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【チェンマイで暮らす】コロナ禍で日本足止め中に失効したバイクの運転免許証を更新。必要書類や手順など

チェンマイの陸運局の運転免許証フロア概観 運転免許&車両登録
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チェンマイで長期滞在生活するための手続きに必要となる書類、プロセスなどについては予告なく変更されますので、必ず当該官庁にて最新情報を確認してください

コロナ禍で日本足止め中にバイクの運転免許証が失効

自分は日本ではバイクの運転免許を持っておらず、リタイヤメントビザを受領してチェンマイに移り住んだとほぼ同時に現地でゼロから取得した。

その後1度更新を済ませ次の更新は昨年(2020年)の誕生日だったのだが、2月に所用で日本に一時帰国したらコロナ禍でチェンマイに戻れなくなってしまい、免許も自動的に失効してしまった。

2021年2月ようやくチェンマイに戻ることはできたものの免許が失効してからすでに数か月が過ぎており、こういう場合はまた新規に取得し直さなければならないのか、通常と同じように、あるいは何かの手続きを踏めば更新できるのか、まったくわからなかった。

が、いずれにしても免許が失効した状態でバイクの運転を続けるわけにはいかないので、まずは陸運局に出向いて情報を収集することにした。

陸運局の見解は?

11か月ぶりにチェンマイに戻り、少し生活も落ち着いてきたタイミングで市内やや南部のメーヒアにある陸運局に行ってみた。

 

メインの建物2階にある陸運局の運転免許セクションフロアのインフォメーションカウンターに行き、運転免許証を出して「これを更新したいのですがどのような書類と手続きが必要ですか?」とたずねたら「パスポートを見せてください」と言われた。

幸いにも、この日はパスポートを使う別の要件があってたまたまバッグに入れていたのでそれをスタッフの女性に渡すと、ビザと入国スタンプのあるページを見て1枚の紙を自分に差し出し「これにしたがって、更新に来てください」と回答があった。

チェンマイの陸運局でもらった運転免許証更新の要領

そこには用意するものとして「失効後90日以内の運転免許証」と書かれていた。

さて、スタッフの女性は自分の免許証を確認したうえでこの紙をくれたのだが、この条件は今は関係がないのか、あるいは失効日をよく見なかったのか……どっちなのだろう?

でも、もしここで「自分の運転免許証は失効後90日を過ぎていますが」とか言ってやぶへびになったら元も子もないので、とりあえずこの紙にしたがって必要なものを用意して更新に来よう、そこでもし指摘されたらその時はその時だ、と腹をくくって陸運局を後にして更新のための準備に取りかかることにした。

準備が必要な書類など

陸運局でもらった紙に書かれていた用意すべきものには以下のようなものがあった。

パスポート

原本と顔写真、ノンイミグラントビザ、直近の入国スタンプのページのコピーが必要。

これはそのまま用意すればいいのだが、更新の時にはコピーのほうにサインを求められるので、あらかじめしておいたほうが楽だ。

居住証明

自国の大使館または領事館、イミグレーション・オフィスで発行されたもの。

自分はいつも、在チェンマイ日本国総領事館で「在留届出済証明」を発行してもらっている。

健康診断書

タイ語で健康診断書は「ใบรับรองแพทย์(バイラップローン・ペート)」言い、街のクリニックなどで発行してもらえる。

これはタイ人が運転免許を取得・更新する時にも必要なので病院でもすぐわかるし、中には「運転免許証用の健康診断書発行します」とクリニックの外や扉に書いているところもある。

自分は以前住んでいて何回か使ったことのあるタニン市場近くのクリニックで発行してもらったが、これまではドクターと雑談するだけで発行されたのが今回は血圧・脈拍数の測定と身長・体重、過去の病歴について簡単な質問を受けた

チェンマイ市内にあるクリニックの内部運転免許証を更新に必要な健康診断書を作成してもらったタイのチェンマイ市内にあるクリニックの内部

どうやら運転免許証の取得・更新に必要な健康診断書の書式が変わったようで、発行された書面にはそれらが記載されていた。

それに伴ってだろうか、費用は150THBと前回の80THBから倍近くに跳ね上がった。

診断書作成にはパスポートが必要だ(診断書に番号や氏名・生年月日を記載するため)。

現有の運転免許証

上記の通り、失効後90日以内のものと記載されていた。

費用

バイクの運転免許証更新の場合は255THB。

陸運局での更新の手順

陸運局からもらった紙には、反応検査と1時間のトレーニングコースを受けなければならないこと、月曜から金曜の10時または13時の30分前までに来るようにと書かれていたので、自分は多少時間的な余裕を見て1時間くらい前に陸運局に着くように自宅を出た。

ちなみに、陸運局のスタッフはほぼ全員英語をしゃべるのでタイ語ができなくてもまったく問題はない。

インフォメーションカウンターで受付

陸運局の建物は、現在新型コロナウイルス対策でエントランスでの手洗い(やってない人が多い)、記名、検温を済ませないと中には入れない。

中に入って左手にある階段を登って2階に行くと、目の前にインフォメーションカウンターがある。

チェンマイの陸運局のインフォメーションカウンター

ソーシャルディスタンスを保って並ぶよう床に目印が貼られているので、それにしたがって並ぼう。

カウンターブースは2つあり、少し列が長くても意外と進むスピードは速い。

自分の順番が来たらワイ(合掌)をして「免許を更新したい」と言って用意して来た書類一式を渡す。

上記の通り、自分は失効から90日以上経過しており「何か言われるかな」と内心少しびくびくしていたのだが、スタッフは何も言わず書類をチェックすると一番上に用紙を1枚つけて「ここにサインと電話番号を記入してください。あと、パスポートの顔写真、ノンイミグラントビザ、直近の入国スタンプのページのコピーの余白にサインをしてください。それが終わったら27番のカウンターに提出してください」と言われ受付はあっさり終了した。

どうやら、「失効後90日以内」という規則不問のようだ。

これが常態なのか、コロナ禍でチェンマイ(タイ)に戻れなかった自分のような外国人に対する特例なのかはわからないが、まあチェンマイにいるのであれば失効後なるべく早く更新したほうがいいだろう。

27番カウンターでの番号札受領と色盲検査

インフォメーションカウンターで言われた通り書類にサインなどをして27番カウンターに行き窓口にいるスタッフに提出する。

チェンマイの陸運局の27番カウンター

「名前を呼ぶのでしばらく待つように」と言われたので、前にあるイスに腰かけて待つ。

3~4分たっただろうか、名前を呼ばれたので再びカウンターに行くと番号札を渡され「**分になったらここに戻ってきてください」と言われた。

チェンマイの陸運局で免許更新時にもらう番号札

番号札は、過去の更新の時に渡された番号札と異なりすべてが英語で書かれていた。

この後わかったのだが、事前リサーチした時に渡された紙に書かれていた「トレーニングコース」は外国人だけを対象にしたものが別個に行われるので、こういう仕組みになっているのだ。

待ち時間は20分ほどだったので、そのままイスに座ってぼんやりと待っていたら指定された時間キッチリに再び名前が呼ばれた。

どうやら自分と一緒に免許の更新(一人は国際運転免許証からの切り換えだった)をする外国人は3人だけのようで、自分は3番だったので一番最後だ。

27番カウンターの脇から事務所の中に入ると、少し離れた場所に色盲検査の紙が貼ってあり、職員が差し棒で色を指定するので答えていく(英語でOK)。

それが終わると「3番の部屋に入ってください」と言われるので、斜め向かいにある小部屋へと向かった。

トレーニングコース(教習ビデオ視聴)

指定された部屋に行くと新型コロナウイルス対策のつい立てが置かれた机とイスが10客ほど並んでいた。

チェンマイの陸運局の免許更新時に教習ビデオを見る部屋

順番的に自分が最後に部屋に入ると職員がパソコンを立ち上げ「これから45分間の動画を見てもらいます。終わったら、先ほどのカウンターに戻って来てください」と言い、再生を始めた。

内容は、事故の起こりやすいシチュエーションや交通法規、標識の意味などをファランの男女の掛け合いとクイズ形式を取り交ぜて紹介するというもので、日本の警察署で運転免許を更新した時に見せられるものとよく似ている。

もしかしたら、日本のそれを参考にしたのではないだろうか。

更新手数料支払い

教習ビデオを見終わり先ほど色盲検査を行った27番窓口脇のカウンターに戻ると、預けておいた書類一式の上に整理番号がプリントアウトされた紙をつけて返してくれ「右隣の支払い窓口で番号が表示されたら更新手数料を支払ってください」と言われる。

支払窓口のほうに行くと、表示されている番号は自分がもらったのの5つくらい前だったのでいったん椅子に座って待つが、ものの2~3分もしないうちに自分の番となり更新手数料の255THBを支払った。

職員は領収書ととともに書類一式を戻してくれ、「書類を持って、写真撮影の場所に入ってください」と後ろを指さしながら言った。

ここは以前からまったく変わっておらず、写真撮影ととともに免許証を交付してくれる最終ポイントだ。

免許証の交付

写真撮影および免許証の交付は、先ほど色盲検査を行った場所を通り越した右手で行われる。

ブースが5つほど並んでおり、前にはイスが並べられ10人ほどが順番を待っていた。

待っていたのは5分ほどだろうか、自分の番号が呼び出されブースに入って中にいる女性職員にワイ(合掌)をして書類一式を渡す。

「ここに座ってください」と女性が言ったイスの前には、顔写真撮影用のカメラが設置されていた。

指示されるままにカメラの前に顔を向け写真撮影が終わると、職員は「こちらに移ってください」と横に置いてあるイスを指さした。

そちらに移ると、女性はパソコンを無言で操作ししばらくすると「เรียบร้อยแล้ว(終わりました)」と言って免許証を手渡してくれた。

チェンマイの陸運局で更新したバイクの運転免許証

以前は、ここで職員から免許証ケースを10THBで買うようセールスがあり、何となく断りずらいので購入していたが、今回はデスクの上に「10THB」と書かれた紙のついた箱が置かれその中に免許証ケースが入っていただけで売り込みをかけられるようなことはなかった。

免許証を受け取ったら、表面の氏名やパスポート番号、有効期限などと裏面の住所を確認し、問題がなければすべて終了だ。

所要は2時間ほど

今回のバイクの運転免許証の更新は、途中20分ほどの待ち時間を入れても2時間ほどだった。

前回自動車の運転免許証を更新した時は1時間半ほどだったので、45分のトレーニングコース(教習ビデオ視聴)が新たに増えた分を考えれば以前よりも短時間で済むようになったと言えるのではないだろうか。

手続きに来た外国人がたくさん来局して、45分のトレーニングコース(教習ビデオ視聴)の教室に1回に入りきらなかったりすればもっと時間がかかるのかもしれないが。

陸運局の職員の仕事は全体的に非常にテキパキしており、ヘンなフラストレーションを抱えるようなことは一度も経験したことがない。

そういう意味では、運転免許証の更新の際は事前に用意する書類を間違いなく揃えておく、ということが一番重要なのかもしれない。

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