自分はチェンマイで自動車とスクーターを運転しているが、2輪4輪を問わず車両を所有するには年に1度ポーローボー(พ.ร.บ.=自賠責保険)の保険料と諸税を支払い、登録を更新しなければならない。
今回日本から戻ってすぐにスクーターのその期限がやって来たので、手続きをすることにした。
タイでは、面白いことに運転免許証やこの車両登録の更新は期限が切れた後でやるのが普通だ。
モノによっては期限切れ前に更新すると有効期間が短くなってしまったりするので、注意が必要になる。
今回登録更新するスクーターでは有効期限切れ後の更新だと罰金として1日あたり1THBを支払わなければならないが、自分の周りではそれを気にする人はいないようだ。
必要なのは、スクーターの現物と「タビアンロット(ทะเบียนรถ)」と呼ばれる車両の登録証。

実際のところを言うと、自動車ともども新車登録後5年目までは車両の現物も不要で「タビアンロット(ทะเบียนรถ=登録証)」さえあれば更新できる。
自分のスクーターはそれ以上の年数が経過しており、事前に車検を受けないと登録更新ができないのでスクーターともども陸運局に向かうことになる。
ということで、陸運局に向かう前にまずは車検を受ける。
ノーンホーイの陸運局の周りにはそういった人々相手の車検場が何軒もあり、車検以外の書類作成などにも対応してくれる。
今日は、そのうちの1軒で

店の前には順番待ちの列ができていた

スタッフに「タビアンロット(ทะเบียนรถ=登録証)」を渡すと「ポーローボー(พ.ร.บ.=自賠責保険)の書類も作りますか?」と聞いてきたので「お願いします」と言うと、小さな紙に何かをメモしてはさみ「座って待っててください」とすぐ脇のスペースを指さした。
そこにはプラスチックのイスが無造作に置かれていた

ここで車検が終わるのを待つようになっている。
目の前両脇が検査スペースになっている


見ていると大したチェックはしておらず、正直言って意味があるのかしらと思ってしまう。
検査が終わると待ち合いスペースに自動の音声アナウンスが流れるとともに、目の前のLED掲示板に車のナンバーが表示される。
掲示板裏のブース内で代金を支払い書類を受け取る

原始的ではあるが、わかりやすく機能的にできている。
冷たい水やwifiももちろんすべて無料で用意されている。
この日は結構混んでいて、30分近く待っただろうか。
自分のスクーターの番号がアナウンスされたので、ブースに行って料金(200THBほど)を支払う。
かわりに渡されたのはこれ

預けていた「タビアンロット(ทะเบียนรถ=登録証)」と頼んでおいた「ポーローボー(พ.ร.บ.=自賠責保険)の書類、それに更新が終わると交付される登録証をスクーターに貼り付けるための透明シールだ。
透明シールは街なかでいくらでも買えるが、こういう車検場ではたいていサービスでくれることになっている。
書類などを確認したら、今度は陸運局に出頭だ。
陸運局は市内やや南部のノーンホーイにある

普段は何事もなく中に入れるのだが、この日は違っていた

長蛇の列だ。
仕方がないので列の最後尾に並んでしばらくすると、中から陸運局の役人さんが出て来て「システムダウンで業務が中断していましたが復旧したのでもうしばらくお待ちください」と大声で並んでいる人たちに説明していた。
運転免許証の更新の時にも感じるのだが、陸運局の人達はタイの役人らしからぬ(?)態度できびきびとした仕事ぶりが目につく。
部署によってはカウンターの下に「昼休みでもサービスは停止しません」と書いていたりするし。
徐々に列が前に進んで行き、建物の中に入ることができた。
が、列はまだ奥まで続いている

列に並んでから30分以上はたっただろうか、ようやく自分の順番が来てインフォメーションカウンターで「タビアンロット(ทะเบียนรถ=登録証)」と先ほど車検場で受け取った書類を渡す。
職員は中身をチェックしてから整理券と一緒に戻してくれた

整理券のナンバーの下には「あなたの前に18人待ってます」とごていねいに書かれている。
まあ、液晶画面で今カウンターで処理中の番号を見ればそれはわかるのだが。
やることもないので、自分がつい先ほどまで並んでいた列を眺めながら時間をつぶす

ここでも15分以上待っただろうか、液晶画面とアナウンスでようやく自分の整理券に書かれた番号が告げられた。
最後の手続きは対面で行う

言われた税金(100THBほど)を支払うと、パソコンでパチパチと何かを入力して紙をプリントし、プリンタから切り離すとこちらに渡した。
登録証明書と領収書のセットだ

左の登録証明書は、自宅に戻ってから車検場でもらった透明シールを使ってスクーターの車体に貼り付けた。

右側の領収書は使うことはないが、「ポーローボー(พ.ร.บ.=自賠責保険)の書類と一緒にスクーターのヘルメット収納スペースに入れている。
今回は車検場も陸運局もどちらも混雑していて、すべてが終わるのに2時間半近くがかかってしまった。
自分が陸運局を後にする頃には、受付の大渋滞もすっかり解消されていた。

例年と比べると時間はかかったものの、これで年に1度のスクーターの車両登録更新も無事に完了だ。
ドライブ途中で検問に引っかかっても、何の心配もないぞ。
タイで暮らすなら、日本は身軽にしておくほうがいいです


コメント