急な一時帰国のため夜にチェンマイを発ちバンコクへ、スワンナプーム空港近くの乗り継ぎ用安ホテルで10時間ほど過ごし翌朝8時発の便でバンコクを出た。
今回利用したのはチャイナエアライン(中華航空)なので、台北乗り継ぎで日本へと向かう。
チャイナエアライン(中華航空)の夕方近くに桃園(台北)を出て成田に向かうフライトは2便あるのだが、今回は遅いほうだったのでラウンジで2時間ほど過ごした。
両便は時間にして2時間ほどの違いなのだが、早いほうのCI108便は18時半ごろに到着するので車で迎えに来てくれるカミさんが渋滞に巻き込まれてしまう。
今回搭乗するCI106便は成田到着が20時半で家に着くのはその分遅くなってしまうが、カミさん的にはストレスが少ないと思うので、自分がバンコクから戻る場合はたいていこちらを利用している。
台北のラウンジでゆっくりできるので、好物の擔仔麵(担仔麺)を食べられるし(CI108便だとラウンジに寄っている時間もないくらい乗り継ぎ時間が短いことが多い)。
搭乗時刻近くになったのでラウンジを出てゲートに向かうと、機材は特別塗装のエアバスA330-300型機だった。
たいていの航空会社では、特別塗装機は機齢の古いボロのハズレ機材であることが多く「こりゃ旧型のシートだろうなあ」とちょっとがっかりしながら乗りこんだのだが、バンコク→台北便と同じ新しいシートのタイプで少し安心した。
中華航空(チャイナエアライン)のA330-300型機のビジネスクラスのシートは2種類あるのだが、これはもう一つの別の機材より少しだけ余裕がある気がする。
もっとも、最近はほとんどがソロシートになっている他キャリアのタイから日本への直行便に比べると5世代くらい前という感じでかなりガッカリではあるのだが。
しかも、機内は満席。
同じ機材なのに、7~8人しか乗っていなかったバンコク→台北便とはぜんぜん違う雰囲気に正直とまどってしまった。
ウエルカムドリンクはやはりアルコールは提供されず(言えばもらえるのかもしれないが)アップルジュースをいただいた(写真はバンコク→台北便で出たもの)。
中華航空の日本便では、食事に和食を積んでいる。
この和食がおいしくて、個人的には日系のキャリアよりも上だと思うこともしばしばなので、今回もそれをオーダーした。
台北・桃園空港をほぼ定時に離陸したCI106便のキャビンアテンダントは、ベルト着用サインが消える前(高度10,000フィート超えた後)からバタバタとサービスの準備を始めた。
以前、猛烈な追い風に乗って飛行時間がわずか2時間10分ということがあったのだが、その時はデザートが出る前に着陸態勢に入ってしまい、CAが乗客一人一人に謝りに来たこともあったくらいなので、余裕がないのだろう。
食事の前に、まずは白ワインとおつまみをいただく
ニュージーランドの「Giesen」というマールボロ・ソービニヨンブランだった。
飲み口のよいクイクイいけてしまうタイプの危険なワインだったが、成田から自宅まで車を運転することになるかもしれないので、1杯でがまん。
バンコク→台北便も同じだが、食事はワンプレートでの提供となる。
この日の機内食はこんな感じ
朝からスワンナプーム空港のラウンジ、バンコク→台北のフライト、台北桃園空港のラウンジと飲み食いし続けなので、正直これでも食べ切れないくらいだ。
前菜取り合わせ
ローストチキン、炙り貝柱、野菜入り卵焼き、煮昆布、梅トマトというラインナップ。
小鉢は和風スモークサーモンの山芋和え
旬野菜の煮物
台の物
スズキの若草焼きに添え物はマコモ、シメジ、ほうれん草、かぼちゃ。
ご飯と香の物
このご飯、ちゃんと日本米の香りがしておいしい。
もちろん味噌汁もついてくる
ご飯に比べると、この味噌汁がいつもダメ。
器の下に味噌のペーストがドロッと残ったままなのだ。
おそらく機内に積み込む時に具材はすべて器に入れられており、お湯を注ぐだけでサーブするのだろうが、せめて一度サッとかき混ぜてから出すようにできないものだろうか。
飲む前に器を箸でかき混ぜてペーストを溶かす時、いつも何とも残念な気分になってしまう。
この日は無事にデザートを出す時間もあったようだ(笑)
季節の果物
ハーゲンダッツアイスクリーム
バニラかチョコレートが選べるが、バンコク→台北便でバニラを食べたのでチョコレートをチョイスした。
ちなみに、アイスクリーム以外のデザートで黒ゴマとホワイトチョコレートのムースが用意されていた。
そして、あまりおいしくはないコーヒー
TG(タイ国際航空)よりはずっとまともだが、それでも例えばキャセイパシフィックや日系のキャリアに比べると風味は落ちる。
日本茶もあるのだが、チェンマイに住んでいる時はもちろん日本にいても飲むことがまったくないので「日本茶が飲みたい」という気分にはならない。
搭乗便は、ほぼ定刻通りに成田空港に着陸した。
夜の20時半すぎのこの時間帯は到着便も少ないからか、イミグレを通過して荷物受け取り場に行くとすでに自分のスーツケースがターンテーブルを回っていた。
半袖シャツ1枚で酷暑期のタイから来ると、成田空港に着いた瞬間から寒く感じる。
迎えに来てくれていたカミさんと落ちあい、持って来てもらっていた長袖のジャケットを羽織ってから駐車場に止めてある車へと向かったのだった。
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