TG(タイ国際航空)の上級クラス搭乗者向けラウンジ
TG(タイ国際国空)の国内線は同社がLCC版としてスピンアウトする形で設立したWE(タイスマイル航空は)が2023年12月にその営業を終了するまですべての路線の運航にあたり、チェンマイ線を含め多くはTG(タイ国際航空)とのコードシェア便となっていた。
LCCと言ってもエアバスA320型機の3-3のシートの真ん中を使わない上級の「スマイルプラスクラス」とエコノミークラスの2クラス制を敷き、前者では食事が提供され預け入れ荷物も35kgまで無料、スターアライアンスのマイレージもつけることができるなど、元の親会社のTG(タイ国際航空)とほとんどそん色ないサービスが提供されていて、バンコクのスワンナプーム空港の国内線ターミナルにもラウンジも用意されていた。
名前は親会社のTG(タイ国際航空)のものをそのまま引き継ぎ「ロイヤルオーキッドラウンジ」だったのだが、国内線がTG(タイ国際航空)による運航に変わった後ももちろん名称はそのままとなっている。
なお、このラウンジは一時期プライオリティパスでも利用することができたが、同社のサイトを見ると一覧からなくなっているので現在は利用できないようだ(2024年1月現在チェンマイ空港のロイヤルオーキッドラウンジはまだ掲載されている)。
コンコースAを少し行った左側にある
国内線のチェックインを済ませ搭乗券とパスポートチェックを通過しエスカレーターを降りターミナル内をしばらく歩くと、コンコースAとBの分岐に突きあたる。
「ロイヤルオーキッドラウンジ」はそこを左に曲がってコンコースAを少し進んだ左側にある。
入口にはTG(タイ国際航空)のブランドロゴとラウンジの名称が大きく出ているので見逃すことはないだろう。
搭乗便がコンコースBのゲートからの出発だと少し歩かされるが、WE(タイスマイル航空)便はコンコースAからの出発のことが多いので、あまり歩かされることはないと思う。
ただし、搭乗ゲートに入る前に手荷物検査場があり時間帯によっては混みあっていることもあるので、少し時間に余裕を持ってラウンジを出たほうがいい。
自動ドアから中に入り、正面のレセプションで搭乗券を見せて中に入ろう(wi-fiのパスワードが書かれた紙片もカウンターの上に置かれている)。
いつも混みあっているが、左奥の席が穴場
レセプションの左手にラウンジのメインスペースが広がっている。
朝から晩まで、いつ行ってもこんな感じで混みあっている。
おそらく、世界各地からやってきて乗り継ぎ(プーケットが多い)でここに滞在する外国人が多いのだろう。
以前はこのメインスペースのトイレの脇をずっと進んで行った奥に「ガーデンゾーン」というもっと広くて居心地のよいスペースがあったのだが、なくなってしまった。
このメインスペースがに空席が見つからない時は、レセプションを背にして左奥の壁際を進んで行こう。
通路とその奥の突き当りにも席があり、見えにくい場所にあるので空いていることが多い。
充実している飲食物。時間帯によって食べ物も変わる
飲食物は国内線のラウンジとしてはかなり充実していると思う。
タイスマイル航空のスマイルプラスクラスを利用するのであれば、この後機内でも結構きちんとした食事が出るのであまりガツガツ飲み食いしなくてもいいだろう。
食べ物は時間帯やシーズンによってラインナップが微妙に変わり、朝方にはお粥があったりチェンマイ(タイ北部)名物のカオソーイが現れたりするので、何回利用しても結構楽しめる。
タイカレーや炒め物とご飯
チェンマイ(タイ北部)名物のカオソーイがあることも
朝はお粥(奥)が用意されている
点心類はTG系ラウンジの定番だ
サラダもしっかりあるのはうれしい
パイやパートコンコー(揚げパン)
ミニスイーツ。タイ伝統甘味があることも
ついつい食べてしまうアイスクリーム
コーヒーメーカー
冷たい飲み物の種類はそれほど多くない
ジュース類は以前に比べて種類がかなり減った
ゆったりくつろぐならブルーリボンラウンジがおすすめだが
スワンナプーム空港の国内線ターミナルには、自分が知る限りこの「ロイヤルシルクラウンジ」のほかにもコーラルエグゼクティブラウンジ、ミラクルラウンジ、バンコクエアウェイズのラウンジが2か所あり、自分のイチオシはバンコクエアウェイズの「ブルーリボンラウンジ」だ。
だが、こちらはプライオリティパス【楽天プレミアムカード があれば無料で作れます!】を持ち、かつバンコクエアウェイズに搭乗する人でないと利用できない。
今回紹介した「ロイヤルシルクラウンジ」もタイスマイル航空のスマイルプラスクラスに搭乗する人でないと利用できないが、それらの条件を別にすれば自分的にはナンバー2のラウンジだと思う。
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