先日、チェンマイをキャンプで訪れていたサッカーJ1名古屋グランパスエイトの練習を見に行った。
その時お話しさせていただいたキャンプのコーディネーターの方が、「来週はアルビレックス新潟が来ますよ。*日にはスパンブリーFCとの練習試合もあるのでぜひ見に来てください」と言ってくださった。
残念ながら練習試合の当日は所用があり行くことができなかったのだが、その前日の午後に練習を見に再びチェンマイの東にあるサンカムペーンの街を越えてさらに先に進んだ盆地の東端にある「アルパイン・ゴルフ・リゾート」に向かったのだった。
名古屋グランパスエイトエイトはチームのウェブサイトに練習スケジュールなどを掲載してくれていたのでそれに合わせて行けばよかったのだが、アルビレックス新潟のそれにはキャンプのスケジュールがない。
というか、日々の練習内容(振り返り)や写真といったキャンプ関連の情報そのものがほとんどなく、ツイッターの公式アカウントの投稿はなぜか自転車に乗ってトレーニングから帰る選手の姿の写真とかばかりである。
チェンマイまで行けないサポーターにしてみれば、どんな練習をしたのか、誰にどんな出来事があったのか(小さなことでもいいので)とか知りたいと思うのではないだろうか。
対サポーターを含めた広報活動という点では、名古屋のほうが上だと思うぞ。
で、何時に練習をやっているかわからなかったのだが、名古屋グランパスエイトの時のスケジュールから想像して、16時ごろに会場に向かったのだった。
アルパイン・ゴルフ・リゾートの入口のゲートで、「サッカーを見に来た」と伝えて入れもらおうと思い自動車の窓を開けたら、警備員が名古屋グランパスエイトの時にもいた男性で、こちらが言い出す前に「日本人のサッカーを見に来たんでしょ?」と笑顔で言われてしまった。
どうやら、ここまで日本チームのサッカーを見に来る物好きはいないのか、顔をおぼえられてしまっていたようだ(笑)
グラウンドに着くと、やはり見学者は我々だけである。
先々週はグランパスのロゴが置かれていた看板はちゃんと新潟のものに変わっていた。
翌日にスパンブリーFCとの試合を控えていたからなのか、この日の練習は試合形式のかなり実践的なもので、ピッチを半分ほどの大きさにして手前側にひとつ、向こう側にゴールを2つ置いていた。
このパターンの練習は、時々他のJリーグのチームもやっているのを見る。
ピッチが小さくなったせいで、見ている場所からは選手が遠くなってしまったのが残念だったが。
こちらに近いピッチの外では、2人の選手が別メニューの調整を行っていた。
そのうちのひとりは、コーチの陰になってしまっているが、先日の五輪予選で活躍した鈴木武蔵選手だった。
練習を終えると、クールダウンも特になく選手たちはテントに引き上げてきた。
テントで着替える選手たち。
名古屋グランパスエイトの練習を見に来た時には、これでバスや自転車、徒歩で宿舎に向かう選手たちを見送ったら終わりであったが、アルビレックス新潟にはどうしても一緒に写真を撮りたい選手がいた。
元浦和レッズの田中達也選手である
名古屋グランパスエイトの記事でも書いたが、自分は住んでいたのが埼玉だったこともあって、浦和レッズのサポーターとして赤いユニフォームを着て自転車で埼玉スタジアムにほぼ毎試合応援に行っていた。
田中達也選手はとても好きな選手で(っていうか、レッズサポで彼を嫌いだった人はおそらくいない)、浦和レッズを退団する時に行われたセレモニーも、埼玉スタジアムのスタンドから見ていたのだった。
浦和レッズ時代はこんなに間近に彼を見る機会はなかったので、バスに乗り込む前に彼に声をかけ、一緒に写真を撮ってもらったのだった。
今はチェンマイに住んでいるけどもともとはレッズサポで、レッズ退団セレモニーも埼スタで見ていたことを話すと、彼はちょっとびっくりしたように「本当ですか?」と言っていた。
怪我のないように一年がんばってくださいと声をかけて別れた。
選手がほとんど去って自分たちも帰ろうとしていたら、グラウンドをまだ走っている人がいる。
コーチ陣で、そのうちの真ん中の人には見覚えがあるぞ。
柏レイソルで活躍していた北嶋秀朗だ。
確かロアッソ熊本かどこかでコーチをしていると思ったのだが、後で調べてみたら今季新潟に移って来ていたのだった。
新潟の新監督は元柏レイソルの吉田達磨なので、そのつながりでオファーがあったのだろうか。
「北嶋さんですよね?がんばってください!」と声をかけたら、少しびっくりしたようだったが、「ありがとうございます!」と答えて、ほかのコーチとランニングを続けていった。
しかし、やっぱりサッカーはいいなあ……。
来年もチェンマイにJリーグのチームがキャンプを張るなら、ぜひ見に来たいものだ。
それに加えて、今年はタイのプロサッカーの試合も見てみようかな。
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