友人から電話があり、「息子の学校でイベントがあるので一緒に見に行こう」と言う。
タイ語でイベントの名前を言われたのだが聞いたことのない単語で、運動会(スポーツデー)とは違うことはわかったのだが、詳しい内容がわからないままに指定された学校までバイクで出かけた。
チェンマイ市内、お濠の北外側を走るマニーノパラト通りから少し入ったところに、学校がいくつか並んでいる一角がある。
そのうちのひとつが、友人の息子が通う学校であった。
中に入ると、エントランスには「歓迎」の幕がかけられていた。
友人に連れられて、まずは校舎のほうに向かう。
教室の前の通路や室内で、何やら展示が行われていた。
どうやら、研究発表のようなものが行われているようだ。
自分には子供がいないので正確なところはわからないが、日本の学校だったら生徒がいて説明とかをしてくれるのではないかと思うのだが、展示スペースには子供がまったく見あたらず、詳しい展示内容がわからない。
友人の話では、子供たちは全員運動場のほうにいてダンスなどの発表の準備をしているという。
どうやら、日本でいうところの学芸会のようなイベントのようだ。
運動場に行ってみるとまだ何もやっておらず、脇のほうで子供たちが体育座りで待機していた。
運動場にはセメントブロックが敷き詰められていて、てっきり土だと思っていた自分はちょっとびっくり。
ざっと学校内を見た感じでは、日本の学校との違いはプールがないことぐらいではないだろうか(プールでの授業がないためタイ人は泳げない人が多いらしい)。
運動場の脇には小さな舞台が作られ、何やら表彰や記念撮影が行われていた。
しばらくすると、運動場の真ん中でダンスや民族舞踊が始まった。
どうやら学年ごとに披露されるようなのだが、この学校は幼稚園から高校まで併設されておりかなりの生徒数がいるようだ。
年齢が上のほうの生徒たちは民族舞踊が多かった。
幼稚園児のダンス。これはかわいい(^^)
最上級生(と友人が言っていた)は、ヒップポップを披露。
その後も延々と発表は続く。
正直言って、自分の子供でも出ていれば楽しい(自分の子供以外は興味なし?)のだろうが……
なので、かなりいい加減に付き合い半分に見ていたのだが、途中でふと気がつくと何か変なのである。
すべての学年が、2回ずつ同じ出し物を演じているのだ。
それに気がついてよくよく見てみると、1回目は普通に踊りを披露するが2回目の踊りの時には親と思われる人が、自分の子供も前に行って写真を撮りまくっていた。
全体披露用と、親の記念撮影用ということだろうか???
東京の自宅は目の前が小学校なので、運動会などの時には親がずらりと(ビデオ)カメラを並べて撮影にいそしんでいる光景を毎年のように目にしていたのだが、さすがに2回同じ演目をやるのにはビックリした。
パフォーマンスが終わると、最後は集合記念撮影だ。
結局3~4時間見学した後、学校前の道路に当然のように出ている屋台でサラパオ(中華まん)を買い食いして友人と別れた。
また来たいかと言われたら、ちょっと微妙なイベントだったかなあ……(笑)
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