スワンナプーム空港では出国時に検温を実施
2月末の、急な家庭の事情での日本への一時帰国(そして今現在もチェンマイには戻れていない)。
この時は、TG(タイ国際航空)とNH(全日空)という組み合わせで航空券を取り、まずはチェンマイからバンコクまで国内線で移動した。
TGとNHはスターアライアンス同士でもあり、チェンマイの国際線ターミナルで全区間のチェックインを済ませ預け入れ荷物もスルーにすることができたのだが、乗り継ぎ時間が少し長かったのでそうはせず、チェンマイでは国内線のみの搭乗客となった。
ほぼ定刻にバンコクのスワンナプーム空港に到着、チェンマイで預け入れた荷物を受け取り上階の出発フロアへと移動すると、そこには自分が想像していたよりも大勢の人がいた。
チェンマイ空港同様中国(本土)人はほとんど見えなかったが、もっとガラガラだと思っていた自分はちょっとビックリ。
すでにオープンしていたNH(全日空)のカウンターでチェックイン手続きをしていると、こんな注意書きが貼られていた。
どうやら、タイでは出国時に体温測定が義務付けられているようだ。
この注意書きではエスカレーターを昇った先で検温を受けるように、と書かれていたが、自分はビジネスクラスに搭乗するので上階ではなくファストトラック(優先手荷物検査&出国手続き)を使う。
チェックインを担当した女性の職員に「自分はファストトラックに行っていいよね?」と聞いたら「はい、もちろんです」という答えが返って来たので、この注意書きのルートには進まずいつもと同じようにファストトラックへ。
ファストトラックは中に入る前に職員が搭乗券とパスポートチェックを行っているのだが、この日はもうひとりの職員がピストルのような形をした非接触型赤外線体温計を使ってやはり体温計測をしていた。
自分は36.0度で、職員が親指を立ててくれて無事通過。
っていうか36.0度って……その体温計、だいじょうぶか???(笑)
コンコースDにはミラクルラウンジが2つ並んでいる
この日の全日空便はコンコースDにあるゲートからの出発で、チェックイン時にもらったラウンジのインビテーションカードはミラクルラウンジのものだった。
出国手続きを済ませて制限エリアに入ったところがコンコースDになるので、ラウンジはすぐ近くだ。
普段はFとかGとかの離れたコンコースを利用することが多いので、歩く距離がぜんぜん違う。
ラウンジはすぐに見つかった。
受付の係員に搭乗券とインビテーションカードを見せて中に入ろうとすると「お客様が使えるのは右手にある別のミラクルラウンジになるので、そちらに行ってください」と言われてしまった。
後で調べて分かったのだが、コンコースDには「ミラクル・ファーストクラス・ラウンジ」と「ミラクル・ビジネスクラス・ラウンジ」が並んでおり、全日空のビジネスクラス利用者が使えるのは後者であった。
そちらに移動しようと歩いていたら通路からラウンジの中が見えたのだが、「ファーストクラス・ラウンジ」が非常に広くて人も少ないのに対して「ビジネスクラス・ラウンジ」はそれに比べるとかなり狭くまたすでに人が大勢いるようだった。
自分は、とにかく人のたくさんいるところが苦手なので「ビジネスクラス・ラウンジ」の前まで行って引き返し、「ファーストクラス・ラウンジ」でプライオリティパス【楽天プレミアムカード があれば無料で作れます!】会員カードを出して「こちらのラウンジはこれで入れますか?」と聞いてみた。
すると係員は「はい、だいじょうぶです」と言ってチェックイン手続きを始めた。
「さっき言われた向こうのラウンジに行ったら狭いし、人が多いので……」と言ったら係員は苦笑いを浮かべていた。
非常に広く複数のエリアに分かれたラウンジ内部
チェックインを済ませラウンジの中に入ると、先が見えないくらい通路がず~っと伸びていた。
このラウンジは初めてなので、まずは内部を全部歩いてみることにする。
ラウンジはいくつかのブロックに分かれていたが、どこもほとんど人はいなかった。
ゆったりとしたイスが置かれたエリア
ひとり客に便利なカウンター席
サブの飲食物コーナー前の席。人が多いと落ち着かないかも
カジュアルなイスが置かれたエリア
飲食物コーナーのあるエリアのイス席
新たに追加されたのだろうか、ちょっと殺風景なエリア
このラウンジは、プライオリティパス会員が使えます
世界の空港ラウンジが使えるプライオリティパスも無料で作れる
オーダーで食事を作ってくれる充実の飲食物コーナー
この「ミラクル・ファーストクラス・ラウンジ」の一番のアドバンテージは飲食物が充実していることかもしれない。
特に目立つのは、オーダーで食事を作ってくれるコーナーだ。
この日は、カーオナーペット(ローストダックのせご飯)、カーオマンガイ(タイ風海南鶏飯)、センミーナム(汁ありビーフン)が用意されていた。
ラウンジなのでそんなに手の込んだものがあるわけではないが、飛行機搭乗前にタイの食堂で出てくるようなものが食べられるというのは、特に日本から来たタイ好きの旅行者にはうれしいのではないだろうか。
ちなみに、この料理を作ってくれるキッチンは隣にあるビジネスクラス・ラウンジとを隔てる役目も果たしていて、反対側にもディスプレイがあったので、そちらに入っても同じものを食べることができるようだ。
暖かい料理のコーナーもメニューが多い。
サラダコーナーも野菜の種類が豊富。
サンドイッチやペイストリーも色々取り揃えている。
冷蔵庫の中には、フルーツやケーキなど。
ドリンクもホット、アイスともども各種置かれている。
アルコールの品ぞろえは標準的な感じ。
2018年アジア太平洋地域のラウンジ・オブ・ザ・イヤー選出
このスワンナプーム空港コンコースDにあるミラクル・ファーストクラス・ラウンジは、5万人以上のプライオリティパス会員のレーティングに基づいて決定された2018年度のアジア太平洋地域ラウンジ・オブ・ザ・イヤーに選出されている。
実際にラウンジを使ってみた感想としては、自分が利用したことのあるタイ以外を含む東南アジア各国ミラクルラウンジとは明らかに一線を画しており、内部の設備、飲食物を含め居心地が非常によかった。
とりわけスワンナプーム空港のラウンジということで言えば、TG(タイ国際航空)の各ラウンジと比較したら雲泥の差、立ち並ぶとすればキャセイパシフィック航空のラウンジくらいではないだろうか。
スワンナプーム空港はとてつもなく広いので搭乗する便のゲートがどのコンコースになるのかにもよるが、自分は多少の距離があってもこのラウンジを使いたい、というシチュエーションが今後出て来るような気がする。
今回はガラガラだったということもあるが、スワンナプーム空港内のプライオリティパス【楽天プレミアムカード があれば無料で作れます!】で使えるラウンジということで言えば、ダントツの満足度ナンバーワンだった。
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