チェンマイで長期滞在生活するための手続きに必要となる書類、プロセスなどについては予告なく変更されますので、必ず当該官庁にて最新情報を確認してください。
一時帰国からチェンマイに戻りまずはイミグレへ
日本への一時帰国を終えて、チェンマイに戻って来た。
自分のようなタイに居住する外国人が当地に再入国した際にまず行わなければならない(ルールでは24時間以内とされている)のがイミグレーションオフィスへの「TM30」届出だ。
TMとはトーモー(ตม=สำนักงานตรวจคนเข้าเมือง=イミグレーション)の英語表記で、外国人がタイで生活するために必要な書類はほぼすべてTM+数字でナンバリングされている。
TM30の正式名称は「Notification Form For House-Master,Owner Or The Possessor Of The Residence Where Alien Has Stayed=外国人が滞在する住居の主人・オーナー・所有者のための届出書」で、その名の通り本来は外国人に住居を貸している家主が行なう手続きだ。
この届出は借主(外国人)がタイに入国するたびに必要で、以前は借主(外国人)自身がイミグレに出頭して行わなければならず怠るとビザ更新できない(SNSなので真偽不明だが昨年も「チェンマイのイミグレーションオフィスで再入国後のTM30届出をしていなかったためビザ延長を拒否された」という書き込みがあった)という面倒だが大切なものだ。
この借主(外国人)がタイに再入国した際の届出はたびたび廃止、住所変更がなければ不要などの情報がネット上に出ているようだが、自分自身は昨年(2023年)の引っ越しに伴ってTM30届出をし直した際のイミグレ係官の話やその後日本に一時帰国して再入国した際に実際に届出してみた経験でタイ再入国後のTM30届出はやはり必要(貸主が届出をしない場合)だという結論に達している。
フローはガネッシュ個人の見解です。正確性についていかなる保証をするものでもありません
自分の場合は日ごろから大家さんに大変お世話になっており、余分な手間を少しでもかけさせたくないという気持ちもあってフローの右側のやり方を選んでいる。
そのため、チェンマイ空港に着いたその足でお友達の家に行き預かってもらっている自動車を受け取ると、イミグレーションオフィスに直行した。
午前中だったが誰もおらずあっという間に終了
今回は朝9時にチェンマイに到着。
空港から自動車を預かっていただいているお友達の家に行き帰チェンの挨拶と不在中のお礼をして車を受け取り、自宅に戻ることなくイミグレーションオフィスに直行した。
着いたのは11時少し過ぎくらい。
チェンマイのイミグレーションオフィスには駐車スペースがほとんどないため、自分はいつも通りをはさんだ向かい側の有料駐車場に車を止めている。
数年前に押しボタン式の信号がついた横断歩道ができてからは、道を渡るのが楽になった。
イミグレーションオフィスの敷地に入ると、正面には建物がド~ンと見える。
だが、TM30に関する諸手続きを行うのはこちらのビルではない。
この建物の左手を進み、90日レポートのドライブスルー提出窓口を通り越した先の突きあたりにある小さな平屋の建物だ。
「午前中だし、もしかしたらすごく混んでるかな」と思いながらガラス扉を開けたのだが、何と中には誰もいなかった。
4~5人のスタッフがヒマそうにしていた。
TM30の手続きをする建物に入って正面には整理番号が書かれた紙をもらうためのデスクがあるので一応そこに行き「海外からタイに戻ったのですが」というと、すぐ左隣にいた女性スタッフが「こちらにどうぞ」というのでその前にあるイスに腰かけてパスポートを出す。
女性スタッフは何も言わずパスポートを受け取ると、パソコンに向かって何かを入力し始めた。
やることがないのでノンビリと待つ。
だがノンビリとしているほどの間もなく、ほんの1分ちょっとで「เรียบร้อยแล้ว(終わりました)」と言って紙片をはさんだパスポートを返してくれた。
ワイ(合掌)をしてから立ち上がり、歩きながらパスポートにはさんであった紙片を見ると、確かに新しいTM30の届出済証であった。
これは、後ほど自宅でパスポートにホチキス止めした。
当面自分はこのやり方でいくつもり
ほぼ半年ぶりのタイ再入国時のTM30届出だったが、これまでと同様に何の問題もなく完了した。
色々と噂めいた情報が飛び交うTM30だが、このように制度は廃止になっていないし、再入国時の届出も必ずやっておく必要がある。
というのも、この後しばらくして自分はパスポートの切替発給を受け出入国やビザのスタンプを新しいパスポートにトランスファー(移し替え)したのだが、その際イミグレーションオフィスで旧パスポートにホチキス止めされていたTM30の届出済証をチェックされ、顔写真のページなどとともにコピーを提出するよう言われたので。
先日パスポートの切替発給を受け旧から新にビザや出入国スタンプを移し替える際、チェンマイのイミグレではTM30のチェックが厳しかった。手続きには旧の全ページのコピーが必要なのだがTM30届出済証のも付けるよう言われたし。聞いた話ではチェンマイともう1地方は特にTM30にうるさいらしい pic.twitter.com/3EGfwpEeWG
— ガネッシュ@チェンマイ🇹🇭リタイヤ生活12年目 (@chettanaa) October 1, 2024
そういう意味では冒頭に記した「チェンマイのイミグレーションオフィスで再入国後のTM30届出をしていなかったためビザ延長を拒否された」というSNS上の書き込みには信ぴょう性があるとも感じる。
なので、自分のように借主(外国人)が行うのではなく家主が再入国後の手続きをする場合も届出済証かアプリ(ほとんどの大家が使っている)の届出済画面のスクリーンショットをもらっておくべきだ。
万が一怠った結果ビザが更新できないなんてことになったら目も当てられないし、罰金で済んだとしても気分はよくないだろう。
自分は「届出をしなかったために怒られる(最悪ビザ更新ができなくなるとか)ことはあっても、届出をしたからといって怒られることはないだろう」と考えているので、それこそイミグレーションオフィスからの正式な告知でもない限りは今のやり方を続けるつもりだ。
タイからでも注文可能!
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