どこに住むかのエリア選びから契約までのチェンマイ長期滞在のための住まい探しの具体的なアドバイスはこちらの記事にまとめてありますので、合わせてご覧ください。
新しい家を探すことになった経緯や新居の条件、自分がとった探しかたなどについてはこちらをご覧ください。
この時見たのはチェンマイ北部郊外、国道1001号線と第2環状道路(国道3029号線)が交わるルアムチョーク交差点からほど近い場所にあるムーバーン(分譲住宅街)の中にある一軒家だった。
ルアムチョーク交差点付近は、外国人にとって非常に暮らしやすいエリアだと思う。
交差点の北西角には高級スーパーマーケットのリムピンスーパーを核店舗としたショッピングモール(ミーチョークプラザ)、さらにその北にTOPSスーパーマーケットのある別のモールや庶民的なタラート(市場)があり、北東角には一般的なスーパーマーケットのロータスも建っているなど、買い物は特に便利だ。
郊外、といってもスーパーハイウェイまでは1.5kmほどであり、国道1001号線はプラーウという街と市内を結ぶ乗り合いソンテオが頻繁に通るので、自前の足を持たない人にとっても移動はそれほど苦にならない。
そのようなこともあるのだろう、このエリアに住む外国人は若い人を含め非常に多い。
デメリットとしては、国道1001号線はスーパーハイウェイとの交差点からルアムチョーク交差点を越した先の第3環状道路との交差点まで日常的に渋滞が発生している、ということだろうか。
物件は、ルアムチョーク交差点から第2環状道路を500mほど行き、ソイ(路地)に入ってからさらに200mほど入ったところであった。
ムーバーン(分譲住宅地)といっても入口にセキュリティーつきのゲートなどはなく、出入りは自由である。
家を見た第一印象は、「ひ、広い……」
軽く200坪はあるのではないだろうか。
築年数は聞かなかったが、建ててからそこそこ時間はたっていそうだ。
家の中に入ってすぐのところは、20畳くらいのリビングルーム。
大家さんが家で使わなくなった色々なものを置いているということで、ほしければ置いておくし、不要なものがあれば外に出すということであった。
寝室は8畳くらいのものが2部屋で、寝具もついたベッドが置かれていた。
家具を置くスペースにはパイプハンガーがあっただけだった。
これでは、乾季などは洋服がほこりだらけになってしまうだろうから家具は買わなければならない。
不思議なことに、この貸し家には洋服ダンスがまったくなかった。
また、これも理由がわからないのだが、すべての部屋に換気扇がついていた。
部屋に湿気がこもりそうな感じはまったくしなかったのだが、当然何か理由があるのだと思う。
聞くのを忘れてしまったが。
バスルームはかなりの広さがあった。
これなら、シャワーも気持ちよく浴びられそうだ。
ダイニングキッチンは家の一番奥に造られていた。
それほど広くはないが、料理を作ったり食事をしたりするには十分だと思う。
冷蔵庫、電子レンジなどはついているほか、おそらく前の借り主がおいていったのだろう、自転車も必要なら自由に使っていいということだった。
しかし、この家の最大の特徴は、何と言っても広~い庭である。
家屋から見るとこんな感じ。
庭をはさんで反対側の一番奥から建屋を見てみた。
家の横側も、簡単な家庭菜園が作れそうなくらいの広さが空いている。
これだけ広いのはメリットでもあるのだが、いかんせん手入れが大変そうだ。
頻繁に庭師を雇わなければならないかもしれない。
大家さんもその辺の懸念を払しょくするためか「庭師は私のほうで紹介してもいいですよ」と言っていた。
結局この家は借りなかったのだが、今にして思えば借りなくてよかったと思う。
たぶん、ここに住んだら庭のメンテナンスだけで相当の時間と費用がかかっただろうから。
もしこれからチェンマイに移り住んで自分たちのように一戸建ての賃貸住宅に住もうと思うなら、庭の広さには注意したほうがいいかも。
乾季と雨季では雑草の生え方とかもぜんぜん違うしね。
ロケーション的にかなりよく、チェンマイで夫婦2人ノンビリと暮らすのであれば非常にいい物件だとは思ったのだったが……
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