
この便は台北乗換で日本の地方都市に向かう乗客が多く、時には半分以上が日本人ということもあったりするのだが、そのせいか搭乗便のCAはほぼ全員が流ちょうに日本語を操っていた。
席に座り、最近ではすっかり珍しくなったCAがこちらの名前を呼びながらの挨拶を受けて、「ウエルカムドリンクは?」と言うのでシャンパンをリクエストしたら、朝早い便だからか「まだ冷えていないんです」と断られてしまった。
しかたがないので、オレンジジュースをいただく
食事は以前より簡略化されたが量は十分
エコノミークラスも客が少なかったのかあっという間にボーディングが完了して機体のドアが閉まり、予定時刻より少し早めに離陸となった。
機内食は、以前はアペタイザーから始まってかなりボリューミーなものが出された記憶があるのだが、改善されたのかワンプレートでの提供であった。
この日の機内食全景
飲み物は、搭乗時に断られたシャンパンだ
タイ発の便らしいソムオー(ザボン)のサラダ
パンはガーリックトーストとハーブブレッドの2種類をいただく
メインは3種類の中から牛肉の蒸し煮赤ワインソースをチョイス
食後のフルーツ盛り合わせ
デザートはケーキとアイスクリームからのチョイスで後者を選択
コーヒーはおいしくもまずくもないといったところ
食事の後はシェードが降ろされ照明が消えてお休みタイムとなったが、台北到着までは1時間ちょっとしかなくゆっくり眠ることもできない。
自分は、新聞を読んで過ごした。
着陸前のリフレッシュメントはオレンジジュース
それほど強く吹く時期というわけでもなかったが、偏西風にお尻を押されたのか予定時刻より20分ほどの早着で台北の桃園国際空港に着陸したのだった。
この後は、乗り継ぎを経て東京・成田行きの便に再び搭乗だ。
コメント