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大きな食堂街も併設、チェンマイ市内で最もにぎわっているタラートのひとつ「タニン市場」(場内マップつき)

チェンマイ市内北部にあるタニン市場 タラート(市場)徹底解剖
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どんな市場?

チェンマイ市内北部にある、今やすっかり観光市場と化してしまったワローロット市場を除けば市内で最もにぎわっているタラート(市場)のひとつ。

大きな食堂街を併設しており、買い物だけでなく食事に来る人も多いほか、おかず屋や果物屋などの食料品だけでなく、衣料品店も充実している。

このあたりは長期滞在する日本人シニアも多いが、もしその下見でこのエリアを訪れる場合はぜひ見ておくべき場所でもある。

ちなみに、正式名称は「シーワッタナー市場」と言い大通りに出ている看板とかに書かれている名前もそちらだが、一般市民の間では「カード・タニン(กาดธานินทร์。カードはカムムアン(チェンマイ語)で市場のこと)」と呼ばれており、正式名称を言っても「どこ、それ?」というような顔をされることが多い。

ロケーション

チャーンプアック門から北に伸びる国道107号線(チャーンプアック通り)を1.2kmほど進んだ左手。

スーパーハイウェイと国道が交わるクワンシン交差点からだと南に約1キロ。

お堀の北西角(チェーンフアリン)からハサディセヴィー通りを北に約1km進み、T字路に突きあたるすぐ手前の交差点(右角に大きなぬいぐるみ屋がある)を右折しても行ける

内部は大きく3つのエリアに分かれている

タラート(市場)は、大きく3つのエリアに分けることができる。

ひとつは、東側に位置するおかず屋や生鮮食料品を扱う店が集まったメインの大きな建物、北西の一角を占める洋服屋や靴屋ばかりが固まっている建物、そしてその南側にある食堂だけが20~30軒ほどの建物だ。

ほかに、南側に盲腸のように出っ張った数件の家具屋が集まったブロックもある。

また、市場を取り囲むようにさまざまな商店がずらっと並んでいる。

チェンマイ市内北部にあるタニン市場の場内マップ

メインの生鮮食料品店が集まる棟は2階建てになっており、地図の通り2か所に階段があって2階には以前インターネットカフェやマッサージ屋があったりしたのだが、現在は利用されておらずガラーンとしている。

チェンマイ市内北部にあるタニン市場のメインの建物

1階には、何軒くらいの店が入っているのだろうか、数えたことがないのでわからないが、おそらく100軒以上はあるだろう。

チェンマイ市内北部にあるタニン市場のメインの建物の内部

たくさんの料理を並べたおかず屋、その場で揚げたケープムー(豚皮のカリカリ揚げ)を売る店、ナムプリックヌム(チェンマイ唐辛子味噌)だけを売る小さな店、ケーキ&ドーナツ屋などバラエティーに富んでおり、中をウロウロしているだけでも楽しくなる。

チェンマイ市内北部にあるタニン市場のおかず屋
チェンマイ市内北部にあるタニン市場の米屋
チェンマイ市内北部にあるタニン市場の魚屋
チェンマイ市内北部にあるタニン市場の八百屋
チェンマイ市内北部にあるタニン市場の果物屋
チェンマイ市内北部にあるタニン市場のタイスイート屋
チェンマイ市内北部にあるタニン市場のドリンク屋

肉類を扱う店はほかのタラートと同様、建物の内部にさらに作られた囲いの中に固まって入っている。

ところどころには北タイ特産のお菓子などを扱う店もあり、お土産物を調達することも可能だ。

洋服屋、靴屋が入っている建物は、20~30軒の店が南北に向いて並んでおり、ほとんどが女性向けの商品を扱っている。

Tシャツやサンダル、バッグなどがスーパーとかと比べてもかなり安い値段で売られているが品質もそれなりという感じで、正直なところあまり利用価値はないだろう。

チェンマイ市内北部にあるタニン市場の洋服屋街

その南側にある食堂街は、確か2002年ごろにリニューアルされており、ほかのエリアに比べるとまだ新しさが残っている。

チェンマイ市内北部にあるタニン市場の食堂街

通りに面して、洋服屋、靴屋が入っている棟とほぼ同数の20~30軒の店がキッチンを並べており、建物の内部(中央部分)にイスやテーブルが並べられている。

チェンマイ市内北部にあるタニン市場の食堂街の内部

どこのタラートでも食事ができるところは必ず併設されており、ワローロット市場の地下にも食堂が集合している一角があったりするが、ここまで完全に独立した棟を持ち、これだけの数の店が集まっているところはほかには見かけない。

そういった意味では、もしかしたらタニン市場の最大の特徴は、この食堂街かもしれない。

自分はすべての店で食べたことがあるわけではないが、過去に「ここはハズレ」というところに出会ったことはなく、全般的に味のレベルは高いと言えるのではないだろうか。

その中でも特におすすめとしては、東端に位置しているセンレク・ナムトク・ヌアトゥン(牛肉煮込み乗せ生血入りスープの米細麺)が絶品のクエッティオ屋「シンブリーロットデート」をあげることができる。

また、その隣にある24時間営業のカーオマンガイ(タイ風海南鶏飯)の店もなかなかうまい。

市場の南西角にある「チェンマイのマツキヨ」

以上紹介した3つの建物の周囲を取り囲むようにして、さらにさまざまな店が並んでいる。

多くはどこにでもあるような商品を並べた店だが、この中で特筆すべきは南西角にある「チェンマイ・ダイレクト」というドラッグストアだ。

チェンマイ市内北部にあるタニン市場のチェンマイダイレクト

ドラッグストアといっても、メインはメイクアップ用品などの化粧品やシャンプー、歯みがきなどのバス・トイレタリー用品、さらには洗剤などの家庭用品を扱う、日本でいえば薬を売っていないマツキヨのような店だ。

品揃えもビッグCなどの大型スーパーに引けを取らないだけでなく、値段的にもこちらのほうが安いものも多く、特に会員カードを作るとさらに割引価格になるということで、いつも大勢の客でにぎわっている。

自分も、スーパーマーケットに行く用事がない時でこの手の商品を買いたい時はたいていここで買っている。

旅行者にはあまり利用価値はないかもしれないが、長期滞在者は知っておいて損のない店だ。

長期滞在の日本人シニアステイヤーも多い

メインの建物と食堂街は1日中どこかの店が開いている24時間営業だが、やはり行くならほかの市場同様お客の多い朝夕が活気ある雰囲気が体感できていいと思う。

お土産物などを豊富に扱うワローロット市場以外にどこか1か所タラート(市場)に行きたい、というのであれば個人的にはここがイチオシだ。

この近辺には日本人のシニアステイヤーが多く住むコンドミニアムが複数あることから、彼らを含む外国人居住者はよく見かけるものの、ワローロット市場などと違いタイ人を含め観光客はほとんど見かけることがない。

が、その分より現地の人々の生活が垣間見えるタラートだということもできよう。

市内のホテルが多くあるいずれのエリアからも少し距離があり徒歩でアクセスするのは辛いが、時間が許せば食堂街での食事を兼ねてぜひ足を伸ばしてほしい。

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