まだ閉鎖中も多い中で営業しているトラベラウンジ
コロナ禍に突入した2020年2月以降自分は3回タイに渡航しているが、いずれも往路はジップエアを利用した。
LCCのジップエアでは、当然のことながら上級クラスのフルフラットに搭乗する場合でも無料で使えるラウンジが用意されているわけではない。
自分はプライオリティパス【楽天プレミアムカード があれば無料で作れます!】のメンバーなので、平時であればKAL(大韓航空)ビジネスクラスラウンジを利用するのだが、このコロナ禍の営業時間短縮でジップエアのバンコク行きの搭乗開始時刻前にクローズしてしまう(プライオリティパスのサイトを見ると、2022年12月現在午後6時までオープンと変更になっているので利用可能と思うが)。
オープンしているのはANAラウンジなのだが、こちらは現在プライオリティパスホルダーの利用に制限をかけているようで、カミさんがTG(タイ国際航空)便で帰チェンした際もレセプションで入場を拒否された。
なので、自分は「ナリタトラベラウンジ」という場所を利用している。
ジップエア予約時に追加料金で利用できる
「ナリタトラベラウンジ」は、ジップエアの航空券を予約する時にオプションとして利用料を支払うことで滞在が可能だ。
Eチケットを発券した後でも追加購入できる(新しいEチケットが再送される)ので、忘れてもだいじょうぶ。
利用料金は1,600円。
これにはソフトドリンクにプラスしてアルコールかデザートの中から1品が含まれている。
成田空港のサイトを見ると料金は1,220円となっているものの、ソフトドリンク代だけが含まれているようなので、アルコールまたはデザート代が380円ということになるだろうか。
現地で確認したところアルコール類は500円以上しているので、お酒を飲む人ならジップエアで購入したほうがおトクだろう。
成田空港のジップエアのカウンターでチェックインをする時、事前予約をしてあるとラウンジのチケットをボーディングパスと一緒に渡してくれる。
ジップエアの搭乗ゲートまで徒歩1分
「ナリタトラベラウンジ」は中央ビルの26番ゲートのすぐそばにあり、隣はKAL(大韓航空)ビジネスクラスラウンジだ。
ジップエアのチェックインカウンターは北ウイングにあり、出国審査場を過ぎたら左に向かい2~3分行った右手になる。
ジップエアは通常第2サテライトの22番ゲートとかからの搭乗になり、ラウンジを出ると徒歩1分くらいで着くのでボーディング時刻ギリギリまで滞在することができるのがいい。
入口はなかなかシックな造りになっているが、看板が少し見にくいので初めての人は見逃すかも。
広くはないが落ち着く。トイレがないのが難点
ラウンジの中に入るとすぐにカウンターがあり、そこでチェックインの時にもらったチケットを出すと、半券を返してくれる。
実はこのラウンジ、中にはトイレがない。
そのため用を足す際にはラウンジ外に出なければならないのだが、戻って来て再入場する時にこの半券が必要になる。
ラウンジ内部は、航空会社のそれと比べると少し手狭だ。
入ってすぐ右手には、デスクワークをする人向けのテーブルがある。
そして、その奥にはガラス張りの窓の向こうに駐機している機体や滑走路を眺めることのできるイス席があり、西日があたる時間帯(ジップエアの出発がまさにそのタイミングだ)はちょっと辛いが気持ちがいいと思う。
最前列に座れば、ガラス越しにゲートにつけている飛行機や離着陸の様子を眺めることができる。
入口のほぼ正面にある通路の右側、デスクワーク用スペースの左手には窓際に置かれたものよりも高級感のあるイスが置かれているが、席数が少ないので今後飛行機利用客が増えた場合は争奪戦になる気がする。
入口を背に一番左手は、独立したスペースが2つあって、中にはソファやイスが置かれている。
自分は、空いていればすぐ上の写真の左下のゆったり座れる一人がけのソファ席に陣取っている。
飲食物はそれほど充実しているわけではない
飲食物は充実していない。
プライオリティパス【楽天プレミアムカード があれば無料で作れます!】を使って入ることが多い日本国外のミラクル系ラウンジと比較してもかなりショボイ感じだ。
基本的に食べ物は有料となっていて、オーダーして受け取るスタイルでカウンターに並んでいないから、というのも理由だろうが。
食べ物を注文したり、ジップエアのチェックイン時に渡されたクーポンを使って無料で飲めるアルコール類などを受け取るのは、上の写真の右手のカウンターで行う。
自由に取ることのできるソフトドリンクは10種類くらい選べるコーヒーメーカー、炭酸飲料のサーバー、ガラスのポットに入ったジュースが2種類程度だ。
自由に取れる食べ物は、チョコレートにクラッカー、あられといったスナック類が3種類ほどだけで、これはかなりさびしい。
せめて、ちょっとつまめるサンドイッチやパイくらいは置いてほしいと思うのだが……
料金も手ごろで搭乗時刻まで滞在でき利用価値大
ジップエアでバンコクに向かう時にいつも利用している「ナリタトラベラウンジ」。
航空会社の上級クラス搭乗者に用意されたラウンジに比べれば狭く、イスなどもかなり詰め込んでいて大勢の人が入ったらどういう雰囲気になるのかと思うし、飲食物も貧弱なので優雅なひと時を過ごせるという感じではない。
ただ、今回のコロナ禍で自分のようにプライオリティパス【楽天プレミアムカード があれば無料で作れます!】を持っていてもKAL(大韓航空)ビジネスクラスラウンジが閉鎖中で使えないなどという場合には、ジップエアの航空券購入時に1,600円を追加するだけで利用できるというのは、非常にありがたい。
通常ジップエアが使っているゲートからも徒歩1分と搭乗時刻ギリギリまで滞在できるのも便利で、利用価値は非常に大きいと思う。
これまで2回利用したが、1,600円支払っても余りあるものを得られる、いう印象だ。
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